怒濤の詰ん読解消日記

つんどくダイアリー

わりと好き勝手書いてるからネタバレてたらごめんね。旧「怒濤の詰ん読解消日記」。積まれてしまったマンガ、ラノベなどを読んで感想を書いています。結果として面白い本の紹介だったりまとめだったりになってる。/端末の表示によると、あと740冊

「りゅうおうのおしごと!」15巻特典小冊子はずっと銀子ちゃんを愛でているだけの時間だった

りゅうおうのおしごと!15【小冊子収録版】 (GA文庫)

 …などと供述する感想はタイトルくらいにしかかけない。読む順番が「本編→小冊子」になるのだから最初にコレがきても仕方ないよね? 著者当人も「本編から隔離したことで封印を解いた」くらい書いてる内容なので仕方ないね。

 本編は…不穏で衝撃的、かつメインで動いていた二人がいなくなったことで周りがより積極的に動き始めるラストからどうなるかと思っていたけど意外となんかいつものノリであれっと思ったり安心したり。八一とあいがここまで完全に別行動になるのは本編初だと思いはするけど決断の早い二人が動いた感じです。

 しかし読み始めて出足から距離が近い。今回はそういう話。

 仕事を絡めて言い訳を用意して逃げ道をなくしつつ囲っていく供御飯さんと真正面から財力で殴って自分色に染めてく天ちゃんに同時に詰められてく竜王って構図になってて見てるこっちは面白い…これが二面打ちかただ流されてるだけではないのか…でも最後の最後に流されなかったのはメンタル強いな八一って思いました。本当にロリコンなのかのもしれないあいつ。供御飯さんは終盤まで行ってしまったけど天ちゃんはまだ序盤っぽいから次巻が本番かもしれないですね。

 また本編で「棋書の執筆」をメインに当ててるのも珍しく面白かった。将棋の専門書…みたいなものって理解で良いんだろうか。担当編集も専門家(さらにそのなかでもトップクラス)なわけで捗るだろうなこれ…

 将棋のような勝負事を書いた作品だと、どうしても「勝負の強さ」にフォーカスが当たることが多いように思いますが、今回はその強さとは別の仕事や生き方、価値観にもスポットライトが当たって噛み合っているところがほんと良かった。純粋な将棋の強さとは別の指標があるような。

 今回だと「考えをまとめてアウトプットする能力」みたいなところ。八一だけでは絶対ムリだったうなってところがまたね。知識をまとめて形にするのは思ったより大変で…専門的なものとまで言うと大仰だけど、たとえば趣味でも好きなものでも説明したり文にまとめたりするのってやっぱりすんなりとはいかないんですよ。

 一方であいちゃんのほうは、「女流棋士」としての生き方みたいなところにフォーカスがあたっててこっちもまた良い。あいちゃんサイドもまた、純粋な強さだけの話ではなくて、仕事としての女流棋士とか、また女性特有の体調の話とかが女流棋士の視点から語られてるのも面白かったです。こちらも「将棋の強さ」だけではない、全てひっくるめた生き様の話でもあって。「全部手に入れる」って決めた人は強いですね。でも最後はなかなかダイナミックな対戦になってしまった…体調不良でピンチと思ったら更に上を行く体調不良とは…その大変さは俺にはわからないからなんともいえない…

 で、ザッピングしながら進んできた八一とあいちゃんのストーリーがぶつかるのが第五譜の章。ここまで本編を読んできた人には分かる、タイトル扉絵の時点ですでに熱い予感しかしない。供御飯さんが八一の影響から本来の自分の打ち筋を解放していくようなところも、「名人は自分の打ち筋や考えを広めることで結果的に自分有利な展開になっていた」と語っていた布石の回収も、八一から離れることでより客観的に明らかにされたあいの暴力的な異常性も全部混ざって全部熱い。それに「勝負事が時の運」ってことを体現してるような作品でもあるし、1戦単位ではどう転ぶのかわからない。

