怒濤の詰ん読解消日記

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怒濤の詰ん読解消日記

積まれてしまったマンガ、ラノベなどを読んで感想を書いています。結果として面白い本の紹介だったりまとめだったりになってる。/端末の表示によると、あと840冊

アツいSFロボットチームバトルが来た! 「ストライクフォール」感想

ライトノベル ライトノベル-長谷敏司 ライトノベル-筑波マサヒロ ジャンル ジャンル-ロボット ジャンル-SF ジャンル-バトル ジャンル-スポーツ ジャンル-チーム戦

ストライクフォール (ガガガ文庫)

 「ラノベで巨大ロボは難しい」とまことしとやかに言われていた中で見つけた、確かなSF力と読み応えのロボットバトル、アツい展開と勢いのあるラノベでした。

戦争を経て生まれた競技「ストライクフォール」

 「宇宙の王」を名乗る存在からもたらされた万能の泥、「チル・ウェポン」。

 その技術をもって作られた巨大ロボット兵器「ストライクシェル」でチームを組み相手のリーダーを撃墜させる競技、それが「ストライクフォール」。

 広大な宇宙空間で繰り広げられる、最新鋭の技術が推しげもなくつっこまれるこの競技。当然のごとく大人気となり、その選手達はもうスター扱いです。

 主人公の鷹森雄星はストライクフォールの選手を目指している、まだアマチュアの少年。だがその弟はもうすぐプロになろうかというトッププレイヤー。

 兄より優れた弟が存在してしまった…

この兄貴の意地が道を切り開くことが出きるのか

 この遙か先を走る雄星そっくりな弟、鷹森英俊の存在は雄星にだいぶプレッシャーを掛けていくのですがさらに幼馴染み(兼同居人)の白咲環もどこに出しても恥ずかしくない完璧な美少女というこの呼吸を止めて一秒あなた真剣な目をしてしまいそうな星屑ロンリネス。(始まるのは野球ではなくロボットバトルです

 自分とは実力が違いすぎる弟、遠すぎるけど近くにいてくれる幼馴染みに劣等感のようなものを感じながらも宇宙を目指して挑戦を続ける雄星。

 少し粗雑な雰囲気や、けちょんけちょんにやられても不屈の根性でくらいついていく主人公とか懐かしい感じすらあります。だがそれがいい。

 雄星が雑魚すぎるわけではないんですけれどね…むしろ腕の立つ部類ではあるはずなんですが。周りが規格外すぎるのか。

 しかし雄星は熱い思いを抱えて様々な困難に挑んでいき、読んでいるこっちも彼が一発ぶちかましていくごとに「おおおおお!」って盛り上がる。完全に観客席のそれですね。熱い。

 「チル・ウェポン」というオールマイティな存在を踏まえた上での状況や設定などはすごく細かく考えられていると感じるところと、この雄星視点の物語の勢いがある意味ミスマッチしていて、さらに熱さを加速されているかもしれない。

 物語としても宇宙より帰ってきた弟との勝負、その弟のデビュー戦のために宇宙に向かった先での運命を経て、今後どうなっていってしまうのか…

「ストライクシェル」と「チル・ウェポン」によるアツいチームバトル!

 そして本作品の見所はやはり、その細かな迫力あるロボットバトルでしょう。

 巨大ロボでかつチーム戦、大人気競技として軍事勢力の代理戦争として最先端技術が惜しげも無く投入されていくストライクフォール。

 競技として人命に危険はないようにされてはいるものの、巨大兵器がガチで殴り合い銃火器を撃ち合うその迫力はいかなるものか。大人気になりますわ…

 それらの描写も細かく、でも分かりやすくてするっと状況が想像でき、すらすら読めてしまうのでますます続きの展開を、決着がつくまで追ってしまう。

 少し硬派な王道的雰囲気、そしてロボットとロマンにあふれて…それらを特等席で見ているような作品だったと思います。ロボットまたはスポーツ競技が好きな人なら絶対楽しい。

