つんどくダイアリー

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わりと好き勝手書いてるからネタバレてたらごめんね。旧「怒濤の詰ん読解消日記」。積まれてしまったマンガ、ラノベなどを読んで感想を書いています。結果として面白い本の紹介だったりまとめだったりになってる。/端末の表示によると、あと740冊/※本サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。ページ内のリンクがアフィリエイトリンクの場合があります。

「ミスマルカ興国物語」9巻感想 おてんば姫の帝国に勝てる気がしなかった件

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ミスマルカ興国物語 IX (角川スニーカー文庫)

 表紙はシャルロッテ姉様。表紙では見切れてますけど素足という最強さ。どうして靴を両方ともお脱ぎになっているかは本編参照である。

 

帝国はつよかった

 マヒロが帝国に移送され、グランマーセナル帝国皇帝ネオシスとの謁見を果たし、物語の中心は帝国中枢へ。

 自然、帝国三姉妹との時間が増えるわけで、今までほとんど出番の無かったシャルロッテ姉様の独壇場なわけですよ。

 この本調子を取り戻したマヒロ王子がツッコミ役に回り常識を説く羽目になる奔放さ!

 そこにしびれる! あこがれるぅ!!

 

 

 

 これは勝てん。

 

 

 

 マヒロより切れ者のマヒロを振り回すおてんば姫で美少女帝国一番姫。五体投地しかない。

 ネオシス皇帝もなかなかはっちゃけた人であったけれど馬鹿ではない…帝国編で、向こうに回してきた人たちがクローズアップされて、改めてその無謀さを理解するような格好にもなっていってる。

 

 向こうは帝国の姫で美人三姉妹、こっちはパリエ…

 

 うん。

 

パリエルも成長してたよ

 強くたくましい子になった。

 

 ……

 

 お姫様、なぁ…

 

 第二部でロングヘアになったのは俺的にポイント高いんですけど、残念なことに挿絵があんまりなくてそれがアピールされていない。

 それで中身はパリエルなのでだいたいパリエルな感じになってしまっているの、なんていうかパリエル。

 

 姫ーパリスティエル姫ー

 

 

 

 亡国の王女、とは。

 

さらにややこしく陰謀渦巻く帝都

 ミスマルカひいては中原諸国では政治的対立や衝突がありましたけど、どれも結構分かりやすい形で出てた気がします。(話の展開的に、もう決着というところまで来ていたのかもですけど)

 帝国に巣食うのは獅子身中の虫。武力をもって小国を併呑してきたツケでもあるのでしょう。

 

 またパリエルたちの存在もややこしい。マヒロ王子も、扱いを間違えれば中原蜂起の火種には充分。

 そのうえ今回の黒幕が…どこに行き着くのか。ほんとに。