 第五譜から最後までは…勝負後の展開も含めて一気に読み切る感じです…読み終わってみたらすごく恋愛してましたな今回。本文中のテーマでもあった「(ソフトが導き出して)詰みだと思ったところは実は詰んでいない」って話に引っ掛けているような感じも受けて。

 そして15巻のラストも本文の意を組んだようなイラストで締める姉弟子、この作品本当に挿絵までセットでひとつになっているの素晴らしい。14巻が逆の意味でイラストのパワーを使ってたからそれと対比しちゃうところある。

 物語としてはまだまだ続きそうな16巻目は…どうなるのかなあ。感想戦と呼ばれる次回予告でまた爆弾を落としていくスタイルだし。それはいわゆる死亡フラグなんじゃがどう…どうするんじゃ…?

 それからね。今巻は女流棋士:鹿路庭たまよんがメインだったのもよかったよ。一見ゆるふわで頭の切れる毒舌系女子大生だもん。よくないわけがない。りゅうおうのおしごと!」って群像劇っぽいところがあって、登場人物を切り替えることで八一やあいちゃんでは見えないところを視点にして話せるから強い。あいちゃんがめっちゃ共感してたのは草。ある意味で5・6歳程度の年の差は、大人になったら大したことでもなくなるモデルケースでもあるのかもしれないからな。

「りゅうおうのおしごと!」5巻、10巻、12巻、15巻の小冊子収録した電子書籍版が期間限定で発売!

りゅうおうのおしごと!15【小冊子収録版】 (GA文庫)

期間限定で小冊子収録の電子版が出るらしい!

 2021年9月14日~11月15日の期間限定で、紙の限定版に付属していた小冊子を収録した電子版が出るみたいです!

 私が知ったのはAmazon(Kindle)ですが…BOOK☆WALKERでも予約を開始しているので、販売開始したら他のストアでも購入可能になると思います。

 また最新刊となる15巻だけではなく、過去に発売された5巻、10巻、12巻についても、紙の限定版に付属していた小冊子を収録した電子書籍がこの期間に発売されるとのこと。

 もし買い逃していたらこの機会に是非!

最新15巻 (2021/9/14発売予定)

12巻

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 まるごと一冊空銀子。

 空銀子設定集に空銀子ギャラリーからゲストイラストレーション(空銀子)と描き下ろし短編(爆ぜろ)

 銀子ちゃんイラストはいいですね…かわいく凛々しい。ゲストはシュッとしてる。短編はただのバカップ

10巻

 ごめん10巻は感想記事がねぇや…女流棋士編の設定集+ゲストイラストギャラリー+描き下ろし短編。またも並ぶ素敵イラストの中に黒のセパレート水着…「なぜ空銀子はかわいいのか?」哲学的な問いですね…そして八一が最高に気持ち悪い(褒め言葉)

5巻

 5巻の小冊子はキャラクター設定集+ゲストイラストギャラリー+ゲスト短編。ずらりと並ぶ素敵なイラストがかわいいです。またさがら総先生による銀子ちゃん大勝利ストーリーも最高。思えばこれが予言の書なのか…どうなる…?

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「昭和オトメ御伽話」全5巻【マンガ感想】

昭和オトメ御伽話 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 舞台は昭和3年の神戸にて、黒咲家の常世お嬢様とその幼馴染、志摩仁太郎の恋物語。「大正処女御伽話」の続きでもある。けどメインはちゃんとこの二人。こちらも全5巻と巻数は短いけど、子供時代から大人まで結構な年月が詰まっています。

 ほんわかした絵柄はそのままなのだけど今作は最初からずっと甘くて黒い死のにおいがつきまとっているよう。また仁太郎の名字で察するように、志摩の一族も深く関わってきます。むしろ本領発揮。珠代さんの。本当にな。また3巻がひどいことに…どうしてこうなってしまうのか…成していることは完全に狂人のそれなのだけれど、どこか最後はもの哀しい。たぶんどれほどのことをしても「仁太郎のため」であることに彼女の中で違いはなかったから、だから仁太郎も恨まず向き合えたのかとすら思う。

