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1人でキネマ読んでてそういえばSWまだやってるのかなあ→まだやってた! みたいな釣られ方をした初スター・ウォーズです。
(「木根さんの1人でキネマ」より)
7本目どころか外伝からで本当にすまない。
EP4に繋がる「ならず者」たちの反抗劇!
遠い昔、はるか彼方の銀河系で。
銀河の支配をもくろむ銀河帝国軍とそれに反抗する反抗軍の熾烈な戦いが繰り広げられていた。
スター・ウォーズ本編は、その戦いの中にいるジェダイの騎士、ルーク・スカイウォーカーの物語(EP4-6)だったりその父アナキン・スカイウォーカー(EP1-3)だったりするわけですが、今回の「ローグ・ワン」はそのEP4直前に繋がる外伝というものでした。
そして主人公となるのはジェダイの騎士ではなく、帝国軍に家族を奪われ反乱軍の過激派戦士に育てられ、収容所送りにされているところを反乱軍に救われたという札付きの女子ジン・アーソ。
もうひと言で表すとやんちゃなやさぐれ美少女って感じで実に良い。
「おまえは銀河に帝国の旗が立つのを黙ってみているつもりか」「みなきゃいいのよ帝国の旗なんて」っていうやんちゃな自由さがほんといい。
彼女の周りに集まってくるのも、裏の任務に関わっているキャシアン、盲目で凄腕の僧侶チアルート、まさにごつい傭兵といった風貌のベイズ、元帝国軍パイロットだがジンの父の影響で寝返ったボーディー、帝国軍のドロイドが再プログラミングされたいちいち冷静に皮肉で煽ってくるK-2SO、という愉快な仲間達。K-2がほんといちいち皮肉ってくるのほんとすき。何をプログラムしたらこうなってしまうのか。
この一癖も二癖もある彼らが「帝国を倒して銀河に平和を」…ではなく、「帝国に一矢報いてやるぜ」みたいな、大義ではない、しかし己の信念を懸けた戦いに挑んでいく。とても熱い生き様でしたし、それだけにラストはほんとマジかよって思ってた。
個人的にスター・ウォーズと聞いて勝手にイメージしていた、「銀河に平和を」みたいな正義感とか、ジェダイの騎士がライトセーバーでバチバチ斬り合うみたいなのはなかったですが、それも「外伝」ゆえかもしれません。(勝手なイメージなので実際見たら違うかもしれないけど)
しかし帝国は圧倒的だった
だが帝国が圧倒的帝国なのはガチ。
ベイダー卿マジヤバイ… 登場した時間は全体から見たらほとんどないのにあの圧倒的強者オーラ。
やばいね。ライトセーバーやばい。
通常の武器がブラスター (光線銃)ばかりだったから剣なんて時代遅れなんだろうかって思ってたけど逆に、フォースの力がないと扱えない武器なんですね…
またどんどん出てくるストームとルーパー、巨大な戦艦スター・デストロイヤー、迫ってくる巨大歩行兵器AT-ATなどなど圧倒的すぎてこれほんとに勝てるのか…という気持ちになりますね。
慈悲なき帝国の支配。完成される惑星破壊兵器デス・スター。はたして反乱軍に勝利の芽はあるのか…
次に見るのはEP4?
そういうわけでEP4へとおもいっきり続く (というかどうも、ラストがEP4冒頭にそのまま続くらしいこれ) 物語であり、またジンたち「ならず者どもが帝国軍に一撃くれてやる」外伝としては完結しているというバランスの本作、もしかしたら最初に見る一本として正解だったかもしれないなと思いつつ、次はEP4かなあって思ってます。
そのまま続くというのもあるけど、個人的にEP4-6に対してEP1-3は前日譚、Fateでいうところのstay nightとZeroみたいなものかなという感じに思っているので。
果たしてデス・スター攻略は、そしてあのベイダー卿に太刀打ちできるのか…
もう古い名作(1978年って俺より年上じゃん)だからプライムビデオにでもあるかなあと思ったらプライムではなかったか…
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