怒濤の詰ん読解消日記

つんどくダイアリー

わりと好き勝手書いてるからネタバレてたらごめんね。旧「怒濤の詰ん読解消日記」。積まれてしまったマンガ、ラノベなどを読んで感想を書いています。結果として面白い本の紹介だったりまとめだったりになってる。/端末の表示によると、あと740冊

劇場版「Fate/stay night [Heaven's Feel]」Ⅲ.spring song【映画感想】

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 見てきました! これはパンフレット!

 桜ルートを15年越しに劇場で見ることができるとは…

 もういろいろと遠慮無く書いてるからもしかしたら気になる人はこのあたりで閉じて下さいね。

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 こっちは限定版のパンフレット!

映像のすごさと映画としての完成度は圧倒的ufotabe

 だから何言っても半分も伝わらないと思うのでみて。バトルシーンは迫力の塊でしかないし。桜の圧倒的強者なはずなのに折れそうな不安定さが弱く思えるところとか腹を括った士郎とか遠坂の遠坂っぷりとかイリヤのお姉ちゃんっぷりとか。もうなんか端役はいな…あー、むしろそのあたりに押されてサーヴァントの影が薄まってるかもしれないですね物語的には(真アサシンのほうをちょっと見る)

 戦闘でいえば圧倒的なんですけれど。ライダーvsセイバーオルタとかスピードvsパワーみたいなところが目まぐるしく入れ替わって。セイバーオルタの出力ももちろんえげつないけどそれを振り回すライダーもとんでもないよね。本気で全部使っていくライダーとそれを振り払うセイバーオルタの抵抗力みたいなところ。真アサは言峰との撃ち合いがすごかったけど相手が悪かった感もあり…そういえばあの人教会の神父だったみたいなことも思い出したりするところがいろいろなところに。ある意味一番インパクトあったかもしれない。

 個人的に一番よかったのはVSバーサーカー(シャドウ)。尺はあんまりなかったけど。あそこが「偽物が本物を凌駕する」、士郎とエミヤの真骨頂だったと思うんですよ。士郎はこのあとも過酷なバトルが控えているわけだけど、それらは覚悟のぶつかりあいだったり相反する物の否定だったりで、士郎自身の戦いだから全部本物なんだよ。他2つのルートは理想を追いかける…言ってしまえば切嗣の生き方をどこか真似ているような士郎なんだけど。HFは桜のためだけに戦うと決めた士郎だから。それだけは誰の贋作でもないんだよ。またバトル後に、聖骸布を外した影響でアーチャーが混じり始めてると言われるところ、凛のペンダントを大事なものだと言い、その後に理由がわからず戸惑うところは、凛に恋していたエミヤが残っているようで、それにうっすら気付いてさらっと流した凛はお別れをしたようでここもまた好き。

 そして次点はVSセイバーオルタ。士郎の迷いのなさが謝罪ではなく感謝に表れていて、言葉を発しないセイバーとの対比がまたよかった。

力だけなら最強になった黒桜と遠坂の

 黒いのを取り込んで覚醒したみたいになってる桜と相対する遠坂も遠坂お前ほんとそういうとこだぞ…って言わざるを得ないほどにな…あそこで桜の葛藤を一蹴しちゃうのも遠坂だし、最後の最後でチェックメイトまでかけておいて「あ、だめだこれ」ってなるのも遠坂。ほんとそういうとこだぞ…

 桜は桜で虐待されている境遇と士郎への思慕と凛への愛憎が渦巻いたうえで手にした力が大きすぎてやりたいほうだい…に見えつつも、取っている行動がひとつづつ自分を追い込んでく破滅型なのがまたたまらない。今風に言えばヤンデレとかサイコさんとか…誰よりも強いのに無双感じゃなくて悲壮感が出てる。俺は好きだぜそういうの…(でも桜って人気なかったんだよね確か…真ルートのヒロインだというのに…カーマちゃんは大丈夫ぽいから時代が追いついたかもしれない)

 ただこの話は、常に当て馬筆頭にある幼なじみ大勝利の話でもあるんだ。出会いは中学からだからそんな幼くないかもしれないけど。でも最初から近しい位置にいたのにぽっと出てきた金髪ヒロインとか学校で有名なツインテヒロインとかにとられちゃうみたいなことにならないルートなんだよ。通い妻大勝利ルートなんだ。でもNTRなんだ。なんかだんだん歪んできたぞ…

 原作プレイ当時はそういう立ち位置の桜がまさかこんなことになるなんて…いやなってるなんて…みたいな感じでしたよ。今時だともしかしたら、Fate/Zeroである程度先に知ってしまってる人が多いかもですけど。

ずっと桜のことしか考えてないライダーが健気

 その立ち位置的に、他のルートだと無口だったライダーもHFではすごく能動的です。たぶん他ルートでもずっと桜のこと心配してたんだろうなあ…

 何も触媒などなく呼ばれたから、桜は自分に近しい在り方をするものだから、きっと化け物になってしまうものだったと自分に重ねて悔いているところもぐっときていました。劇場の作品内だけで言えば桜を心配するお姉さんポジションなんですが、逸話としてのライダーの顛末を加味すると、化け物となったものが、化け物から桜を取り戻しに行く士郎への言葉でもあって。