 思えば前作も試練の連続だったけれど、今作も3〜5巻がやはり苦難。平穏になりそうでならない…昔の日本といえば…みたいな病気が出てきたときはほんといろいろ覚悟します。ただもっとまずいの、もうちょっと昭和を進めると世界規模のイベントが始まってしまうところだよ…今度はそっちか…

 巻数から察せられるように、後半は時間の流れが速くて。世界規模のイベントあたりはほんと駆け足。でも常世の周りの人たちがどんどん変化したり収まるところに収まったりしていくのをダイジェストで書かれているような進行が逆に、周りから置いてきぼりにされていることを強く感じさせるようになっていたのかもしれない。

 この作品、たびたび主人公たちは死のうとする。正直「死んだほうが楽」って場面もないわけではない…と思うし、もし何かが噛み合ってしまったら手放してたろうにと思わなくもない。「生きててほしい」と諭した相手が先にいなくなって、諭した言葉が全部自分に返ってきたりもして。けど最後まで読めてよかったと思います。本当に最後は綺麗に終わったと思う。

 今はここまでみたいだけど、連作みたいな感じで続いていくのかなあ。だったら嬉しい。

 あと、「大正処女御伽話」の後日譚としても、見知った名前がいっぱい出てきて楽しめました。こういうの好きです。ただ珠彦だけは存在が匂わされてる程度なんだよね…夕月はがっつり出てきてるのに。白鳥兄はあれか、珠子がいるからか。

 今作は成長した珠子も主要キャラとして動いているからとても良い。でも正直大きくなったなあ…って感じの近所のおじさん目線になるところに老いを感じる…子どもの成長早すぎんか…

 それからそういう時代だからかもしれないけど、大正時代より「やりたいこと」をみつけていくことにフォーカスが当たってるように思います。常世もめぐり合わせがあったけど子どもの頃から夢だったパーラーをやろうとするし、リゼも洋裁に目覚めるし。珠子ちゃんは昔からお医者さんだしね。皆がやりたいことを見つけていくようなところがとても素敵ですよ。珠代さんは超例外かもしれないけど、落ち目とはいえ昭和の時代に20代で財閥当主って相当じゃない…思えばあの人が一番、やりたいことに躊躇なかったのかもな…

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「大正処女御伽話」全5巻【マンガ感想】

大正処女御伽話 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 ジャンプ+で大正処女御伽話-厭世家ノ食卓- って連載が始まっていて、どうやら本編があるらしいと2巻まで読んでみたのが最初。「処女」と書いて「オトメ」と読ませるのは馴染みがないのだけど、昔言葉だったりするのかなあ。

 大正十年を舞台に、事故で右手が効かなくなり放逐されたひねくれものの青年と、借金のカタにその将来の嫁として充てがわれた少女の恋物語。シチュエーションと時代背景から陰惨なものになってもおかしくないけれど絵柄と夕月の人徳でほっこりしたストーリーになっててとても良い。良いんだけど良いって言って良いのかわからんような気持ちも同時に感じさせるの。

 もう5巻で完結している作品で、2巻までは千葉の田舎に厄介払いされた珠彦青年と、そこにやってきた夕月の日々の暮らしで時間が過ぎていきます。冒頭で紹介したスピンオフ連載もこの頃の話でけなげな夕月にほだされてく珠彦の様子がよくわかると思います。やってきた妹ちゃんとか村の意地悪な美少女とかひねくれものがことごとくほだされていく。

 このままゆるゆる年月を重ねていくんだな…って思ってたら2巻終わりからの急展開

大正処女御伽話 3 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 すっかり平和すぎて大正十二年に何が起こるのか って全く意識の外で…日常から非日常に一気に叩き込まれる気分まで味わうことになりました。珠彦の「誕生日(9/1)にはろくなことがない」みたいなのもずっと伏線だった。ジャンプ+での無料公開2巻までになっているの絶対わかってやってるとおもいます。続き買うしか無いじゃない…

