聖女ヒロイン(だったはず)のメロディが世界一のメイドを目指してメイド無双する第2巻…なのですけれど今回は舞踏会がメイン。メイドの活躍はいったんお休みです。その代わりのお嬢様度がいっぱい! メロディの主であるルシアナお嬢様に悪役令嬢(の役回りだったんだけど中身が転生者)であるアンネマリー嬢、そしてメロディもなんの因果かドレスでお披露目に参戦。舞踏会ですね…聖女ヒロインと悪役令嬢が目立つのはもはや運命ですけれど、メロディのめいっぱいが詰まったルシアナお嬢様も負けずに輝いていて一番応援したくなりますよ。おそらくこの中で一番貴族のお嬢様っぽい(転生者じゃない地元の人だ)。マクスウェルのエスコートで照れてるのほんとかわいいよね。マクスウェルはマクスウェルで、メロディとは良き友人、そしてルシアナ嬢を気にかけてるようなそぶりもあってルシアナ嬢がんばれ。
「ヒロイン?聖女?いいえ、オールワークスメイドです(誇)!」2巻より
でもここすき。わりとお転婆だしルシアナ嬢。そういうのでいいんだそういうので。
しかしこの舞踏会、ゲームのイベントでもあるらしく、ただ参加して終わり、にはならなそうでもあり。メロディの素性とレクトの関係、またゲームイベントのように進む現実。ルシアナの巻き込まれ方は正統派ヒロインのようでもあるし犠牲を演出する被害者のようでもあるし、どちらになるのか心配に…心配…いやオールワークスメイドがいるからまず間違いないなそっちは…王太子と悪役令嬢の転生者が切り抜けられるか、またメロディはシナリオに復帰することになってしまうのか。終盤一気に雰囲気変わってしまってここで続くのかーって感じですよ。ほんとにね。