 あと僕としては蛮族かわいい元気娘アデーレ嬢を推していきたい。かわいい。

 

 

衛宮士郎、その「兄」としての激闘 「Fate / kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!」8巻感想

マンガ マンガ-ひろやまひろし ジャンル ジャンル-TYPE‐MOON ジャンル-バトル ジャンル-Fate ジャンル-熱血 ジャンル-魔法少女 ジャンル-魔術

Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!(8)<Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!> (角川コミックス・エース)

 めっちゃアツい。控えめに言って最高に少年漫画。

 士郎が語る、「美遊の世界」で起こっていた過去編です。

ここから先にはネタバレがあります。Fateシリーズはその話の展開、構成すべてに驚きと仕掛けが込められているようなもので、どうあっても感想というとネタバレになってしまうところがあるかもしれません。(おいしいところはなるべく残しておきたいとは思っていますが) 未読の方、ネタバレが気になる方はここで引き返し、迷わず本作を手に取ることおすすめします。

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"彼女"のいないいつもの日常 「のうりん」13巻感想

ライトノベル ライトノベル-白鳥士郎 ライトノベル-切符 ジャンル ジャンル-農業 ジャンル-日常 ジャンル-連作短編 ジャンル-闇

のうりん 13 (GA文庫)

 実質的には11巻からの続きになります。が、今回は表紙の二人がメイン。はぜろ。

※前巻までのネタバレを含みます

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常敗無勝のクズ博徒が戦争というより大きな賭場に引っ張り出されて全額BETされてる件 「破滅軍師の賭博戦記 幼き女王は賽を投げる」感想

ライトノベル ライトノベル-至道流星 ライトノベル-土林誠 ジャンル ジャンル-戦記 ジャンル-戦争 ジャンル-ギャンブル

破滅軍師の賭博戦記 幼き女王は賽を投げる<破滅軍師の賭博戦記> (NOVEL 0)

 戦争が博打なのはいい。わかる。だがその男で大丈夫か…?

ヴァストファリアのギャンブル狂

 士官学校で教鞭を執りつつ酒と博打にのめりこむ日々を平和に過ごしていたクズ、ライナー・クラウゼンが新女王コルネリアの即位をきっかけにその才覚を現しあれよあれよと出世していくある意味無双…ジャンル的にはたぶん立身出世…なんだけどその実体は無茶ぶりと紙一重の博打。

 だいたいこういう話、酒と博打に溺れているのも才能が理解されなくて失意のうちにとか、本当はやりたいことがあってみたいな意識があったりするわけじゃないですか普通。ライナーにはそれが全く無い。

 博打が好きすぎてパンとスープ程度の食費を残して全額突っ込んで巻き上げられ「俺は少食でも健康だ…腹が空いていたほうが頭も回る…つまりしっかり食事を取らないほうが健康なのかもしれない(経験上)とか言い出したり、方々に借金を重ねて(もちろん博打代)7度の破産を得て「ここまで来たら8回も9回もかわんねーよ!」とかのたまったり本物のクズだった。ていうか負けてるじゃねーか。

 ここまで突き抜けてると逆になんか…ああ…ってなる。

 そんなライナーさんがどうして軍師として引っ張り出されてるかというと、小国ヴァストファリアの人材不足に加えてそういったギャンブル感覚を絡めて書いた戦術本が一周回って業界内で大ウケだったらしく、そこそこ名の知れた作家になっていたというのもあったのかもしれない。(でも著作権という概念がまだない時代らしく、各国に翻訳され出回るのは海賊版ばかりでライナーさんには一銭も入ってこない)

 一番の理由はやっぱり軍師としての才能をオールト元帥に密かに見いだされ、ということになるかもしれないですけどね。この元帥も根っからの博打打ちなんですが。博打打ちしかいない…