 ここがターニングポイントになって3、4、5巻で決着するまでが怒涛の展開。「羅刹」と呼ばれた志摩の一族と珠彦がどう向き合っていくかが本題になります。大正当時の男尊女卑、家父長制の価値観は今の間隔からすると異常に感じるところもあって、昔の話ではあるけどきつい。ただそういう時代だからこそ珠彦は覚悟を決めていったのかもしれないし。親子の関係も含めて良い方向に向かうのかも、と思うときもあったけど。いや多分、何も邪魔がなければ良い方向に向かっていたんだろうって思うとやっぱり諸悪の根源は珠代さんだよ。

 そして登場人物の(特に夕月の)日常や雰囲気はほっこりしたままでもあるので、落差の激しさにまた悶えることに。はじめから陰惨な話なら読んでいる側も心構えができるのだけどそうではない。むしろ大正十二年にぶつけてきてるあたり容赦なくどう転がるかわからない。御伽話って「本当は怖い」とか言われたりするじゃない…

 「厭世家ノ食卓」のほっこり加減につられて本編も読み始めたらまたすごいところに来てしまった感じがあり、いやでもふとしたきっかけで読めて良かったとも思ってます。

 また別シリーズになっていますが「昭和オトメ御伽話」は本作の続編でもあり後日談でもあるので、もし本作気に入れば続けて読むことおすすめです。「羅刹」の本領はこちらのほうが発揮されているまである…想像以上にやばい人だよ珠代さんは…

 2021年10月からアニメも始まるみたいです。キャラ紹介に白鳥策とことりちゃんがいるってことは5巻完結までちゃんとやるのかな。先に全部読んじゃったのもったいなことをしたかもしれないって気持ちはちょっとあります…

taisho-otome.com

 7/23に始まったスピンオフも。こっちは平和なはず。羅刹の影に怯えなくて済む。本編に疲れたら帰ってくる場所。時間軸が初期のものだから懐かしいようなキャラの関係性がリセットされててもやるような…

shonenjumpplus.com

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【マンガ感想】めっちゃ増えてる異世界系マンガ作品で3巻越えしてるやつまとめてみた (3)【2021】

前回

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スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました (既刊9巻)

スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました 9巻 (デジタル版ガンガンコミックスONLINE)

 かわいい。そしてほのぼのする。だいたい平和なスローライフアットホームコメディ。

 社畜から転生した高原の魔女アズサ(不老不死)が田舎の村で300年間スライムを倒しつつスローライフを送っていたらレベルが最強になってたみたいな出だしでチリツモにもほどがあるんだけどそのあたりはもうあまり関係ない。ゆるゆると仲間がふえていって(かわいい)わいわい交流の幅を広げていきます。ママとか娘とかできてホームコメディみたいな感じになってるね。しかもほぼほぼ女子しかでてこないからとても安心。ずっと眺めていられますし給仕服ライカちゃんの可愛さは異常。イキったドラゴンだったのに。それもまた良し。

 この丸っこい感じの絵柄がまたかわいくて作品の雰囲気にとてもよく合ってて、ゆるかわ風味を出している最高です。

老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます (既刊8巻)

老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます(8) (シリウスコミックス)

 少女がたくましく生きるFUNAさん(原作者)の異世界転移ものだよ! たくましすぎてやばい!

 天涯孤独の少女ミツハがひょんなことから異世界転移できるようになって老後の資金20億(=金貨8万枚)を貯めよう! ってタイトルそのまんま目標にして。

 持ってる能力は異世界と現代を行ったり来たりできる転移能力。使いようによっては強力な能力ではあるけど、それを生かしているのはミツハのタフさ…いやなんだ、コネと度胸と才覚かな?

