近未来VR格闘ゲームをテーマにした「アクセル・ワールド」の劇場版! このシリーズ大好きなので観に行ってきました。突き抜けるアクションパートとタクムの扱いに震える。
VR格闘ゲーム「ブレイン・バースト」で生まれる絆
時は2046年、ニューロリンカーというウェアラブル端末が普及している日本で、子ども達の間に密かに流行っているVR格闘ゲームアプリ「ブレイン・バースト」。
このアプリはただのゲームではなくて、使用しているVR空間では時間の流れを1000倍に加速して認識できる、つまりゲーム中の30分は現実の1.8秒という認識になる。
いじめられっ子だったハルユキは黒雪姫と出会い、このゲームのプレイヤーとして仲間達とともに戦っていきます。
で、TVアニメシリーズを以前(もう4年前になるの…)やっていて、VS能美征二編で終わっていたのですが、今回の劇場版はなんと原作(20巻)より後の時間。
完全新作に違いないのですが完全新作すぎてこれは…!
原作を超えて加速してしまったか…
一応、前半にはTVシリーズの総集編もあってハルユキと黒雪姫、ニコあたりの流れは簡単に説明はされるのですが、(TVシリーズだけを見ていた場合には)全然知らないキャラがバンバン出てくるであろうこれもう完全に割り切っている。
錚々たるメンバーのアクション・シーン
そういうわけでむしろ、TVシリーズ後あたりの時間軸だったら登場しないであろうメンバーの活躍が! 劇場で! 大画面で!
原作読者は行くべきですねこれは…!
個人的は見所としてはスカイ・レイカー師匠の格闘戦。そしてゲイル・スラスター爆撃。やったぜ流石師匠!
車椅子がトレードマークになっている師匠、やっぱりそこからの格闘は「えっ」「おっ!」って感じになりますね。アーダー・メイデンとのコンビ撃ちも炸裂しますし。その足は反則だぜぇ…
メタトロン様がちゃんといたのもよかった。もともと(というか今でもだけど)神獣級エネミーの大天使メタトロン様マジ大天使。
ほかにも六王そろい踏みとか爆走トレーラー赤の王とか日下部綸がじつとみているとか浴衣とかいろいろと見どころあり…TV版からはだいぶ進んでいますが、普通にアニメが続いていたとしたらいつ登場できたか…という感じのアニメだったのが劇場版ボーナス力ですね。
それはそれとしてタクムーっ!! ネガ・ネビュラスの男女比率もおかしいことになっているなかで頑張っているしもうちょっと報われてもいいのではないか…
イケメン優等生枠で爆発を願ってもおかしくないキャラなのになんか応援せざるを得ない…
加速世界を覆う謎の雲
そして劇場版の物語は、「加速できなくなる」というシリーズ存続の危機ともいえる現象で幕を開けるわけなのですが、筋としては結構ストレートで、そのぶんアクションに回されているような感じもしました。力こそパワーみたいな感じですね。
配布される劇場限定小説のストーリーも踏まえて、月折リサの物語としてはもう少し気持ちの面で複雑なんじゃって思うと、もっとオリジナル登場人物とかがひっかきまわしてもよかったのかも。牛姉さんとか。
「システム的に加速できなくなる」という重大すぎる現象でもあったわけですが、それについての説明もあんまりなくて見終わってから思い返すと謎が謎な感じもします。
このあたりは原作のあと(現在最新20巻の戦いの直後の時間軸)ということもあって、後々そちらのほうで明かされていくのでしょうか。
全体的な感想としては懐かしさと新しさ…そしてむしろその間のすっぽり抜けた部分のアニメ化はよ! という気持ちでいっぱいの感想。
「災禍の鎧」編とかさーメタトロン様編とかさーいろいろ飛ばして未来を見てしまった感があるのでほんとに今後に期待していきたい…気持ちで。
あと、これから見に行く人は原作小説を読んでからのほうが絶対いいと思います。劇場に足を運ぼうという人は少なからずファンでしょうから…もし未読なら是非!
おもしろいからだいじょうぶだよ!
公式サイト
作品情報
原作など
関係ないけどマギサ・ガーデン好きだから貼っておきますね!