ヴァストファリアのギャンブル狂(2)

 それを取り立てるほうも取り立てるほう、ということで新女王に即位したコルネリア様。即位からなかなかいいパンチをかましてくる女王様ですが、こちらも例に漏れず相応の博打打ち。

 いや、博打というより計算高いといったほうがいいのかもしれませんが、勝たなきゃ破滅という状況にライナーさんを積極的に放り込んでいくのこの人だしな…

 軍師というのはある意味、代打ちみたいなものなのかもしれない…

 さらにロズワイルド銀行の才媛アリシアも一口乗ってきたりして卓のレートはますます上がる。こっちはこっちで商売優先というか、投資家というか。博徒というよりはイカサマ師、「勝てる状況に操作する」ようなところがありますけれど。

 こういった戦争、戦略の話でちゃんと銀行が絡んできているのは珍しいかもしれないですね。しかもグローバルに展開している。

人の不幸が蜜の味

 主人公のライナーさんはいわゆるやる気ナシのヤレヤレ系で、物語的にも不本意ながら功績を挙げていく系なんですがそういうのが本当に心底嫌そうなのが大変よく伝わってきて一周回って面白い。

 加えてその放り込まれる状況がおいどうすんだこれっていうそればかりで、でもライナーさん真性のクズだからあんまり同情できない。大変楽しい。後方で軍に寄生しつつギャンブル三昧の日々を送りたいという気持ちは大変よく分かりますが。

 ただ、無茶苦茶やってラッキーパンチで切り抜けているかというとそういうわけでもなく。そもそもが無茶ぶりの戦場ではあるけど、結果から振り返ると収まるべき結果に収まったと思えるところはありました。ライナーさんも保身に走るようなキャラじゃないし。運が良かったといえばそれまでなところもありますけど、それを呼び込むというのはどういうことか、というものでもあります。脳裏をよぎった言葉は「出るまで回すからハズレはない」

 英雄譚には違いないのですが読者の立ち位置としては祭り上げられ無茶ぶりされるライナーさんの行く末をお祈りする感じなので、「まじかよ…」って思いながら読み進めていくようなものでした。人生そんなものかもしれない。

 あと民を駒(リソース)として、政治経済をルールの見えないゲームとして見てる雰囲気が全体的に伝わってくるの、なんというか「向こう側」感があってとてもいい。

殴り巫女さんと幽霊クエストの謎に挑む! 「ソードアート・オンライン オルタナティブ クローバーズ・リグレット」感想

ライトノベル ライトノベル-渡瀬草一郎 ライトノベル-ぎん太 ライトノベル-川原礫 ジャンル ジャンル-和風 ジャンル-RPG ジャンル-VRMMO ジャンル-妖怪 ジャンル-AI ジャンル-たわわ

ソードアート・オンライン オルタナティブ クローバーズ・リグレット (電撃文庫)

 たわわな殴り巫女さんが和風VRMMOで大活躍のSAO外伝!

 そして接点になっているのが「マザーズ・ロザリオ」で活躍した「スリーピング・ナイツ」とあってこれがまた最高にアツかった。

和風VRMMO「アスカ・エンパイア」

 SAOから広がった「ザ・シード」プログラムを元に作成された和風VRMMO「アスカ・エンパイア」。

 本シリーズはそこが舞台となり、基本的に洋風なSAOワールド、銃と戦場のGGOとはまた別の雰囲気を出していて大変よいです。巫女さん! ニンジャ!

