2016年7月11日以降、FGOを起動すると「ご利用のプレイ環境では「Fate/Grand Order」を起動できません」と書かれたメッセージの入ったメーラーが起動してきて、ゲームができなくなっていることがあります。
その現象についての対応です。
(2017/4/11 ごちゃっとしてきたので整理しました)
USBデバッグをオフにすると解決する
最初に対応を書いておきますと、USBデバッグをオフにすることで解決できるケースが多いようです。
USBデバッグをオフにするには、Androidの「設定」から「開発者向けオプション > USBデバッグ」のチェックを外します。
この「USBデバッグ」がオンになっていたら、オフにします。(画面はAndroid 6.0のものになりますが、他のバージョンでもだいたい同じだと思います)
※こちらはAndroidでの対応方法になります。また、他の原因で発生している可能性もあります。USBデバッグが問題である場合は、起動してきたメールの文章に「ErrorCode=43」と書いてありました。このErrorCodeが「43」ではない場合は他の原因である可能性があると思いますので、本記事で案内する方法では解決できないかもしれません。本記事の対応で解決できない場合は、運営にお問い合わせ下さい。
「開発者向けオプション」を出す方法
そもそも、この「開発者向けオプション」オプションは、現在のOSでは隠しオプションとされていて、端末情報の「ビルド番号」を連打しないと出てこないものです。
ですから原則として、自分でオンにする操作をしないと出てこないはず。なので、USBデバッグがオンになっているからオフにしろと書くだけで、対応箇所もだいたい察せるかなぁ…と思っていました。
しかし、この記事への反応を見ていますとどうやら本人にも心当たりがないのに設定されてしまっていることがあるようです。
ですので、もし「開発者向けオプション」自体が出ていない状態になっていたら、まずこれを出す必要があります。
出す方法はビルド番号の連打。「設定 > 端末情報」を開き、「ビルド番号」を連打してください。
これらのオプションが意図せず設定されてしまっているケースについては…考えられるのは購入時の設定で既にオンになっている場合、アプリやサポートの指示などであまり気にせずオンにした場合、などでしょうか。
もしこの症状が出てしまったら、変更した心当たりがなくても、一度確認してみるとよいでしょう。
運営さんも…USBデバッグが原因って判別できているなら…せめてそれを解除するように案内するメッセージを出してくれれば…と思いますが…
この現象の原因
この現象は、2016年7月11日に実施されたアップデートが原因であると考えられます。
【カルデア広報局より】
— 【公式】Fate/Grand Order (@fgoproject) 2016年6月28日
【重要】「Ver.1.11.0以降、推奨環境外からのプレイについて」のお知らせを公開いたしました。詳しくは→https://t.co/UWgKOae7Gi #FateGO
…お知らせのページ消えちゃってるんですが…ページに書いてあった、このアップデート以降に起動できなくなる環境は以下の通りでした。
今回のアップデート以降、起動できなくなる環境は以下になります。
・root化※されたAndroid端末
・Jailbreak化※されたiOS端末
・改造された端末
・エミュレータ、あるいは改造されたクライアント
・USBデバッグモードをONにした状態
この5つのうち、最後の「USBデバッグモードをONにした状態」が、本記事で取り上げているものですね。
上4つはおそらく普通に使っている分には引っかからないものですが…最後の「USBデバッグモードをONにした状態」については、開発に使用している端末などは普通にオンにしっぱなしだったりするので、引っかかる人も多いのかなと思います。
他のケースについて
ついでに、USBデバッグ以外のケースについても少し説明しておきます。
root化※されたAndroid端末
rootと呼ばれる、特殊な権限を使用できるようにした端末になります。
一般的に、販売されている端末をこの状態にするためには、端末ごとに用意された特殊なツールでセキュリティホールを突いてやる必要があります。
そのため使っている当人が知らないことはまずありえないはずです。
でもマニアックな友達から譲ってもらった端末とか、どこからか購入した中古品とか、初めからrootが解放されている端末を購入したとかだと知らずにこの状態になっている可能性は考えられなくもないですが、一般的なものではないと言えます。キャリアや家電屋で販売されている端末ではまず許可されていない権限ですから。
ちなみにそんなものを取得してどうするのか。カスタムロム(改造されたAndroid OS)を入れて遊んだりします。あとキャリアがプリインストールしてきたアプリを消したりします。
Jailbreak化※されたiOS端末
通称「脱獄」と呼ばれる処置。上で出てきたroot化のiOS版みたいなものです。
こちらもキャリアやAppleStoreで一般販売されているモデルが最初からJailbreakされていることはありえませんので、Jailbreakするための作業が行われた端末となります。
それで何ができるかについては正直iOSそんなに詳しくないためあまりよくわかりませんが、脱獄するとApp Store以外で配布されているアプリがインストールできたりするみたい。
改造された端末
改造…しちゃったんでしょうね…
何をどう判断してるかはわからぬ…
エミュレータ、あるいは改造されたクライアント
エミュレータは、Android開発キットについてくるものを指しているのだと思います。つまり実機以外での動作を封じているのでしょうか。
(調べてみると、PCで動作するAndroidのエミュレータが開発キット以外でもあるみたいで、それを使ってのプレイが結構あったみたいですね…まあFGOは重いからな動作が…)
改造されたクライアントについては、公式以外が作成したクライアントアプリなど、不正に作成されたアプリかなあ。そういう不正改造を検知できるようにしているのでしょう。
こちらについても、GooglePlayやApp Storeからインストールしていれば問題ありません。
気をつけるべきはFGOがGooglePlayからインストールできなくて、apkダウンロードサイトからダウンロード、インストールしてしまった場合。これは公式配布のものと違う可能性があるため、起動できない原因となる恐れがあります。
「お使いの端末は~」なるエラーでGooglePlayからインストールできなかった。そのときは手前味噌ですが、次の記事に書かれていることを試してみると道が開けるかもしれません。
Playストアの「お使いの端末はこのバージョンに対応していません」現象を解決するために正規の手順で試してみたい4つのこと(+α)
Fate、FGOに関してはいくつか記事を書いています。もしよろしければこちらから。