勇者召喚に巻き込まれただけの(ほんとに)一般人の大学生、宮間快人の平和な異世界日常劇のような第6巻。能力チートはないけれど、その人柄が世界の王、権力者を惹きつけてコネクションが広がっていく、そんな日常を楽しむシリーズです。世界は平和でも人と人(神)との物語はあるんじゃよ。
今回はアルクレシア皇帝陛下との謁見…と思ったらすでに見知った人だったりと。クリスさん、男装の麗人って感じですが結構したたかな面もありますね。こういうところは国の代表だなと。アリスの当たりがきついのは少し気になりますが。アリス自身、ひねくれ者なところがあるように思うから、ただ気に入らないだけなのかもしれないですけれども。
しかしちょっと出かけたと思ったら皇帝陛下に謁見してベヒモス連れて帰ってきたでござる、みたいなカイトの突拍子のなさを引き受けるリリアさんの気苦労もまた増える。この人も王女様だったはずなんだけど苦労人感のほうが強まっていて良い(いいのか)。
「勇者召喚に巻き込まれたけど、異世界は平和でした」6巻より
ほんとになんなんだろうね。ここすき。