実質的には11巻からの続きになります。が、今回は表紙の二人がメイン。はぜろ。
※前巻までのネタバレを含みます
続いていくけれど、何かの足りない「いつも」
木下林檎が突然姿を消して…というラストから続く今巻。本当にどうなるのかと思ったんですが…結局田茂農林は、林檎ちゃんのいなかった頃の日常に戻ることに。
やらかしていることはかわらないともいう。
相変わらず酷い…酷い農業と時事ネタ…この小説読んでるとすべてが農業になるような錯覚覚えますね。
牛は暴れるしイラスト芸は炸裂するしアラフォーはアラフォーだし…
まあコ●イチは愛知なんで仕方ない。み●りフーズは、もう、なんていうかどう考えてもネタにしてくれといわんばかりのネーミングだったし。
しかしまさか農業高校ラノベで現代スマホゲーの闇を見ることになるとは思わなかったが。トイボとかNEWGAMEとかの名前挙げてるのもあんまりよくわかってない感が出ててある意味リアル。パズル&農作業って休む暇ないだろそれ。
まあマネー金上が一枚噛んでるとさもありなんって感じだな…しかしちょっと、うーん、一昔前ならともかく今だと…? ってところはあります。あ、全然関係ないけどお隣の関市が刀剣乱舞でファンタスティックゴールを決めたのはグッドニュースです。すごい!
声優の結婚発覚は…なんとも…そこから納豆ローションと味噌パックに繋がってしまうのも…なんとも…
そういう脱線しつつも妙につっこんだ農業知識でまたなんかよくわからない知識と闇が増えた気がするところはいつもののうりん。子ども農林電話相談は本当にひどい。知識が間違っていないだけに余計ひどい。
…いつもののうりん、なんですけれど。やっぱりどこか欠けた感じがする。
変わっていく人たち
そして失意の耕作は…となると思ったけれど、あんまりそんなこともなく。でも何故か生徒会長に立候補。
正確には前会長からの誘いに乗るという形で、対抗馬などもない(高校の選挙とかそんなもんだったよね)ものでよくあるラノベ生徒会みたいな選挙戦メインの話になったりはしないのですが。
それでもそういう立場に立とうとすることや、進路についてなどの心境の変化はやっぱり影響あるよな…っていう感じはあります。
さらに今巻のメインは表紙の二人。2月。はぜろ。
まあもう継のことはおいとくとしても…最初の頃からこの一年で変わった気持ちや思いはどうなっていくんだろうというのはありますね。
この巻が1巻になぞらえた構成になっているところから、そこから変わったということをより強く感じるところもありますし。
ベッキーの変わらなさがある意味安心感あるところまである。1年や2年じゃあんまり変化ないってことかな?
そして
ラストに向かっての助走、みたいなところもあり、ある意味前後編でもあるような感じでもあり。
個人的には1巻分使ってこれはなかなか贅沢な構成だなと感じるところもありました。そのぶん上乗せして次巻が楽しみになります。
あとすっごくアニメの曲が聴きたくなってた。やっぱり最初を思い出すから。
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トイボとかは参考資料。