「英霊剣豪七番勝負」はようやく終盤を迎えているかげろです。なるほど魔界転生…
このシナリオの下敷きになったと言われている「魔界転生」、特に深作欣二版の影響が強いらしいので気になって見てみました。
魔界転生はあと現在連載中のせがわまさき版を知ってます。原作小説はまだ。石川賢版も気にはなるけど古い本みたいで読めない。電子書籍で出して欲しい…
島原の乱の後に蘇った天草四郎が徳川を祟る
(「魔界天生」より)
同胞を皆殺しにされ、自らも殺されたが魔界の力で蘇った天草四郎が、現世に無念を残して死んでいった細川ガラシャ、宮本武蔵、宝蔵院胤舜、伊賀の霧丸を蘇らせて徳川に復習をしていきます。
そしてそれを阻止するために死闘を挑む柳生十兵衛光巌。柳生VS死人返りとはまた熱くならないわけがないカードです。忍者に剣豪に妖術使いにとオカルト時代劇のおいしいところを全部乗せてきた感じある。
全体的には天草四郎の存在感がすごいといいますか、徳川を滅ぼす側なのですがむしろ主役のような感じすら。蘇りの術も、原作では一定の手順を踏む忍法魔界転生ですが映画を見ている限りでは完全に妖術の類です。(むしろ(原作の)アレが忍法と呼ばれるものでは)
(「魔界天生」より)
でもなんでキスしてるのか予告編ではよくわかりませんでしたが実際見てもわかりませんでした。サービスカットでしょうか(何の
妙な迫力がある日本映画
1981年だからもう36年前の作品なので、こういろいろとセットとかで目に付いてしまうところはあるのですが、そんなこと関係成しに登場人物に妙な迫力があるところが凄いです。
天草四郎は言わずもがな、その天草の連れてきた魔界衆と切り結んでいく十兵衛の強さ。武蔵は圧倒的だし但馬守もやばい。宝蔵院胤舜は扱いがひどかった気がするけれど…要約するとおっぱいみせられて自害したが女が未練で転生した槍使いになっちゃうんだけど大丈夫が宝蔵院…割とサイコさんだし…
あと細川ガラシャはえろいしヤバイ。スクショ貼るとGoogle先生に怒られそうなので自分の目で確かめてくれ。予告編でもいいから。おおらかな時代ってやつよな…
また「転生したら人の情もない外道」になるのが魔界転生ですけれど、そこまで狂っているようには思えなかった(というより生前から大して変わってるように見えなかった)感じはあったのでそのあたりは変わってるのかもしれないですね。人の情に流された霧丸とか、それに対する天草の態度とか。
(「魔界天生」より)
やはりこういうこと…
ラストの炎の中での死闘は、ホントに建物に火を付けて撮影したとのことでまさに本物の迫力でした。今だったらいろいろなんとかできるかもしれないけど36年前だから燃やすしかなかったのか、むしろ燃やしたのか…
古い映画なのでいろいろ時代を感じますが、それを超えて(特にFGOの英霊剣豪シナリオの後だと)面白い映画でした。Amazonで配信していますがレンタルでも意外とあると思うので、見かけたら是非。うちはホラーの棚で見つけました。ホラー…
あとそうですね、件の英霊剣豪について終盤まで進めましたが今メンテで最後までやれてないところの私からすると「すごく…魔界転生です…」 (※パクリとは言ってない
なんであの刀匠が絡んできたのかとか割と謎だったのですけど「なるほど魔界転生…」。最終決戦の舞台とか展開とかも間違いない。武蔵ちゃんがこちら側なのが致命的に違うところだと思ってたけどラストのほうの出で立ちは割と揺らぐでしょ。魔界転生が忍法なのか妖術なのかってところは聖杯戦争のそれに乗っかると(そもそも魔界転生じゃないけど)妖術よりの扱いだし、映画版のほうが影響強いのかもしれないです。柳生但馬守が実装されたときみんなが沸いてたのよくわかりました。しかし胤舜がイケメン坊主になったのはナイスアシストと言わざるを得ない。
個人的にはパクリ=盗作と捉えているので、これはそういうんじゃないよなってのは断言できます。しかしみんな魔界転生好きすぎですよね。わかるわ。