前巻なかなかえらいところにボールを投げてきた感じあってどうなるかと思ったところありましたけど、願いと奇跡と宇宙人を軸にしたいい話でした。
座敷童とミステリーサークル
夏だ! 青春だ! 合宿だ! といういきおいで、白羽根鈴緒はじめ「超常現象☆探求部」の面々は本郷麗奈の親戚が営んでいるという「座敷童の出る」旅館に向かったりするところから始まるストーリー。
あらたなる白羽根人格、ぬらりひょんのぬーちゃんも登場して…ぬーちゃん?
妖怪総大将さん何してんですか…
この座敷童もなかなか不思議でハートフルな感じですが、その後に黒龍芽衣ちゃんのお話であるミステリーサークルとかその他の話でもちょくちょくキーになってたり。
こっちのミステリーサークルも病院を舞台にしたハートフルな感じでなかなか奇跡的。
それにしても見た目ギャルっぽいけど根はウブなこの娘二階堂先輩の毒牙に掛からなくて本当に良かった。
芽衣も…芽衣はどちらかというと最初から気づいてたっぽいし前巻での内なる黒さが…うん。まあ。
時を駆けて過去の謎
さらに今巻は、鈴緒の過去にも少し踏み込んでいたりして。こっちもなかなかミステリーですね。
ここで少しシリーズ全体の裏にある謎じみたものがにじんできているところがあって。「お? お?」と思いながら読み進めていました。
だがしかしまあなんていうか折角最怖岐阜県代表みたいな方が登場してくださったというのに護田お前それどんだけだよっていうのが最後に残った感想でありなんていうか不憫。
退治の方法としては…仕方ないんだけれど…なんというか…うん。
夏の夜の夢
エクストラ夏祭り編。浴衣の青春ポイント高い。
完全にこれは箸休め的なところあったけど、これが後の話に繋がっているところでちょっと不思議な感じをにおわせていたりして面白いですね。
エクストラ的にあるプール編とかもうあれですよ、青春ポイント高い。
しかしこの護田の鈍感なのかなんなのか失言というか言質というかこの…この…
作者が乃木坂春香の秘密の作者であることを思い出させてくれる瞬間である。この不意打ち感がいい。いいぞもっとやれ。