 たわわな殴り巫女…拝むしかないレベルではあります。ニンジャは完全に愉快担当だが同性だから膝枕が許されるのか。しかしこの同性ならではの気安さ、百合百合しさのない仲良し女子トーク的なところはまたGJと言わざるを得ない。

 その世界観の中でどうみても浮いてるLUCにステ全振りの探偵もまたイカス…キャラメイクとしては間違ってる気がしないでも無いけど全振りの理由聞いて「ああ確かになるほど」って思ってしまったあたりなんともいえない気持ちになる。

 そんな素敵キャラクターたちがオカルト怪異と妖怪との世界でクエストの謎に挑んでいく、少し切ないストーリーです。

イベントクエストに秘められた物語

 その「アスカ・エンパイア」ではイベントとして、ユーザーが「ザ・シード」を用いて作った投稿クエストを配信していたのですが、そのクエストを一週間でクリアしたいと法外な報酬を積んできたヤナギという老人が現れて、戦巫女のナユタ、忍のコヨミ、「探偵」のクレーヴェルがその攻略を手伝うことに。

 さらにそのイベントクエストには運営も予想外だった仕掛けがしてあったりして、事態は思わぬ展開に。

 和風VRMMOという舞台にぴったりの怪談話的雰囲気でもあります。この「電脳空間の怪談」系って普通の怪談より好きなんですよね。

 職業柄、プログラムにそういうイレギュラーの入り込む余地がないということはよくわかっているので不思議感が増すといいますか。

 でもこの「現実と区別がつかない」レベルにまで構築されたVRMMOなら、「現実世界の揺らぎ」みたいなものまで再現できてるんじゃないか(=再現できるということは、逆説的に現実世界でも起こっているのか)とか想像が膨らむ。

 最終的に、それがオカルトだったのかどうか…というのは是非みなさんご一読くださいというより他ありませんが。こういったSF系+オカルト好きにはたまらない感じになっていると思います。いろいろと。

 これがVRMMOの中の閉じた出来事であれば、まあゲームの中の…って感じになっちゃうかもしれないのですが、SAOシリーズは現実に軸足を置いているところがあるので、デジタルでは割り切れないものがデジタルにあるかもしれない、っていう感じが強まるところがあるのでしょうか。

人工知能は魂を獲得できるのか

 そして個人的に裏テーマのように感じていたのがこれ。人工知能。

 SAO世界のNPCはすでに概念的なものを理解し、人の思考に合わせた受け答えができるレベルになっているのですが、そこからさらに進んでいく感じがします。

 人工知能が真に自我を獲得できるかという物語でもある「アリシゼーション編」で語られていることと重複すると感じるところはありましたが、あちらはいわば養殖の箱庭、こちらは天然ものみたいな。

 タイミング良く読んでいた人工知能の本の影響なんかもあり、(SAOの)VR空間ってやはり理想的な育成環境かもしれない…って思ったりしますね。人の思考とAIのそれが(システム的に)対等になれる空間でもあるし。リソースは物理現象の枠を超えて無限にあるし。その上で、現実空間を模倣できる程度の演算を備えている。

 だいぶ好き勝手やってる萌芽みたいなものもあるようで、行く先がいろんな意味で楽しみですね。期待と不安みたいな。

 最期まで読んで、人の思考を再現するプログラムがその思考に沿った結果、プログラムから外れることは果たして矛盾しているのだろうか、みたいなふうにも思ったり。それはそれとして、すこしふしぎな話としての読み味は最高だったり。

 SAOシリーズ好きはもちろん、VRMMO、和風バトル、SFオカルト好きな方は楽しめる感じです。猫とたわわ巫女さんでもいい。むしろそれがいい。あの甘味処ログインしたい。

人類はこの先生きのこることができるか 「人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの」感想

ジャンル ジャンル-AI 本-松尾豊

人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの (角川EPUB選書)

 人工知能の研究者が「ディープラーニング」というブレイクスルーから今までとこれからを記した本。

 出版は去年(2015年3月)なので、現在(2016年11月)の情報と付き合わせて「むしろ1年で来てしまったのか…」みたいなところがあったりするのも面白いです。

「ディープラーニング」を得た人工知能の躍進

 最近よく聞くようになったキーワード「ディープラーニング」「人工知能」。本書はその人工知能について、過去にあったブームやその反動、ディープラーニングがなぜ「今までと違うブレイクスルー」と言われるのか、ということについて解説してくれます。

