悪役令嬢の濡れ衣で国元を追放された元公爵令嬢ソフィアが魔族の暮らす国・魔国に流れ着き、料理人としての暮らしを始めていくシリーズ3巻。追放元のアッサム王国でもソフィア嬢不在による外交問題が噴出し始めてて着々とざまぁの準備が整いつつある。肝心のソフィア嬢はしかし、魔国庶民の暮らしに馴染みすぎですっかり料理人ですがね。今回も(自分の)就職祝いパーティでパエリアを振る舞ったり、研修スタートしたりと大忙しで。スキルも増えて着実に料理人として成長しています。
しかし魔国側の文明発達しすぎてて正直現代日本と大差ないところまで来ていると見受けられるから、アッサム王国やその周辺の国、権力者がどうこうしようとしてもたぶんどうしようもないね…1巻で魔国入りしたとき、正直逆異世界転生かと思いましたもの。むしろなんで魔国の存在ばれてない。魔族(ゴブリンなど)は認識されているのに…どうなってるんだ…いや細かいことだな。おいておこう。
ソフィア嬢が来たことが関係しているかはわからないけど、魔国側からも人間の国に接触していこうとしているようでもありますが、前述したように文化レベルが違いすぎるからちょっとどうなるかわからないように思いますね。ソフィア嬢は間違いなく橋渡しに関係してくるでしょうけど…先の話はおいておいて、元公爵令嬢の駆け出し料理人(ただし料理スキルレベルだけは総料理長を超える)がステップアップしていく日常を見守っていくがいいと思いました。