ミッション風のルールで異世界を救い続けることが課されたシリーズ第13巻、ブラック労働王国編も大詰めに。マジきついっすねこの話。
当初お荷物だと思われていた二繁がキーマンになってるのも結構成り行き感あって、なんか逆にそういう流れかみたいなところも感じるこの微妙さがリアル。ブラック企業プログラマだから親近感しかないんだよねあいつ…
またバスマとヴィキ家の弁論は人によって意見分かれるだろうなあと思いながら読んでました。俺は滅びろクソ経営者って思ってます。マッチョ資本主義極振りみたいな感じだけど似たようなこと思ってるのそれなりにいそうだよなあ。その理屈とやり口ではそのまま行くと二繁ピンチなのも妙にリアルでかなしい。かなしい。
ただ王女様が意外とブレず、前から要所要所で誘導していた感じがあるように思えて少し気にもなりました。国のためを思っているだけなのか、別の事情があるのかが。そう絡んでこなかったキャラだからあまりわからないんだよなあ。今の時点では。何事もなく終わる可能性もあるし。そのあたりも含めて待て次巻。