事案でしかなかった。
どきどきわくわくの短編集
響とリトルウイングの天使たちと貫井家の日常を描く短編集。
霧夢と相ヶ江さんの出番はなかった。
内容的には
・ユナさんのお店でコスプレ撮影会
・リトルウイングでストレッチ!
・桜花とパン屋のアルバイト
・もふもふするだけの人生
・貫井家の大掃除とカレー対決
…うん…このそこはかとない事案臭…
まともっぽいエピソードに見えるものもなくもないのですが読後の感想はどうしてこうなった…
リトルウイングの天使たち
エピソードは主にリトルウイングの三人、そして桜花とのお話。
いつもの調子といえばいつもの調子ではあります。安定の蒼山サグ。
しかし、途中で音楽談義やシリアス成分などが挟まれずコメディ全フリだとここまで事案と化すのか…
なんというかこの、純粋無垢というのを通り越していろいろと心配になるところまである。
だがもふもふは仕方ない。仕方なかったんや。
桜花は桜花でいじられ担当というか…残念美人の本領発揮である。応援したい。
貫井家。
この親にしてこの子あり。
遺伝というものがはっきりわかんだね…!
貫井家の大掃除から始まりスク水の妹とお風呂の大掃除したあといっしょにお風呂してからの妹のパンツ事業仕分け人の誕生である。
すでに妹の髪シャンプー職人という実績をアンロックしている響に新たなる実績アンロックである。
そして仕分けしている最中にパパとママが襲来。
これはとうとう観念することになるのか…? と思いきや、母のパンツ事業仕分け人の可能性を懸けた母と妹のカレー対決が始まる。これがわからない。
どこまでが家族のじゃれ合いで済むのか…家族の絆と事案を天秤に掛け世間に問う問題作である。あとカレー勝負はガチ。
全編を通して響は常に事案であることを心配しながら危険牌を通していく…
この姿勢がロックなんだね…彼のアーティストとしての源流に触れることになるエピソードなのかもしれない…(違う
あと親父殿、これ完全に諦観を得た響の姿だ。