 傭兵に渡りをつけてるのも領地を収めるようになったのも最早チート能力関係ないよなぁ…と思えるくらい勢いよく大活躍しててすきです。

ポーション頼みで生き延びます! (既刊8巻)

ポーション頼みで生き延びます!(8) (シリウスコミックス)

 少女がたくましく生きるFUNAさん(原作者)の異世界転移ものだよ! たくましいって言うか、つよい…

 異世界転生したカオルがポーション生成能力だけを頼りに世間を渡り歩いていく…ってタイトルに間違いはない…間違いはないんだけど頼みにしてるのは本当にポーションなのか…立ちはだかるものすべて論破していくカオルの明日はどっちだ…

 基本的にはカオルがポーションでやらかして寄ってきたお偉いさんがざまぁされて国を離れるパターンになりつつある。戦争始まったあたりは人から神がかったものみたいになっていってるように思えたけど、一段落してパートナー探し(婚活なのか…?)の旅となってからはまたいつもの平和にやらかす感じになっててちょっとよかった。

 でもこの調子であるのかな出会い…正体を知られたら騒ぎになるから定住できない、みたいなところもちょっと不憫に思う。物語としてはいろいろな国を回ったほうが面白いのかもしれないけど、どこかでときめきがあってもいいんじゃなかろうか。

デッドマウント・デスプレイ (既刊7巻)

デッドマウント・デスプレイ 7巻 (デジタル版ヤングガンガンコミックス)

 向こうの災厄がこっち来ちゃった…と言えばいいのか。一話から一筋縄ではいかない逆異世界転生。転生…転移…? ぶっとんだ登場人物がどんどん増えていくところがおなじみ成田節です。すべてを引っ掻き回す怪人ソリティアみたいなのがいるのも成田節。あのおっさんの掴みどころのなさは流石だよ…

 元の世界とのつながりがこちら側にもあることを匂わせつつ事件屋のようなことをしていくのかと思っていたら割とガッツリ絡んできていてむしろその因縁がメインか。バトルものではないと思うのだけど、向こう側から持ってきた死霊術師の力や常人離れした人間の力が思う存分表現されててお祭り騒ぎです。種族進化していくミサキちゃんがどこに行き着くのか私気になります。終盤ぜったいすごいことになってそう。

 またこの「明らかに異質な能力」VS「常識から一歩外にいる人外」感がとても自然でうまいと思うんですよ。異世界の死霊術はこちらの常識から考えると明らかに異常なんだけど、だからこそ協力する人間も相対する人間も異質さが際立つ。でもいや絶対いねーだろって思いつつ、もし隣にいたとしてもまあそうだよねって感じの存在感。なんだかんだいって主人公そのまま受け入れられてるようなところも含めて好きな雰囲気です。向こうでは災厄扱いだった主人公も、こちらでは平穏にたどり着けるとよいね…

世界最強の後衛 〜迷宮国の新人探索者〜 (既刊4巻)

世界最強の後衛 ~迷宮国の新人探索者~ 4 (MFC)

 現世で命を落とした人を冒険者として招きいれ、迷宮を攻略させることで成り立っている国に転移したアリヒトがパーティとともに迷宮攻略していく物語。主人公がずば抜けたサポート特化タイプで、パーティメンバーを支援しつつ危機を切り抜けていくところが面白いです。アリヒトの職業は特殊さ匂わせているしサポート特化しているぶん強みはあるけど、他チームメンバーの職業、スキルも個性的に割り振られていてそれぞれ強み弱みがあり十分強い。そしてそんな全員が能力を駆使して突破する、楽勝とはいかないボスモンスターの緊張感。その雰囲気にあった絵柄も読みやすい。ハーレムっぽくなりそうでならないけどすでになっているのではみたいなところもどうするのかな…?