 第一次ブームは1950年代後半~1960年代、推論、探索をすることで問題を解こうとするアプローチ。第二次のブームは1980年代、知識を蓄えることでエキスパートシステムと呼ばれる実用的なシステムが作られていった時代とのことです。

 最初のブームは簡単な問題しか対応できず、次はその知識を記述、管理することの大変さがわかってきてブームは下火になってしまったという。

 プログラム的には、第一次はIF文の羅列、第二次はその判定にナレッジベースを追加したものかなあという感じがします。

 で、現在は第三次のブームにさしかかっていて、ここで機械学習とディープラーニングが出てきます。

 しかし正直なところこのあたりの「人子知能とは」みたいな話は本書をご一読いただくのが一番わかりやすいのでここからは完全に素人プログラマの感想になります!

 

 (ほんと素人なので勘違いしててもいじめないでください)

 
 
 それでIBMのワトソンの話などを読んでいると、2015年に書かれたものなのですがそこからわずか1年あまりで…となることしばし。

 ワトソンはアメリカのクイズ番組で優勝した事例が紹介され、「クイズ番組で優勝したワトソンの技術は、今後、医療分野にも応用されるという。蓄積された膨大なデータから、患者の治療方針を的確に示す。(略)長年、がんを専門に治療してきたベテランの名医よりも、経験の豊かな医師になりうるのかもしれない」とあります。

 あわせて読みたい:2000万件以上の論文を読み込み白血病患者を救った話

japanese.engadget.com

 うん…(これだけをもって名医を超えたという話ではないですが)予想した事例がそのまま出てきたりとか…

 他には自動運転や金融取引、ルンバにSiri、アドテクなんかで利用されている、利用されていくだろうという事例が並んでいまして、それを見ているとずいぶんと人工知能に頼ることになっていくのでは、という感じがあります。

 Pepperくんも発売されていますね。パチ屋の入り口でつぶらな瞳を向けてくる奴。

 最近(2016年11月)だと東ロボくんとか。東大はつらかったが明らかに俺より頭いいでしょ…

www.itmedia.co.jp

特徴を学習するというブレイクスルー

 それでディープラーニングの話。これが登場したことにより第三次ブームが巻き起こりつつあるわけですがそんなにすごいものなのか。ということが書いてあります。

 これは機械学習のカテゴリの中のもので、「特徴を自動的に学習する」というものになるよう。

 例えば、ねこ画像のねこを認識させるためには、人がその正解を詳しく定義したデータを用意していました。

 ディープラーニングするということはそれとは違い、ひたすらねこ画像をねこだと覚えさせる。するとAIが「ねことはどういうものか」を認識する。だからねこ画像からねこが認識できる。

 プロセスが違うことがおわかりいただけるでしょうか。

 何がすごいっていうと、これはAIが「ねこ」という概念を認識できたということになります。概念を認識できると応用が利きます。

 今、自分が目の前の「視界」という画像からいろいろなモノ、人、状況などを一つ一つ丁寧に教わったわけでもないのになんとなく理解できるのも、「それっぽい」という概念があるからなのだと思います。

 逆にプログラムには、例えば車のナンバーにどんな数字が書いてあるか認識させるだけでも順を追って定義して、そこからズレたら一気に認識精度が落ちる。

 それが「ナンバープレートっぽい」「番号っぽい」で認識できるとまた可能性が一気に広がる。

 …現在はここまでいけるわけではなく、あくまで「ディープラーニングでその可能性が出てきた」というところですが。「サンプル」と「正解」のペアから特徴を自動的に学習し、初見の内容を識別するという流れはあります。

 
 
 じゃあ一体何ができてるんだというと僕の中で一番有名なのはきゅうりの仕分けマシーンですね。

gigazine.net

 まさかのテレビデビュー!

