またえらいことになってる地獄のSE残酷物語15巻…
岐路に立たされた工兵と、味方にすると頼もしいが向こうに回すと恐ろしい室見立華&藤崎コンビの実力が炸裂です。
工兵の進路?
冒頭から思いがけず、「総務に移動して株式上場を手伝わないか」と採用担当から持ちかけられる桜坂工兵。即時断るかと思いきや、意外と悩み始めてしまうわけで。
これが室見さんとかだったら間違いなく即断して蹴る(そもそも話が行かないけど)ようなものですが、振り返ってみると工兵は、エンジニアというよりマネジメントのほうの修練を積んできてる気がするので、技術からの役員、というセンはあながち的外れでもない気はするのですよね。
室見さんも藤崎さんも現場の人って感じだから。パッションより金勘定ができないと難しいし。
逆に工兵がこのまま、エキスパートとしてやっていくところまでいけるかというとどうかなというのもあって、たまに見せる考え方は明らかにマネージャ、経営寄りのそれだから。
そういう意味でも、悪い話ではないけど…けど、っていうのもまた。向き不向きと、気持ちの問題はなかなか一致しないですよね。
そんな悩める工兵の次なる試練が幕を開ける。
VS 室見立華
まさかのこれだよ…
そしてパートナーは次郎丸縁。なんてタッグだ。
あいかわらず適当に社長が持ってきた案件の提案が見事にバッティングして、室見さん&藤崎さんが作成する提案と真っ向から勝負する羽目になった工兵&次郎丸という構図。
次郎丸は相変わらずぐう有能…つうかいつ寝てんだあいつ…無理でしょ…
室見さんと同じタイプだからタッグのバランスとしては悪くないんだけどここで発揮される向こうに回したときの室見スペックのやばさ。
ほんとなんで弱小ベンチャーでSEやってんですかねこのひと…(震え声
それに対抗する工兵たちの戦法…も、やり方としてはやっぱりエンジニアと言うよりも…って感じではあり、やっぱり工兵の適性はこっちじゃないんだよなって気持ちになります。室見さんが聞いたらキレそう。
というか工兵おまえ
いい加減梢さんに養われて幸せな家庭築いてこい
はぁ…養われたい…