 支援職が主人公なのもあってか、登場人物(パーティメンバー)はどんどん増えていって連携しつつ進めていくところも良いですね。あと(漫画だとわかりづらいかもだけど)装備/スキル/パラメータなどデータが細かい。管理大変そうだなって思ってしまう…

 レベルを上げつつスキルを取って装備を整え迷宮攻略を進めていくところがRPGっぽい雰囲気があってお気に入りのシリーズです。

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【映画感想】「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」1989年の小説が色鮮やかに劇場化

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 つい浮かれて劇場先行BDなど買ってしまっています。

 「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」見てきました!

 個人的にはすごく懐かしい…でも一番新しいガンダムです!

※ここから先はあまりネタバレに配慮していないため、気になるからは映画を鑑賞してからご覧ください!

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【マンガ感想】めっちゃ増えてる異世界系マンガ作品で3巻越えしてるやつまとめてみた (2)【2021】

前回

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リワールド・フロンティア@COMIC (既刊3巻)

リワールド・フロンティア@COMIC 第3巻 (コロナ・コミックス)

 まだ3巻といってもいい。巻を追うごとに勢い加速して熱くなっていくボーイミーツガール本当に好き。

 いちど崩壊した世界で過去文明の遺跡を探索する世界設定ではあるけど、探索より強大なボスバトルがメインで主人公らの圧倒的破壊力が存分に発揮されてます。

 そしていろいろなところに散りばめられてるルビ…「探索者(エクスプローラー)」だの「S・B(セキュリティボット)」だの「支援術士(エンハンサー)」だの「神器保有者(セイクリッドキャリア)」だの…遺伝子に根ざした生体コンピューター「SEAL」を使って術式を発動させたり術式がアイコンの形をしていたりと好きなもの詰め込みすぎですよ。

 なにより能力がピーキーすぎて無能扱いされていた少年が、片田舎で神様やっていた「現神人」の少女に出会って強くなっていく…はじめはハヌの方がチートかと思ったんだけどラグの主人公力が2巻でその片鱗を見せて3巻で吹っ切れる。ほんとこの3冊でテンションがクライマックス。制限時間有りの強化能力ってのも熱い。「3分間だけなら世界最強の剣士だ!!」って一度は言ってみたい台詞。

 本当に、もし興味を持ったなら3冊まとめて読んでほしい。1巻も良いのだけど2巻、3巻読んだ後ではまだまだ「出会い編」みたいに思えてしまいます。見どころは3巻まるごと全部。ラストまで王道まっしぐらです! (※完結はしてないです! 4巻以降も楽しみ!)

 ※2021年6月はBOOK☆WALKER「マンガ・雑誌読み放題」に入っているようなので、もし加入している方はぜひまず1巻を!

レディローズは平民になりたい (既刊5巻)

レディローズは平民になりたい 5 (FLOS COMIC)

 乙女ゲーム「救国のレディローズ」のヒロイン、レディローズ(=フィー)に転生しちゃった主人公、貴族の生活から逃げ出し平民の生活を満喫するもフィーを元の地位に引き戻したい攻略キャラたちとの駆け引きコメディ…だと思っていたのだけど巻が進むごとにシリアスさとサスペンスさが増していく。乙女ゲームエンディング終了後の世界、どころかむしろエンディングを捻じ曲げた先の世界だから先の読めなさもひとしお。

 4巻あたりから解決編に入っていき事件の全貌や登場人物の事情が明かされていく5巻が急展開。次巻6巻で完結のような雰囲気で綺麗に終わりそうですね。残ってる謎や違和感も全部開示されるのかな。エンディングから外れたこの物語がどんなエンディングを迎えるのか気になります。

転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます (既刊3巻)

転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます(3) (マガジンポケットコミックス)

 タイトルは結構ふんわり感あるんだけどほんとに魔術のことしか興味ないんでわりかしこいつマジ…って思えてくる主人公。

 才能に恵まれなかった魔術師が、最高に恵まれた才能あふれる王族の器を手に入れてやりたい放題。やりたい放題な様子がかわいく色気のありつつしっかりした絵柄であますとこなく表現されてて最高です。

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「転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます」1巻より

 このめっちゃワクテカしてる顔だけで察せられる。

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「転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます」1巻より

 本当にマッディ。いっそ清々しいほど振り切れてて良い。自分にも他人にも興味がなく、あるのは魔術への探究心のみ。むしろ魔人のほうが情に厚いまである。(しかし仲間が傷つくのは地味にイラッとはしてるようで、そういった心境の変化も今後あるのかな?)

