つんどくダイアリー

つんどくダイアリー

わりと好き勝手書いてるからネタバレてたらごめんね。旧「怒濤の詰ん読解消日記」。積まれてしまったマンガ、ラノベなどを読んで感想を書いています。結果として面白い本の紹介だったりまとめだったりになってる。/端末の表示によると、あと740冊/※本サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。ページ内のリンクがアフィリエイトリンクの場合があります。

ライトノベル

「のうりん」12巻感想 岐阜回だった。

あの11巻ラストからどうなるんだこれって思ってフタをあけてみたらばすがすがしいまでの岐阜回。 短編集ともいいます。 サッカーの話 注釈が本編。 または古今東西サッカークラブあるある。 本編23ページなのに比較して注釈14ページ。しかも字が小さい。分量…

新章突入! 国をあげての一輝くんの歓迎会! 「落第騎士の英雄譚」10巻感想

ダメだこのひとたちステラ好きすぎる…! ヴァーミリオン皇国、とは… とうとう家族とご対面 激闘に激闘を重ねた七星剣武祭も終わり。打ち上げを経てそれぞれが過ごす夏休みへ。 一輝とステラはそう、両親にご挨拶するためにヴァーミリオン皇国へ向かいます。 …

「血翼王亡命譚 -祈刀のアルナ-」感想 生きるために逃げる王女、それを護る舞官、そして迫る陰謀のハイ・ファンタジー

そしてその結末は…結末は… 王女と舞官と情報屋とファンタジー世界のおとぎ話 「王歌」という奇跡を歌う王女アルナリス、その護衛のために剣の腕を磨いてきた護舞官ユウファ、ある目的のものを求めて旅をする情報屋の少女イルナ。 中世風の世界である「赤燕の…

「SE-Xふぁいる シーズン2」感想 夏の願いと奇跡の物語、でした

前巻なかなかえらいところにボールを投げてきた感じあってどうなるかと思ったところありましたけど、願いと奇跡と宇宙人を軸にしたいい話でした。 座敷童とミステリーサークル 夏だ! 青春だ! 合宿だ! といういきおいで、白羽根鈴緒はじめ「超常現象☆探求…

「SE-Xふぁいる」感想 タイトルからして洋パロだと思った?

半分くらい合ってた。 残りの半分は、青春オカルトラブコメーんな感じです。 といいますか ちょっとこれ大丈夫なの電撃文庫大丈夫なの 超常現象的ERO平たくいえばEROを引き寄せてしまうというそれなんですけどなんていうかラッキースケベ通り越して劇中のキャラも…

「この大陸で、フィジカは悪い薬師だった」感想 底抜けのお人好しと凄腕モンスター獣医の旅のお話

凄腕の医師…そして高額な報酬…黒い… だがKAWAII。つまり正義だ。 モンスターのお医者さん エイル教会に所属し、人に害をなす「害獣」(いわゆるモンスター)を退治したり異端者を捕まえたりするのが仕事である「角守」の少年アッシュと、その害獣を治療して回…

「ソードアート・オンライン」17巻感想 ますます苛烈さを増していく最終負荷実験、その行方は

そして戦場に舞い散るリアルワールドのプレイヤー達。 血みどろの総力戦 もうこれなー、VRゲームだというのは前提になってるんだけどほんとにもうバーチャルじゃ済まない。 アンダーワールド寄りの視点で描かれているからというのはあるけど、ああそうか、ゲ…

「マグダラで眠れ」8巻感想 眠らない錬金術師と異端の少女の旅路の果て

うん、爆発しろ。 …というと本当に爆発するような代物を扱っているからアレ。うん。 解明される謎 「眠らない錬金術師」クースラとその一行は、各地で伝説を残している「白き者」たちの足跡を追って旧アッバスの町跡に。かつて町一つ吹き飛んだという伝説の…

7人の超人高校生神となる 「超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!」2巻感想

2巻目にして神。 ウサちゃん まず表紙をめくってみてほしい。 ウサちゃんである。 さらにカラーページを進めてみてほしい。 囚われのくのいちである。 神はいた。 宗教かとおもいきや民主主義を布教でござるの巻 封建主義のこの時代に帝国に対して派手に喧嘩…

ゴブリンが鬼であり魔物であるということを思い出させてくれる一冊であった。「ゴブリンスレイヤー」感想

表紙の美少女神官に気を取られて雑魚モンスターを叩いて回るようなゆるーいファンタジーだと思ってたら地獄のような一冊でしたよー? ゴブリンという魔物 古き良きRPGをはじめとしたファンタジー的世界観のゲーム、マンガ、アニメなんかではだいたい雑魚モン…

「ヒマワリ:unUtopialWorld」1巻感想 ひきこもり武闘派少女が巻き込まれていく型バトルストーリー!

