人間、エルフ、天使の3人とその仲間たちがいろいろな種族のあふれる世界で"そういうお店"を巡ってファ○通クロスレビューもどきを掲載するファンタジー第7巻。「レビュアーズ」って内容をしらないときはあまり内容の想像できなかったけどなるほどなあってタイトルですね…
ただこのシリーズ、そういう描写よりも細かいうんちくとか設定とかがなるほどなぁ…って気持ちにさせてくれるところが妙な魅力なんですよ。今巻も最初から、天使の輪の考察みたいなところから入るし。氷耐性リングの使いみちとか、淫紋に関する細かい設定とかうんちくで出てくるのだいぶ珍しいと思いますよ。まあやることはやってるんだけど。雪女が地味にヤンデレ扱いされてるの草。
レビューの視点もキャラによってまちまちですが、ただの好みとは言い難い種族の違いなんかも見えてなるほどなぁって気持ちになったりもします。氷に強いとかサウナが苦手とか。熱と氷に強いから温冷交代浴は効かないの、確かにとしか言えない気もしてな。こう、性風俗を中心にしてるような作品だけど、その世界や種族の特性、日常にちゃんと紐付いてるなあって妙な納得感がある感じ。
そういうなんか妙な納得感が、亜人好きな人の琴線に振れるマンガかもしれないです。しかしセミ族の17年周期は悲哀を誘いますね…いやでも全員ぴったり同じ周期なのかよって思ったりもしますけど…ずれんか…