この、まさにタイトルどおり。学園で陰陽師の卵たちの活躍とあやかしと式神と酒とお風呂と恋と青春と水着と温泉と白装束。
安倍晴明の子孫、陰陽師になる
安倍春明はかの有名な安倍晴明の子孫で、「見鬼」という妖怪やなんやが視える力を持っていました。そして祖父の葬儀で出会った「柊」という美女の式神と契約をしたことでイコール本家当主になりそのまま陰陽師を育成するための学園「宇羅乃僚学園高等部」へ転入。なんて綺麗に転がるストーリー。
そこで出会った美少女陰陽師のお嬢様がたや喧嘩売ってくるイケメンライバルやらとドタバタしつつ構内で発生している謎の怪異に巻き込まれていったり幼なじみと青春したり豪華な寮生活したりなんだかんだ言って楽しそう。
春明くんも見鬼持ちの例に漏れず、普通の学校なんかでは周囲と摩擦があったりしたようなのでやっぱりこういう自分が特別じゃない環境というのが落ち着くのでしょう。
(連れてる式神が柊だったり、その中でもある意味スペシャルなことには変わりないんですけれどもね)
現代に続く陰陽師の家系たち
春明くんを始めとして、この話に登場してくるのはマンがとかラノベとかを読んでいたらどこかで聞いたことあるような…というお歴々の家柄。
安倍晴明は「陰陽師といえば?」でまず出てくるような名前だし、その式神筆頭が酒呑童子。鈴鹿御前と相対して…退治どころか夫婦になった坂上田村麻呂。加茂というのが少し聞き覚えなかったですが、前鬼・後鬼を従えた役小角というとああ…みたいな。
ここまでくると怪力の坂田先生はもうゴールデンなやつなんですかって感じしかしないですね!
メインの登場人物はまだ限られているんですが現代の陰陽僚と言われる宇羅乃僚学園は陰陽師の家系、能力者の一般人、妖怪の血を引いてるものなどが集められているそうなので、まだこれからもいろいろと登場してくるのでしょう。
なんでまた酒呑童子が安倍家の式神筆頭やってるのかとかそういうところもいろいろお預け。美女になっているのは現代日本ではよくあることなので気にしていません。
それにしても前鬼・後鬼が基本ひよこなのふかふかだわぁ…
巨大化したところに乗って移動したりする加茂さん…
そして渦巻く怪異の謎
そんな環境で春明くんがその血筋ゆえに怪異に巻き込まれていく…なんか全員が陰陽師だし巻き込まれるも何もない気がするなこれ…というそれで、流されつつも成長していくのかいかないのか。
怪異もある意味お約束のあのお狐様だったりしますけれどだがそれがいい。
しかし最近のいろんな創作物の影響で、俺の中のお狐様のイメージ、こうすごいのほほんとした感じになってきてる気がするんいいんだろうか…
いや、平和。平和が一番ですね。
それにしてもみんな普通に育ちが良いというか…イケメンライバル土御門有好…なんていうか、むしろ一周回って意表を突かれたところまである。流石のイケメンである…