ママの自重しなささが加速していく3巻。
爆誕するお母さんギルド
今度はギルド経営…といっても本格的にギルド活動するでもなく、パーティを組むための箱組みたいな程度の感じでしたけど。
真々子さんが息子の出番全部奪っていってる感じがますます加速してて自重してないのが息子視点でつらい。あと今回はメイド服です。かわいいんだけどかわいいってなる前に待てーーー!!! 母上ーーー!!! って思うあたり、やはり僕は割と主人公視点に共感して物語を読むタイプだったのかもしれないと認識を改めていっているところです。このシリーズを読むごとにその気持ちが強くなる。
バトルも通常戦闘だいたいママ無双になっちゃってて真人とかワイズとかメディとかが手持ち無沙汰だし、いつのまにかお母さんギルド爆誕してるし真人よ…
(前々から分かってたことだけど)真々子さん割とパッションだから流されるままだと立ち向かえない。冒険モノの成長パターンである「父親超え」ならぬ「母親超え」を目指す物語なのかもしれない。
お母さんギルドも文字通りお母さんギルドとなってしまって何を言ってるかわからねーと思うが真人くんには強く生きて欲しい。しかしあの世界のNPCどうなってるんだろう…カーチャンがカーチャンしてるAIとか…
割と謎の反抗組織が見えてきたリベーレ
また今回から明確に「反抗組織リベーレ四天王」とかいう方が出てきました。わかりやすい馬鹿とかひどい言われようのアマンダさん(強い)だけど確かに分かりやすい。悲しみの強キャラでその願いも無茶苦茶ですけどしかし、お母さんの影響強すぎるこの話だと気持ち割とわかるって感じになるところはあるよなあっていうところはあります。
ラノベのご都合主義とかいろいろでみんな気にしなくなってたからあんまり気にならなくなってたけど普通に考えたら混浴会議っておかしいよね。メンバーも結構慣れててもうそれ家族の距離感なのではみたいなところも。
大好親子がクリアできていない理由
今回、新キャラは出てきたけれどもライトな敵側で、1巻や2巻と違ってそちらの事情にフィーチャーしてなかったところもあり、パーティーの日常的な雰囲気が多めだったからかもしれませんけど、読んでて「あれだけ仲よさそうな大好親子がゲームクリア判定されてない理由」がなんとなく分かるような感じを受けました。
クリア条件は「親子が仲良くなること」で、親子仲は悪くないはずですが、「奔放な真々子に真人が合わせてる」感も否めなくて、多分そこをクリアすることになるのかなみたいな。
状況だけはハーレムなんだ。真人くん頑張れ。
またBWでは9/1までに購入すると、書き下ろしの特典ショートストーリーがついてきます。といっても割といつものママ無双で一掃して終わる。
【期間限定購入特典】通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか? 3 BOOK☆WALKER限定書き下ろしショートストーリー
(購入特典付与期限 2017/09/01 23:59まで)