 こんなんだからバトルも無茶苦茶に振り切れた力技でなぎ倒すような迫力あるものばかり。王子当人がもはや人外。シンプルに人外。だが外見がかわいいショタだから赦されている。すべてが赦されている。

 「規格外」なんて言葉が生ぬるい、封印されし魔人がツッコミ役に回るくらいの無自覚人外っぷりが面白すぎるシリーズですよ。3巻からは人外vs人外くらいの展開になってめちゃくちゃいいところで続く。バトル漫画がインフレしてくのかロイドが「本気」を出せる相手がようやく出てきたのか。8月予定の次巻が待ち遠しい…

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「転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます」1巻より

 そして最強戦闘メイドシルファさんのDEBANをもっとちょいちょい増やしてほしい。居るだけで華。あと表紙の人も。3巻の表紙になったのに当人のDEBANがないタオさん…普通に見たら能力値高いんだろうけど他がヤバすぎてサイヤ人に囲まれたクリリンみたいにならないか心配だよ…

 それはそれとしてこの国、異能と戦闘力インフレしすぎじゃろ…

聖女の魔力は万能です (既刊6巻)

聖女の魔力は万能です 6 (FLOS COMIC)

 聖女として異世界召喚されたセイのポーションづくりスローライフです。ただのんびり系ではなく、恋に仕事に忙しく充実した日々を送るような働く女性像が素敵な作品。 「聖女」なる特殊な立場と能力に翻弄されつつも異世界になじんでしっかり生きていくような、生活感のある物語です。

 むしろ日本に居たときより健康的になって…視力も回復したからとメガネを外して物議を醸したこともありましたね…平野耕太先生が長文で草。

 (個人的には視力が回復して外したわけだから筋は通ってるし当人にとっては喜ばしいことなんだろうし外してもかわいいから良いんだけど戦争になるのでやめます)

異世界支配のスキルテイカー ゼロから始める奴隷ハーレム (既刊12巻)

異世界支配のスキルテイカー ゼロから始める奴隷ハーレム(12) (シリウスコミックス)

 なんとなく読み続けてもう12巻だよ…異世界転移した普通(?)の高校生、近衛悠斗がタイトル通りスキルを奪ってくんずほぐれつ。…の割にはしかしなぜかどうあがいても童○から逃れられない哀しきさだめの男。っていうオチをずっと繰り返してるからもうギャグとして見てるかもしれないね…もともと武術の心得もあって能力値は高くて美少女ハーレムは順調に形成されているのに…ギャグだねもう…

 そんな様子でゆるゆると冒険が続いてたんですが何の因果か召喚されてきた妹…虐殺と暴食の化身みたいな妹が登場し兄を追い求める視点に時折切り替わるようになってなんかもうよくわからない。よくわからないけどこの二人が出会ってしまったらどうなるのか…表紙だとかわいいんだけどな…妹…

 ベタベタななろう系ハーレム無双ファンタジーなんだけど続きを読み勧めてしまう謎の魅力がここにあるのかもしれない…原作は完結したみたいだけどマンガはどこまで続くのかな。このペースだと20巻はゆうに越えそう。

※2021/6/17まで電子書籍版の1巻・2巻無料のところが多いみたいなので、もし気になったらお試しで!

次回

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  • スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました (既刊9巻)
  • 老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます (既刊8巻)
  • ポーション頼みで生き延びます! (既刊8巻)
  • デッドマウント・デスプレイ (既刊7巻)
  • 世界最強の後衛 〜迷宮国の新人探索者〜 (既刊4巻)
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