つんどくダイアリー

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わりと好き勝手書いてるからネタバレてたらごめんね。旧「怒濤の詰ん読解消日記」。積まれてしまったマンガ、ラノベなどを読んで感想を書いています。結果として面白い本の紹介だったりまとめだったりになってる。/端末の表示によると、あと740冊/※本サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。ページ内のリンクがアフィリエイトリンクの場合があります。

「ルベリア王国物語  ~従弟の尻拭いをさせられる羽目になった~ 」1巻【#漫画感想】

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ルベリア王国物語 1 ~従弟の尻拭いをさせられる羽目になった~ (ガルドコミックス)

 王太子ジラルドにパーティで断罪され婚約破棄された公爵令嬢エリナ…もうこの出だしからプロの皆様にはお察しいただけるだろうってくらいのテンプレですが…このシリーズはむしろ悪役令嬢(?)追放エンドから現実味を帯びてくるスタートになっています。ただエリナは普通の公爵令嬢です。むしろ転生者に振り回された側。

 ヒロイン(?)の認識だと、この世界は乙女ゲーム世界らしいのですが…そういった補正を抜きにして客観的に見ると王太子をたぶらかして無実の公爵令嬢を大々的に断罪・婚約破棄でして、生きてるだけで慈悲深いといえるくらいのやらかしでしょう…そのためヒロイン(?)も攻略対象(?)の王太子ジラルドも早々に退場し、傷心の公爵令嬢エリナと繰り上げ王太子になったアルヴィスの恋物語が始まります。ですから異世界乙女ゲームものって感じではありませんね。今のところは。ただヒロイン(?)の弁ではアルヴィスも続編のキャラらしいので、危ないところだったかもしれません…

 しかしアルヴィスは血筋だけで突然王太子に任命されたようなもので、貴族としての責任感でやっているものの突然過ぎてあまり馴染めない様子。エリナ嬢もひどい振られ方をしたばかりなのに、体面のため「王太子との婚約」をやりなおすような状況…いや、ちょっと、なんか気の毒な感じですね…

 ただこの二人の素朴な距離感が読み進めるに心地よく、振り回された結果ではあるけど良き結末になってくれると良いなと思います。