12巻目最後まで読みきった感想としては「すげーこういうの大好き! ベタだけど大好き!」
フィガロとハンニャさんが全部もってく回。
決闘のことしか頭にないフィガロと文通を完全に勘違いしてるハンニャさんが出会ってしまったらどうなるか、みたいな出だしてどう転ぶのかしら上手くいくならこうかなーどうかなーみたいな生暖かい目線だったけれどそういう細かいことを清々しくぶち抜くようなラストで満足です。
フィガロもゲーム内では超人で変人だけどひとりのプレイヤーだよね。ハンニャさんトップスピードでぶち切れるのほんとすき。月夜先輩が踏んだり蹴ったりになってる珍しい回でもる。わりと今回は悪くないと思うよあの人…
またなんか、地道に交流続けてたベヘモット(美少女とそれに抱えられたヤマアラシ)とシュウ(クマ)の見た目ほのぼのしたお出かけとか、お転婆王女エリザベートとツァンロン王子のデート(とそれを見守る一行)とかなんかほのぼのしたやつもいっぱいでした。ただ後者は王族だけに戦争と政治も絡んでいて、やっぱり裏はそんなにほのぼのしてない。
しかし政治や駆け引きなどこれだけ複雑な社会性を獲得できる「ティアン」はどういうAIしてんだって気持ちにたまになります。国を治めているのはマスター(人間)ではなくティアン(NPC)だもの。(それを管理している管理AIも)
今巻のレイは脇役っぽい感じだったけどそれもまたよし。フィガロとハンニャさんに幸あれ。
1月からアニメもやってるからよければそちらも!
1巻の内容はもうずいぶんと昔に思えるけど、マンガをたまに読み返してるからそんなこともないような気がして不思議な感じ。