世間で「ハズレ」扱いを受けている精霊と契約してしまった主人公のグラスが、逆にそれを生かして成り上がっていく感じの医療魔法ストーリー。異世界転生ではない。(むしろそっちのほうが珍しくなってきた感じすらある…)
「世界最強の後衛」と同じ作者様で電子版4巻に試し読み版がついてきてて、続き気になって購入みたいな流れです。
タイトルに「はぐれ精霊医」とあったのでブラック・ジャックのようなやさぐれたやつを想像していたのですが違った。むしろ新米軍医が巻き込まれた最前線で医学知識と精霊チートでなんとかしていく…割と泥臭い感じが良いです。
またチートといっても凄く無茶苦茶やるわけでもなくて、基本的には地に足付いた医療行為であまり突拍子もない印象を受けることもなくて良い感じです。
たぶんもともと各種精霊にそこまでの優劣は無くて、要は使い処の類いなうえ元素精霊(火・水・風・土のおきまりの奴)の政治的影響力が強すぎて評価されない系なのであんまりチート感はなくてむしろ必死な感じすらするかもしれない。
そんな状況だからか女騎士団に男一人…な状況でも読み終わった印象としてはあまり浮ついた感じがせず、むしろ堅い感じもしました。いやみんなちょろいんだけど。それは良いんだけど。戦記っぽい感じもあるからかも。
はぐれ精霊医の診察記録 〜聖女騎士団と癒やしの神業〜
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とーわ/橘 由宇 KADOKAWA 2018年12月10日
ComicWalkerですでにコミカライズも始まっており、イラストの方がコミックも書かれているようなのでラノベのイラストの方がコミカライズもしているマンガは名作なる個人的経験則に照らすとかなり熱い感じです。