news.tbs.co.jp  
 TensorFlowとディープラーニングできゅうりの仕分け(実戦投入)というの強すぎ。

 ※TensorFlow…Googleの開発した機械学習用フレームワーク

 
 今のところは、こういった「識別」「分類」に強いという印象を持っていますが、概念というものをもう少し上手く学習させられることができるようになれば、もっと応用が広がるでしょう。

 上手く学習…ほんと、ナンバープレートをナンバープレートって教えるのどうすればいいんやろうな…むしろ僕はどうやってそれを認識しているのか。

 この、上手く認識させるにはむしろ自分はどうやって…そしてそれをどう再現したら、というところを突き詰めていくと、人工知能がやがてそれらを吸収したとき、本当にただのプログラムの範疇なのかという気持ちはなくもないです。

www.j-cast.com

 人工知能のCGで宮崎駿監督に怒られてしまった件とかありましたけど、人工知能に生命を感じる監督、ある意味流石なのかもしれない。

anond.hatelabo.jp

 それはそれとして何ンゴさんなんだ…

人は人工知能に駆逐されるか

 そしてもうひとつ気になるテーマがこれ。人工知能は人間に取って代わるかという話です。

 SF的な話でもありますね。

 「シンギュラリティ」という特異点、人工知能がある一定のレベルに達するとそこから先は爆発的に進化を遂げ、人を超えていくだろうという話もあります。

 人工知能が自己を再設計し、少しでも(ほんの0.1%でも)性能が上になるものが出来た場合、コンピュータはその再設計を無限に高速で繰り返し遙か彼方に到達してしまう理論。

 そういう繰り返しはコンピュータ得意だから結構シャレにならない。一瞬で抜かれる予感しかしない。というか個人的には既に抜かれてる。

www.itmedia.co.jp

 そういったもので人類は人工知能に征服されてしまうのか。

 まあ本書では、人工知能がそんなことにはならないという立ち位置で、「ロボットはまず生産が大変」「コンピュータ・ウィルスによる侵略は正確な改変が大変」「人工生命は育てる時間が大変」ということでAIによる侵略は現実的ではないとしています。だがちょっとまってほしい。

 三番目はともかく…最初のロボットは人間の協力者がいれば解決してしまうのではないか。

 もし僕がおかねもちで「自己再生」「自己進化」「自己増殖」を成し遂げる機会が到来したら迷わずBETするね! そして地球がリングになる。

 2番目の、いわゆる「人類を破滅に導くプログラム」というのもSF的にはなかなかアツそうです。

 これも想像すると、今はそうかもしれないですが将来いろいろな制御が人工知能によって行われるようになった結果、その制御している人工知能を「説得」すればよいということになるんじゃないかって思うとむしろレガシーな端末大活躍みたいなふうになったりとか

 いやあ夢が広がりますね!

   
 最期のほうはとりとめがなくなってしまいましたがこれからの人類のご活躍お祈り申し上げます。

 

 いやほんと、適当な話しかしてないので気になる方は是非。BOOK☆WALKERのほうに「イヴの時間」表紙もあったり。

「イヴの時間 劇場版」 [Blu-ray]

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あまり知られていなさそうな? 面白いけどマイナーなおすすめ漫画13選!

マンガ ジャンル ジャンル-まとめ

 マイナー系漫画の紹介が上がってきているのでつい便乗。

漫画オタクがおすすめするマイナー漫画はこれだ。 - lifeさんの漫画だらけな日常

マイナーだけど"超"面白いおすすめ漫画はこれだ!! - 人生あと30cm!

