つんどくダイアリー

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わりと好き勝手書いてるからネタバレてたらごめんね。旧「怒濤の詰ん読解消日記」。積まれてしまったマンガ、ラノベなどを読んで感想を書いています。結果として面白い本の紹介だったりまとめだったりになってる。/端末の表示によると、あと740冊/※本サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。ページ内のリンクがアフィリエイトリンクの場合があります。

ジャンル-社会

お嫁入りしたすずさんの、ありゃーな日常奮闘記 映画「この世界の片隅に」感想

C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会 すずさんのありゃーっぽさが光りつつもじんわりくる、前評判に違わぬいい映画でした。 すずさんと共に見る、広島・呉の記憶 第二次世界大戦中~末期の広島・呉を、一人の女性の視点からすごく丁寧に映…

「超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!」4巻感想

また今後の展開を左右するような重大なことがあっさり出てきてる感。 ついに樹立された民主国家 領土を拡大し民をまとめ上げ、なんとか「エルム共和国」の建国を果たした司たち。ゆくゆくは司たち、七人の超人高校生が現代日本に帰ってしまってもその国の維…

昭和19年、広島から呉にやってきた天…真爛漫お嫁さんの日常奮闘記! 「この世界の片隅に」感想

広島は呉にお嫁にやってきたすずさんの生活を中心にして愉快に綴っていく漫画。だいたい嫁入り日常系。 もうすぐ(11/12)劇場公開される映画「この世界の片隅に」の原作になる漫画。最近よく名前をみるようになったので、つい読み返してしまいまして。 呉にお…

もはや生き抜くとかそういうレベルではない 「超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!」3巻感想

政治と医療と軍事力を掌握されつつある異世界が生かされている側ではないのだろうか… それはそれとしてアロマ アロマである。 温泉回、水着回などはよくあるがアロマ回というのはあっただろうか。いやない。 (カラーページの桂音先生に向かって両手を合わせ…

「アルテ」5巻感想 お転婆お嬢様VSワガママお嬢様? 新天地ヴェネツィアで活躍する女流画家!

舞台をヴェネツィアに移してお嬢様(という出自のお転婆娘)画家アルテさん大活躍の5巻。いろいろと自由である。だがそれがいい。 水の都の新天地 時は16世紀初頭、フィレンツェから舞台を水の都・ヴェネツィアに移して始まる新章となる今巻。特徴的な水路の移…

「銭」全7巻感想 ひたすらお金の流れを追うと見えてくるドラマがある

世にも珍しい金勘定漫画。経済や儲け話をテーマにした作品は数あれど、いろんな業種のコスト計算をずっとしてるのはこれくらいじゃないか。 命の値段から始まって 主人公のチョキンは交通事故で生死の境をさまよっているときに、幽霊のジェニーと出会うんで…

「王様達のヴァイキング」10巻感想 乗っ取られた軍用ドローン、迫るリミット、対策チームに勝機はあるのか!?

前巻から引き続き、軍用ドローンの乗っ取りというものすごい事件に首をつっこんでいる是枝くんと坂井さん。事件の決着までのこの緊迫した流れがたまらないですね…! スポンサーリンク ドローンの乗っ取り!? ミサイルを搭載したまま何者かにコントロールを…

「王様達のヴァイキング」9巻まで感想 凄腕ハッカーとエンジェル投資家の現代電子戦物語

ハッカーというやつはキョドってるコミュ障のパソコンオタク。投資家というやつはスカしてるふうでどこか得体が知れない。そんなイメージそのままで最高に格好良い生き様に痺れながら事件をくぐり抜けていくスリルを味わうというほんと面白いクライムサスペ…

7人の超人高校生神となる 「超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!」2巻感想

2巻目にして神。 ウサちゃん まず表紙をめくってみてほしい。 ウサちゃんである。 さらにカラーページを進めてみてほしい。 囚われのくのいちである。 神はいた。 宗教かとおもいきや民主主義を布教でござるの巻 封建主義のこの時代に帝国に対して派手に喧嘩…