大丈夫! スニーカーの最新作だよ! 舞台は「レイセン」の4年後 ハッピーニューイヤー大規模テロから4年。この時点でおもいっきり続いてるじゃねえかあぁぁぁって思ったりもしましたけど大丈夫、主人公はひきこもりの女の子。 だいたい「うわー過去にえらい…

「ミスマルカ興国物語」12巻感想 蛇と薄雪草の物語、ここに閉幕

っはーーっ! って感じで最後まで一気に読み切ってしまった感じの12巻。またしてもラストは怒濤の展開で広げた風呂敷を畳んで畳んで第二部ここに閉幕。 総力戦のラスト・バトル いやーどこまで言って良いかって感じではあるんですが。完全に人を超えてる力を…

「ミスマルカ興国しない物語 ~ミッション・シャルロッテ~」感想 マジカルプリンセスVS鉄仮面 仁義なき戦い

この最終巻までのタイミングでまさかの短編である。 火を噴くマジカルハッピー☆トリガー! …うん。 多くは語るまい… マヒロ… 隙あらば水着メイド (前略)思い余った私は担当Iに「だったらいっそ見開きでエーデルワイスとフランソワとライリスとカトリーヌとテ…

「ミスマルカ興国物語」11巻感想 激化する戦場、獅子奮迅の英雄、策略の一手

表紙のとおり、ある意味パリエル回ではあるんですがいいのかここまで血なまぐさくて。 全体的にシリアス回。そして二部ラストへ向けての布石でもある回。 激化する戦場 ヘリオト家の子息暗殺に端を発するヘリオト公VSヴェロニカ商工同盟の争いは連合VS帝国の…

「ミスマルカ興国物語X(エックス)」感想 鳥だ! ヒコーキだ! ゼンラーマンだ!

復活のZ。 とうとうこの巻に到達してしまった。 闇の帝都に降り立つ怪盗 度重なる戦争によって内部から疲弊し、格差が広がるグランマーセナル帝国。 そこに颯爽と登場した義賊、弱きを助け強きをくじくその正体とはーー みたいな勧善懲悪ものの筋書きである…

「ミスマルカ興国物語」10巻感想 ダークショット闇の法王様

ダークとつければいいというものではない。 闇のユリカ様 言ってしまえばユリカ様回。らぶりーナイトキャップ回。だからなぜ挿絵がないのだ。 戦闘ではルナスに、知略ではシャルロッテに出番を奪われがちなユリカ姉だけれども遺跡の中で存分に活躍できます。…

「ミスマルカ興国物語」9巻感想 おてんば姫の帝国に勝てる気がしなかった件

表紙はシャルロッテ姉様。表紙では見切れてますけど素足という最強さ。どうして靴を両方ともお脱ぎになっているかは本編参照である。 帝国はつよかった マヒロが帝国に移送され、グランマーセナル帝国皇帝ネオシスとの謁見を果たし、物語の中心は帝国中枢へ…

「ミスマルカ興国物語」8巻感想 その後、であり新たな物語の幕開けであり

表紙はでっかくルナス様。 今巻から第二部、帝国編の始まりであり、前巻ラストに続く冒頭の活躍などからルナス回といっても過言ではない。 国の行方 …というわけであのラストからの開始であり、流石に沈痛な開幕となっていますねこは。 終わりが終わりだった…

「ミスマルカ興国物語」6巻、7巻感想 かつてない怒濤の展開で第一部、完。

6巻はちょっと紋章関係ない連作短編的なそれ、7巻は何を言ってもネタバレになりそうな勢いでの第一部完。 話の焦点も、ジェス君のこれまでとこれから、みたいなところがあり。もしかしたらこれまでの話の主人公は勇者ジェスだったのかもしれない。 続々と登…

「ミスマルカ興国物語」5巻感想 おいでませ忍者の里へ

極東といえば忍者と世紀末覇者。忍者と言えばくのいち。くのいちといえばスライム責めなどということはなく挿絵すら無かった。どういうことだ。 妹もいるというのに… 極東大日本 のっけから謎の暗殺拳伝承者ハオウVSルナス皇女の殴り合いで始まる今巻。時は…

