(「ダーウィンズゲーム」9巻より)
この耳と尻尾が!
ソーシャル・デスゲーム「Dゲーム」
携帯メールの招待からゲームを開始することでプレイヤーとして巻き込まれる「Dゲーム」。
このゲームはリアルと融合したデスゲームで、「異能(シギル)」と呼ばれる異能に目覚め、勝利したときのポイントがそのまま現金に換えらるのだけど、死亡してしまった場合は現実からも消えてしまう。
プレイヤーは「クラン」というチームを結成したり、ポイントで武器やアイテムを買ったりして生き残りを懸けた闘いに身を投じていきます。
ゲームがモチーフのバトルロイヤルだとVRMMO的なものが多いなか、なんとかロワイヤルみたいな感じのケータイ時代のソーシャルゲームを思わせるシステムで、よりリアルの異能力バトルに比重を置いている感じです。
病気で入院していたスズネが担当医のアマガサに騙されてDゲームに参戦させられ、どうなることかと思っていたけどナイスなシギルを発現させて本当によかったと思います。はい!
まあそのアマガサさんのほうは、あーー、ねぇ?
スズネは主人公カナメの率いるチーム「サンセットレーベンズ」に縁のあったヒイラギという男の娘さんで、その縁もあってかこれからの活躍が期待できそう。
実のところ前巻で物語的には一段落しているところもあって、カナメはちょっと出てこなくなっていた感じもあったので話の中心になる主人公が交代なのかなあと少し思ったんですが、あんまりそういう感じでもなく告知から30秒で飛ばされるカナメくん。
(「ダーウィンズゲーム」9巻より)
新たなイベントで待ち受ける罠
新しい「イベント」は謎の孤島で開催され、動物、人間、BOSSを「ハンティング」してポイントを集めようという…この明らかに不穏な感じ…
…と思いはしたけど、実際はプレイヤー同士は仲良くしないとメリットがないという仕組みにもなっていて、また一筋縄ではいかないクリア条件になっているような感じでもあります。
さらに厄介なのは、目障りなカナメを排除しようとするAランクプレイヤー、カネヒラもこのイベントに参加していて、他のプレイヤーを先導して、島に二つの補給所のうち一つを抑えている。もう一つは謎の宗教団体クラン「くちなわ会」が抑えている。
こっちの教祖もなかなかヤバイ予感しかしないですね…
でも厄介そうではあるけど、カナメはカナメでだいぶ鍛えているみたいなのでむしろ新生SRの前哨戦みたいになるのかもしれない。意外にあっさり終わったりして。
Dゲームのクリア条件?
このイベントに巻き込まれる前に、カナメが関西で交渉していたところから、Dゲームのクリアについての考察などが出ていました。
明らかにオーバーテクノロジーで運営されているこのゲームはそもそも一体何なのか、ゲームクリアというものがあるのか(ソーシャルゲーム系のあれそれは終わらせないことで有名)じわじわ明かされていくことになるか大変気になるところですが目下の関心事は折角登場したと思ったらカナメ一人で孤島でサバイバルって折角のスズネちゃんおいてきぼり? MORE DEBAN?
獣人化は肉体強化系として結構強力そうなシギルのようなので戦力として大変期待される人材だと思います。戦力として。