つんどくダイアリー

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わりと好き勝手書いてるからネタバレてたらごめんね。旧「怒濤の詰ん読解消日記」。積まれてしまったマンガ、ラノベなどを読んで感想を書いています。結果として面白い本の紹介だったりまとめだったりになってる。/端末の表示によると、あと740冊/※本サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。ページ内のリンクがアフィリエイトリンクの場合があります。

ぐだぐだしてないほうのコンビじゃん…「帝都聖杯奇譚 Fate/type Redline」1〜3巻【マンガ感想】

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帝都聖杯奇譚 Fate/type Redline(1) (角川コミックス・エース)

 FGOでおなじみぐだぐだコンビが送る… いや完全にシリアスで別物、戦時中の帝都を舞台としたFateとは別世界の聖杯戦争

※注意:この先には登場サーヴァントのネタバレが含まれる場合があります! だいたいお察しみたいな感じですが! いいですね!

 戦国の英雄から幕末の壬生浪まで召喚された英霊が魔術と陰謀渦巻く程度を駆ける、オカルト時代劇になっています。 そうかアレこうなるんだ…

 また主人公が現代からタイムスリップした少年、赤城奏丈ってのも良い。原作(?)で型月パロみたいになってたところは雰囲気を残しつつオリジナルに翻案されて、さらに異物として現代からの新マスター。型月作品でタイムスリップ的な巻き込まれ方をしているものもないと思うので、そういう面でも楽しみです。(でも「時間旅行」は魔法の類…だったと思うし、実際過去に飛んでいるのかはわからないけど…)

 過去に飛んだ主人公が、その時代に存命な肉親に引っ張られて協力して、この聖杯戦争を乗り切っていくことになるのか。って展開も熱いです。まだ若い藤宮九十九に祖母の面影が垣間見えるあたりも結構ぐっとくる。言ってること同じじゃんみたいなところとかね。こういうの良いよね。

 しかしメインキャストが戦国大名新選組隊士ときたら昭和なのに血風録が始まってしまう勢いで殺陣がすごい。というか名乗りの最中に斬るとかギャグでしかなかったのに凄みしか感じない。 それでいて凛としている沖田さん。シリアス全振りするとこうなるのか…信長公もちんまい少女の姿で魔王の貫禄を出しているしどうなっているんだ。

 話の進み方は今のところだいたい元ネタに沿ってるような感じではあって、一緒に読み返すと同じセリフなんかも出てきていますが、(主に絵柄と展開の迫力で)全く別の印象受けるところも面白いです。

 ただ隠されてる真名はすでに知っていてわかってしまうから「誰なんだー()」ってなってしまうところ、Fateとしては残念です。これは100%自分の責任ですけど。むしろ知らないほうが楽しめる、ってのはFateシリーズお約束。

帝都聖杯奇譚 Fate/type Redline(2) (角川コミックス・エース)

  坂本さん! 坂本さんじゃないですか!(棒)

 土佐の人斬りと新選組隊士が猛威を振るう第2巻。帽子を頭に乗っけてるのも似合いますね。この前のイベントのいい感じのスーツも似合ってたけど。洒落た感じの洋装似合うんだよなあこの人。

 本編はそんな呑気なこと言ってる場合ではなく、冗談抜きで九十九はピンチだしアサシンはセイバーで通じるくらいの刀さばきだし。あのぐだぐだしている面影はどこいった…奏丈が想いを込めて令呪を使うシーンがクライマックスですよ。あれもギャグ回みたいなものだったんだけど同じセリフ同じ展開でこうも変わるのか。改めて見てもすごい…

 帝国陸軍側ではワカメが陰湿に動いているところ、またワカメっぽくていいですね。このまま行くと面白いことになるんだけど。どうなるのかなこのワカメ。

帝都聖杯奇譚 Fate/type Redline(3) (角川コミックス・エース)

  坂本さん! 坂本さんじゃないですか!(2回め)

 このへんでもしかして分岐が始まってるのかな? ってちょっと思わせる感じ。あとFGO帝都イベントを思い出す。坂本さんだいたいそういう感じだよね。お竜さんも。

 セイバーのまっすぐさとそれに奏丈が素性を明かして理解を得ていくところ、また九十九は魔術師としてサポートしていくような関係性、ちょっとstay nightのセイバー、士郎、凛を思い出してしまいますね。ちょうどサーヴァント、一般人、魔術師の少女って組み合わだし。意識してるのかな。強気でしたたかで気を張ってるところまんま凛ぽいなと思ったりもする。九十九ルートはないだろうけど…むしろあったらやばいな、どうこじれてしまうのか見てみたい気もするが(時間軸的に)

 そう考えるとワカメに虐げられてるアーチャーのマスター(おとなしめな美少女)もあの子の境遇と重なりますし、重なるとするともしかしてやばい子なのかな…?ってわくわくがとまらないですね。そうはならんか。多分。

 それはそれとして、未来から来ている奏丈の視点で語られている内容がすでに現実とずれているあたり、時間逆行なのかそれとも別のなにかなのか…砂時計の魔術礼装もいずれ明らかにされるのだろうと思いますけど、タイムスリップもので「知ってることと違う」ってズレが発生していくのはやはりわくわくしていきます。知ってるはずなのに知らないところに踏み込んでいく感じがいいです。

 最後にはランサー老師とマスター(?)の影もあり(サーヴァントの配置は今のところ変わらないっぽいね)、続々キャストが揃っていくRedLine。先がわかるようでわからない展開だから早く続刊読みたいです。

作中では、セイバー召喚の媒体として使われたのは帝都聖杯戦争をモチーフにしたラノベ(?)ってことだったけど、もしこれが投げ込まれてたらどうなってたんだろうな…?

 あと全然関係ないけど、作画している平野 稜二氏って鬼滅の刃外伝も書いていたのですね…以前みたことある、良い外伝だったと思います。なるほど時代劇…

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