「ミスマルカ興国物語」4巻感想 その者、一切の衣を纏わず金色の野に降り立つべし

X巻の表紙便利すぎ。 おい。 はい。 そう3巻あとがきでの予告通りに奴が! 奴が帰ってきた! 実のところ今巻、民主主義と平等とは、資本主義VS共産革命、それぞれの理想と現実みたいなところが随所にあって面白く興味深く読んではいたんですがどこかお堅いと…

「ミスマルカ興国物語」3巻感想 かわいいメイド㌠のぶっとび武装キャラバンレースの巻

隙あらばメイドが出てくる。チーム名になる。それがジャスティス。 武装メイドと化したパリエルに最強メイドのエーデルワイスも参戦してますますメイド待ったなし! そういう話ではない。 はい。 聖魔杯を復活させるための紋章集めに諸国漫遊に赴くこととな…

「ミスマルカ興国物語」2巻感想 奴が! 奴が来るZ~~っっっ!

Go! フリィーーーダァーーーームッ!!! 違うそっちの巻じゃない。 そう、この巻から、ついに奴が来てしまうのです。 ゼンラー星からやってきた自由の騎士が! そういう話ではない。 …はい、そうですね。 もうあの登場から退場までの流れが完全にツボって…

「ミスマルカ興国物語」1巻感想 アホでスケベで勢いまかせの王子が口先とハッタリだけで国を救うぶっ飛んだファンタジー!

小気味よいテンポの会話と勢いだらけの展開で読んでる方も一気に最後まで勢いで読み切りふぅ~~という一息をつくような物語。 マヒロ王子は最高にイカしてるしイカれてる。 だいぶ古い作品(2007年)なのですが全部積んでたわけではなくて少し前に出たものを…

「RED ー終末のアウトサイダーー」感想 終末ダークファンタジーのボーイミーツガールストーリー!

人間をナイトメアと呼ばれる化け物に変異させる「胞子」が発生する世界で、それと戦う組織「GD」所属の少年イオトが、その変異解決の鍵になるかもしれない少女マイノラと出会い心を通わせていくボーイミーツガールストーリー。 ちょっと変身ヒーロー分も入っ…

「ギルドのチートな受付嬢」3巻感想 もうこれ完全に神の発想や

人間同士の争いには関わらず介入せず。争いもまた進歩の過程と見守る。介入したら間違いなくパワーバランス崩れる。必要な人間(皇子とか)に助言を与え導きを与える。 四大精霊が傅き竜神の子とともにある。鬼神の子(次代の鬼神)を教え導く。 これ完全に後世…

「ギルドのチートな受付嬢」2.5巻感想 チートすぎる冒険者、旅するイリアさん的前日譚!

巻数は2.5ですがイリアさんがリュネヴィル支部の受付嬢に落ち着く以前、世界を回っていた冒険者だった頃の前日譚。 でもこの短編の主人公は、ダークエルフのルーラちゃんと鬼族のガブリル、妖精のパーシャ。この三人とイリアさんとの出会いと別れが描かれて…

「ギルドのチートな受付嬢」2巻感想 平和な日常と暗躍する陰謀、どこに向かっているのか

うん。 イリアさん、今回もパーティ振り分けの采配で天災クラスの災厄を収めている気がするんだけどな。 街の方では雪祭りとかカレーパーティとか平和な日常ですね。囲碁やら将棋やら順調に日本文化が布教されておるなあ… 最後のほうは平和とも言えない感じ…

「ギルドのチートな受付嬢」1巻感想 チート転生美少女エルフの受付嬢隠居日記

ギルド連合リュネヴィル支部で受付嬢をしている美少女エルフのイリアさんの中身はチート転生した平凡男子。生まれた村も追い出されて5年ほど世界をさまよって(たぶんここでいろいろやらかしている)今はすっかり片田舎の受付嬢に落ち着いて隠遁生活を楽しんで…

「S20/戦後トウキョウ退魔録」感想 美丈夫と巨漢が怪異に挑むオカルト昭和偽史!

終戦後の東京を舞台にして、元退魔機関だった美青年と戦場帰りの大男が紙芝居屋を仮の姿にして不思議事件を解決するというレトロでオカルトな感じがたまらないシリーズ。 今月から新創刊されるレーベル「ノベルゼロ」創刊ラインナップの一冊です。 また本書…