 FGOマテリアルⅠにあるエウリュアレの項をどうしても思い出してしまう。

メドゥーサがオリュンポス十二神の一柱であるアテナによって「形なき島」に追放された際も、当然のように一緒に島へと渡り、次第に異形の怪物へと変わっていく妹を恐れず受け入れ、共に最後を迎えた

 と記載されていることからすれば、ライダーは「怪物になって姉たちを連れて行ってしまった」側であり。大切なものを(特に姉妹を)ひとつづつ壊していこうとする桜には、そしてそれを取り戻そうとしている士郎には、「心配している」以上の感情もあったんじゃないだろうかと勝手に思っています。(この一文は本当に好き)

マキリの人(?)

 完全に目的と手段がごっちゃになってて草。

 それでもって若いときがシンジを渋くしたようなイケメンでさらに草。てことはアレがシンジの未来か。わかめ。

桜ルートが劇場版になるとはね…

 元になったゲームをプレイしたのがもう何年前か…Fate/SNが2004年発売らしいから16年前…なので細かいことはほとんど覚えていないからこんな展開だったか細かいところは自信ないけれど、それでも桜ルートが最高の形で日の目を見る日が来たのはすごく嬉しいですよ。Fate/SNもセイバールートは当時アニメ化されていました。あれはルートの最後までやったんだっけ…原作ゲームではもちろんUBWやHFの物語もあり、それぞれのルートが好きでしたが、メディアミックス的にはこのあたりくらいかと(勝手に)思ってはいました。

 そこからしばらく間があいて、なぜかアニプレックスとufotabeが「空の境界」を1章ずつ劇場版で公開するみたいな無茶をしはじめてどういうわけかここまできてしまった。どういうことなんだろう。当時の自分に話しても絶対信じないことのひとつですね…

それはそれとして

 やっぱり士郎は最後どうなってこうなったかよくわからないじゃろって気はする…尺があってもどうなってこうなったか説明そのものが難しい気もする。これがタイプムーン。ネタバレにもなるから直接的な説明はあまり上がってこない感じ。気になる人は「第三魔法」の効果を調べて察して。

ついでに

 本作は三部作の最終章なので前2作を見ていないとますますよくわからないと思います。

 Amazondアニメストアでも配信しているみたいなので、もし未見であればまずはこちらを是非。(dアニメストアにあるうちは、月額見放題なのでそちらのほうが金額的にもお得かもしれませんね)

(prime video) (dアニメストア for Prime Video)

(prime video) (dアニメストア for Prime Video)

 …で、三部作なので前2作、はわかりやすいですが、実は他ルートと呼んでるstay nightUnlimited Blade Worksについても知っていたほうがよりわかりやすい…いや知ってることが前提みたいな雰囲気があります。(もともとゲームの最終ルートだったので、stay night、Unlimited Blade Works、Heaven’s Feelで3部作とも言えます)

 こちらもdアニメストアAmazon Primeに作品があるみたいなので、よろしければ…いや時間があれば是非。

(dアニメストア for Prime Video)

 stay night もう14年前かぁ…

(prime video)

 それにしても原作ゲームやれって言わなくても全ルート揃っちゃうってすごいよね…

FGOに出てくる英霊たちと同じなのか

 んー微妙なところですが容姿・性格が同じ別人だと思っておいたほうがいいです。もともとサーヴァントシステムが、英霊の座からコピーしてきて現界させるみたいな感じなので。記憶を当人の経験として引き継いでない(ハズ)以上、別人なんじゃないかと思います。

 ただ元は同じなので…そういう面ではカルデアの愉快な仲間達がガチ殺し合いしてるから戸惑うかも…いやFGOのシナリオ内でも割とガチでやりあってるな…平気か…

 今の時代でプログラマ向けならgitみたいな分散管理システムって説明ができないかな…とふと思った。死んだ時点でメインブランチの更新が止まって、座から呼び出される度にメインブランチから個別にブランチが作られて、経験はそこにコミットされていく感じ。現界してるうちはローカルにコミットされて、その後pushでoriginに反映。リポジトリを俯瞰すれば差分(記録)はわかるけど、ブランチが作られるのはメインブランチからだからフィードバックされてないみたいな。余計分かりづらいか…(合ってるかも怪しい)

イシュタルとかカーマとか

 あっちは完全に別人と言って良いはず。依り代としてどこかの誰かが使われてる(らしい)し、その影響が表に出てくることもあるみたいだけど。それ以上ではなさそう。

プリヤは

 マジカルでカレイドなほうのイリヤルート。スピンオフみたいなもの。でも最近あっちも物騒みたいでお兄ちゃんは心配です。

(dアニメストア for Prime Video)

tsundoku-diary.scriptlife.jp

第三次聖杯戦争で召喚されたエクストラクラス違くない?

 そこで分岐したのがApocrypha。あちらのエクストラクラスが召喚された場合、こちらに流れるみたい。

 アニメもあるんだけど配信が見当たりませんでした。prime video無かったっけな…

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