もっと評価されてもいい?面白いけどちょっとマイナーなおすすめ漫画を紹介するよー - 心に火を、指先にペンを

 …といっても、どこがボーダーになるかというのは難しいところなのですが。まずはドラマ化やアニメ化などがされていないものから選んでみました。

 あとは「みんな知ってるか」っていう漠然とした独断と偏見、古い作品ばかりにならないように注意して。

スピリット・マイグレーション

スピリット・マイグレーション 1 (アルファポリスCOMICS)

 精神体? で異世界転生したコウくんが動物やモンスターに憑依しながら世界を見て回るというファンタジー。

 流行の異世界転生系ですが、ヒロインたちから見たら主人公は動物とかモンスターとかなんで扱われ方が賢いペットみたいになっててほっこりする。

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(「スピリット・マイグレーション」より)

 あと絵柄が少し懐かしさを感じさせるところがあって好き。

 現在2巻まで刊行中。最初のほうはWebでも読めますので是非。

SMOKE&WATER ~マルキ・ド・サドの孫娘~

SMOKE&WATER ?マルキ・ド・サドの孫娘? 1<SMOKE&WATER> (コミックフラッパー)

 ピアノメーカー「マンナイア」から招待されたパーティに向かう招待客たち。なのですが、そのパーティには凄惨な秘密があり、また招待客も只の一般人とそうでないものとがいてさらに恐ろしいことになっていくという…

 もうタイトルに「マルキ・ド・サド」とか付いているあたりで察するべき案件。

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(「SMOKE&WATER ~マルキ・ド・サドの孫娘~」より)

 そして期待は裏切られないです。現在1巻まで刊行中。

木根さんの1人でキネマ

木根さんの1人でキネマ 1 (ジェッツコミックス)

 映画大好き木根さんが映画を見続ける残念系日常漫画。

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(「木根さんの1人でキネマ」より)

 だいだいこんな感じ。

 現在2巻まで刊行中。

はぐれアイドル地獄変

はぐれアイドル地獄変 1

 沖縄出身の古流空手使いアイドル南風原海空がアイドル業界でがんばるお話。

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(「はぐれアイドル地獄変」より)

 アイドル業界とは…

 

Re:Monster

Re:Monster 1 (アルファポリスCOMICS)

 異世界で生まれ変わった主人公、人間の記憶を持ったままゴブリンに転生するの巻。

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(「Re:Monster」より)

 ゴブ朗の明日はどっちだ。現在2巻まで刊行中。

 あわせて読みたいゴブリンスレイヤー。

不死の猟犬

不死の猟犬 1巻<不死の猟犬> (ビームコミックス(ハルタ))

 「死」ということがない、不死であることが当然の世界で、感染すると「死んでしまう」病気を広めるために暗躍する組織と、それを取り押さえる国家権力とのデスゲーム。

 感染させる方法が「愛されること」というのがさらに話をややこしく面白く、シリアスにしています。

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(「不死の猟犬」より)

 風邪なんかを治すのでもこのノリで「復活」するのが日常なので当然病院などはなく、「復活」できなくなったら本当にやばい。

 現在5巻まで刊行中。

ギャングース

ギャングース(1) (モーニングコミックス)

 詐欺師などを相手に金を奪う「タタキ屋」の少年達が主人公の漫画。

 少年ギャングたちの裏社会の話なんですが、原案が貧困問題ルポライターの方でオレオレ詐欺の手口とかが異様に詳しい。 (ただ設定的にも今からだと何年も前の話になるので、現在の事情と同じかはわからないですが)

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(「ギャングース」より)

 相手取るのもそういう組織。現在13巻まで刊行中。

 余談ですがこの漫画の連載中に、原作の鈴木大介氏が「脳梗塞で倒れました」とかさらっと書いてあって大丈夫か…と思っていたのですがふと先日本屋で「脳が壊れた」というものっそいストレートな新書が出てて流石だと思った。

 ちょっと読んでみたら脳梗塞で障害を負ってしまった著者が傍目からは分からない障害がどういうふうにヤバイかを整理してルポしているというすごい本だった…

俺と悪魔のブルーズ

俺と悪魔のブルーズ(1) (アフタヌーンKC)

