Z系MSが大活躍だ! やったぜ!
あのWRに変形して高速で飛んでいくのが最高なMSの系譜ですよ!
(「機動戦士ガンダム ムーンクライシス」上巻より)
途中で主人公機が新型に切り替わるのも大変アツイ。
(「機動戦士ガンダム ムーンクライシス」上巻より)
うちにあるのは実は上下巻の新装版で、ここで次巻に続くになっているのがまた最高ですね。
月に迫るジオンの残党
時はUC0099年。地球軌道上の大型艦「ベクトラ」に配備されたタクナは、初出撃の大統領護衛任務でそのまま戦闘となってしまう。そこからネオ・ジオンとヌーベル・エゥーゴ(Zガンダムのエゥーゴとは全く別の組織)の共同軍が起こしたテロ事件に関わっていくことになります。
貨物船から助け出した謎の少女メイファと出会い、助け合い、テロリストと対峙していくタクナくんの主人公力の高さ。
(「機動戦士ガンダム ムーンクライシス」上巻より)
ボーイミーツガールストーリーとしても王道を突っ走ってます。
(「機動戦士ガンダム ムーンクライシス」上巻より)
最初に出会ってしまったラナフさんもメガネかわいいんだけどもなあ。
やはり若さか…
(「機動戦士ガンダム ムーンクライシス」上巻より)
純粋にヒネた悪の男
またテロリスト側も一枚岩ではなく…といいますか連邦に対する要求を突きつけているネオジオンの裏でガチで世界に一撃食らわしてやろうというタウ=リンの存在輝いてる。
(「機動戦士ガンダム ムーンクライシス」上巻より)
連邦とジオンの抗争の裏で、その実このタウ=リンが暗躍しているこの構図。
敵サイドの事情や情報、キャラクターが立っているのもガンダムシリーズの醍醐味であるのですが、大義ではなく、私利私欲でもなく、投げやりでもなくまっすぐ破滅に突き進むその姿にはある種のピカレスクロマンを感じるところまである。
この全てをぶち壊したくなるような気持ちは、むしろ大人になってからのほうが分かる気がしてやばい…
高貴なジオンの血統はZ乗りに縁があるのか
(「機動戦士ガンダム ムーンクライシス」上巻より)
「父の意思を継ぐ」といい、ネオジオンのおじさま方を連れ回しているキーパーソンのメイファ。お姫様であります。
ジオンといえば忠義に厚く苦みばしったイカした軍人のおじさんたち。ジオンだ…
連邦のロウ大佐やクルムキン准将もがんばっていますけど…あれだけ大規模な作戦の結果を飲み込んで、さらにメイファを送り出すハウエルの心意気。ジオンである…
このね、最後に若人を無条件に送り出して、でもメイファのほうはそれに気づいていなくて、いずれ気づくときが来るんだろうなというところまで含めておっさんじゃないとできないことです。
キャラクター関連的には、さりげなくアウターガンダムやReonのキャラとか、ZやZZの登場人物とかがいるのがじわじわきますね。無人機も地味にいるっぽい。
そんなムーンクライシス、これまた新装版でも…という状況ですが見かけたら是非。
機動戦士ガンダム ムーンクライシス 下巻 (2) (電撃コミックス)
- 作者: 松浦まさふみ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA(アスキー・メディアワ)
- 発売日: 1999/06
- メディア: コミック
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とうとうヨメレバで出てこなくなってしまった…ほんと電子書籍の刊行を望みたい。
作者の方も言及されているようなので期待して待つしか無い。
余談ですが劇中で唐突に現れてたZZ、昔に読んだときから謎だったんですが最近(というかアウターガンダムのそれを見てくれて…?)いろいろと話してもらえていたりして嬉しかった。なるほどそういうなー
火力特化したのがZZで、運用コストが高すぎて使えなかったのを、最終突入時に引っ張り出してきたとか、ムーンは描いてないことも多数ありますね。
— 松浦まさふみ (@matsuurama) 2016年6月1日
ZZはあの変形合体する感じと一撃の火力がすごい好きです。ビームサーベルもハイパーだし!