「Pumpkin Scissors」20巻感想 地獄のような状況が続く続く

本当に一体どこまで続くのか…そろそろ終わりが見えてきた感じでもあるけれど… 対戦車部隊「901ATT」 歩兵で戦車を撃破するという無理を押し通すために非人道的装備を突っ込まれ兵士に仕立て上げられたという超兵士部隊。その生き残りであるオーランド伍長が…

「コンシェルジュ インベリアル」3巻感想 介護するほうされるほうの日常的人情物語

介護業界を舞台に介護ヘルパー・最上優菜の仕事ぶりと施設で介護されているご老人の方々の日々の事件を描く人情物語第三巻。 ゲスト主人公のご老人方が毎回の主人公という感じでいろいろ闇もあるけど希望もあるようなところもありつつ、なんていうか変にロマ…

「ミスマルカ興国物語」4巻感想 その者、一切の衣を纏わず金色の野に降り立つべし

X巻の表紙便利すぎ。 おい。 はい。 そう3巻あとがきでの予告通りに奴が! 奴が帰ってきた! 実のところ今巻、民主主義と平等とは、資本主義VS共産革命、それぞれの理想と現実みたいなところが随所にあって面白く興味深く読んではいたんですがどこかお堅いと…

「ミスマルカ興国物語」3巻感想 かわいいメイド㌠のぶっとび武装キャラバンレースの巻

隙あらばメイドが出てくる。チーム名になる。それがジャスティス。 武装メイドと化したパリエルに最強メイドのエーデルワイスも参戦してますますメイド待ったなし! そういう話ではない。 はい。 聖魔杯を復活させるための紋章集めに諸国漫遊に赴くこととな…

「海賊とよばれた男」6巻感想 海外石油メジャーの包囲網にも屈しない、国岡商店と日本の据わった覚悟を見る

敗戦後の日本の石油業界を舞台に、石油販売会社である国岡商店店主・国岡鐵造の揺るぎない生き様と国岡商店の躍進の物語となる本作。 実在する石油会社の出光と、創業者の出光佐三がモデルになっているようです。 日本の未来に石油は必要なのだという信念を…

「アンゴルモア 元寇合戦記」5巻感想 安徳天皇との邂逅につかの間の休息

九州・対馬に攻め入ったモンゴル軍との合戦を描く本作、今巻では刀伊祓の里に逃げ込み一息というところ。 安徳天皇が壇ノ浦の戦いから落ち延びていて義経の刀の話をするところとかは、おお伝説だ…みたいな感じになるのですが安徳天皇っていうとあんとく様の…

「高機動無職ニーテンベルグ」2巻まで感想 君は、働かずに生き延びることができるか

(「高機動無職ニーテンベルグ」より) N.E.E.T = Next Evolution Exceed Type 特別な力を持った人間の事と言われている。 絶対に働きたくない熱い思いが伝わってくる心が震えるマンガである。 主人公の不動 遊(17歳無職)は無職罪で強制就労されるところを無職…

7人の超人異世界に現る 「超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!」1巻感想

異世界補正がほとんどない(せいぜい言葉が通じるくらい)の異世界転生だと思ったらそもそも存在が現代日本でもチート級だったでござるの巻。それが7人。 振るう太刀筋は一騎当千、近代兵器もなんのその! 世界最高の剣豪高校生、一条葵! 倫理観などクソくら…

「有害都市」 リアルにあったかもしれない未来予想図、或いは私が恐れていたこと

(「有害都市」上巻より) 表現規制が強化され、国の「有識者会議」で有害図書が決められるようになった近未来。というか2019年の日本が舞台。 漫画家の日比野幹雄は「人の屍肉を食べる衝動が抑えられない病気が蔓延した現代のパニックホラー」ものの漫画を描…