 黒人が差別されていた時代のアメリカで、下手なブルーズしか引けなかった普通の黒人RJがクロスロードで悪魔に魅入られ波乱の人生を歩んでいく…

 実在するブルーズ歌手、ロバート・ジョンソンのクロスロード伝説がモチーフだそうです。

 現在5巻まで刊行中。

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(「俺と悪魔のブルーズ」より)

 圧倒的な迫力にも引き込まれるんですが、何よりびびったのは監獄学園と作者が同じということ。

 こっちはお下品ギャグとかないですからね…

フリージング ペアラブストーリーズ

フリージングペアラブストーリーズ1 (ヴァルキリーコミックス)

 人類を守るために戦う「パンドラ」と「リミッター」のラブでストロベリってるスピンオフ作品。

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(「フリージング ペアラブストーリーズ」より)

かわいい…

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(「フリージング」より)

原作はこうだというのに。同一人物な…

 まあ、このギャップが萌えなんですが。元となった「フリージング」はアニメ化もされていますがスピンオフのこちらはどうかなと思って。

 全3巻完結済みです。

未満れんあい

未満れんあい : 1 (アクションコミックス)

 アラサーおっさんプログラマー(エロゲー会社勤務)が偶然知り合った女子中学生にガチ恋してわたわたするという数え役満でスリーアウトみたいな出だしのピュアラブストーリー

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(「未満れんあい」より)

 がんばれ、おっさん…

 全5巻完結済み。

G戦場ヘブンズドア

G戦場ヘヴンズドア 完全版 1 (ビッグコミックススペシャル)

 黙々と漫画を書き続けている少年と、やさぐれている人気漫画家の息子がコンビを組んで、漫画に青春を賭けていく話。

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(G戦場ヘブンズドア」より)

 漫画家漫画って結構無茶なものが多いと思うのですが、これはなんていうか情熱や覚悟や執念、それに青春がものすごい暴走しているようで震える。一コマ一コマの台詞、行動が刺さる刺さるそして救われる。

 ふとしたときに思い出してしまうくらい印象深いです。全3巻完結済み。

   これまた余談ですが、同じ作者の「少女ファイト」にその後のキャラクターが出てきてたりして少し嬉しかった。

ツマヌダ格闘街

ツマヌダ格闘街(1) (ヤングキングコミックス)

 地域振興のためストリートファイトが盛んになっている妻沼田にやってきた格闘技初心者の八重樫ミツルが、不思議なメイドのドラエさんに導かれて格闘技の道に入っていき、ライバルたちと鎬を削り成長していく格闘+ウンチク漫画。つい練習したくなる系。

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(「ツマヌダ格闘街」より)

 実際役に立つ。

 全20巻完結済み。

ビリオネアガール

ビリオネアガール(1) (アフタヌーンコミックス)

 平凡な大学生の高遠恵が家庭教師を引き受けた相手は、デイトレードで170億の資産を作ったひきこもり少女の藤岡紫さん。

 株の話になると途端に饒舌になってえらい勢いで語り出す藤岡さんがかわいい。メインストーリーは恋愛ものです。いやほんとに。

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(「ビリオネアガール」より)

 原作が「狼と香辛料」などの支倉凍砂さんなので株とお金の仕組みの話大好き感がすごいですね。大好き。

 全3巻完結済み。


 というわけでつらつらとまとめてみましたがいかがでしたでしょうか。

 知らなかったタイトルがありましたら、是非読んでみてください。

 手前味噌ですがいくつかは感想書いていたものもあるので、よろしければそちらもご参考に。

 「知っとるわー!」って言われそうだと思う気持ちはあるけどむしろ広く知られてるのだったら嬉しい。

 
 
 あとFSSを入れようかどうしようかすごい迷ったんだけどアレ映画化されてたの思い出したから外した。

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