怒濤の詰ん読解消日記

つんどくダイアリー

旧「怒濤の詰ん読解消日記」。積まれてしまったマンガ、ラノベなどを読んで感想を書いています。結果として面白い本の紹介だったりまとめだったりになってる。/端末の表示によると、あと740冊

冬木の聖杯を巡る真の物語が幕を開けた「Fate/stay night Heaven's Feel I. presage flower」【映画感想】

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「劇場版「Fate/stay night[Heaven's Feel]」第一章/本予告 | 2017年10月14日公開」より

 まさかこのルートを劇場で見る日が来るとはな…

 いちばん王道なのはFate、いちばん熱いのはUBW、いちばん黒い最高なのはHFだと思っていたかげろです。

 最初から最後まで見所しかない。Fateファンは是非見るべき映画です。

ここから先にはネタバレがあります。またFateシリーズはその話の展開、構成すべてに驚きと仕掛けが込められているようなもので、どうあっても感想にネタバレが含まれてしまうことがあるかもしれません。ネタバレが気になる方はここで引き返し、迷わず劇場で鑑賞されることをお勧めします。

「Fate」「UBW」から繋がる最後のルート「Heaven's Feel」

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(C)TYPE-MOON・ufotable・FSNPC (C)TYPE-MOON

 Fate/stay night (以下SN)には3つのルートがありまして。セイバーが活躍し、全体の骨子が描かれる通称セイバールート「Fate」、士郎とアーチャーの関係が熱い凛ルート「Unlimited Blade Works (UBW)」、そして真エンドとなる桜ルート「Heaven's Feel (HF)」。

 この中でもHFは(尺は長いし他ルート前提だしエロいだしと)いろいろな意味で映像化不可能だと言われていました。それが劇場で公開されるとは…時代に感謝したい…

 もともとゲームのアニメ化は最初のルートくらいでおしまい、ってのが常ですから、そういう面でも「Fate」がアニメ化されたところで普通はお仕舞いなわけですよね。

 「UBW」が続いたときには少し期待はありましたけど、ゲームでいう最終ルート、真のネタバレでもあるからここまできっちり出すことはできないのではとの思いもありました。それがどうでしょう。

 SNから10年以上経ち…ものすごい精度で劇場三部作が始まってしまった。感謝しかない。

桜の桜による桜のためのHF

 もう最初っから、共通ルートかと思いきや中学生桜との出会いからですよ。完全に本気出してきてる

 士郎がまだ弓道部に居た頃から始まって、ぎこちなく近づいていく桜と士郎の距離感とか、もういつの間にかあたりまえのようにそこに居る雰囲気とか。いや違いますね。むしろ当たり前のようにいた桜がいないところから始まったのが良い。士郎が玄関の鍵を開けて帰宅するところとかですね。この家こんなに誰もいなかったっけ、ってのが最初に来てからの桜。これ。

 「Fate」や「UBW」ではいつのまにかフェードアウトしてしまった後輩のような感じでしたがその後輩力を余すところなく発揮していく姿勢に感動すら覚えます。台所に立ってる桜がいちばんつよい。はっきりわかんだね。

 士郎の令呪を見て動揺する桜とかは、ああーって感じですし。ワカメに虐げられたり謎の金髪の男()と邂逅していたりする桜もまた桜。つーかワカメ。この映画ワカメにもフィーチャーしているところがまた流石だなって思います。

 間桐の兄貴のほうはまあだいたいああいうワカメなんですがこう士郎とは腐れ縁の友人関係(ワカメは仲良しだとは思ってない)みたいなところが、弓道部時代から語ることによってよりはっきりと出てきて。SN本編だけだとワカメはただのいけ好かない奴でHFでもただのいけ好かない奴ではあるんだけど弓道部時代のことを引きずってるから士郎に対する態度があんないけ好かないのかって思えるところもあったり。士郎は桜のことをずっと「友人の妹」としか認識しないんだけど、それなりの付き合いがあるからなんだよなとアルバム見て思ったり。まあしかしワカメは所詮ワカメ。あわれなピエロである。

 ところで後輩で妹って最強じゃないですか。光があればまたも濃くなるように、兄貴の存在が桜を輝かせる。のかもしれない。

真アサシン無双

 SNプレイ当時はほんとまさかの登場だった真アサシン。本作品では割と早めに登場してーーめっさ強い。なんだこのアサシン…

 FGOで割と人格者のイメージができてる真アサシン先生なんですけどサーヴァント・アサシン本来のアサシンっぷりを如何なく発揮してくれています。マジで痺れる。

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「劇場版「Fate/stay night[Heaven's Feel]」第一章/本予告 | 2017年10月14日公開」より

 PVでランサーとバトってたあの毛玉は真アサシン先生だったんですね…「アサシンは直接対決は弱い」とは何だったのかと言わんばかりの大活躍。

 バトルシーンはどれも見所しかないわけで、前半のセイバーVSバーサーカーやセイバーVSライダーも熱いですが、真アサシンが爆誕してからはもはや無双。強キャラ感しかなかった。それにしてもワカメはほんと哀れ。

 あと葛木先生はちゃんと人間だったんだなあって妙な感想を抱いたりもしましたよ。俺あの人セイバーと素手で撃ち合えるファイターって感じしかしなくなってたんで。あれもキャスターが強化してたからこそなんですよね。殴り合えるくらい強化できるキャスターがすごいのか強化されたら殴り合える葛木先生がつよいのかは分かりませんけど。門番も含めて柳洞寺組は割と好きなのでHFルートはちょっと残念なんです。キャス子が間に合ってたらどうなってたんだろうなあ。真アサVS葛木先生も見てみたかった。

 それからだいたい不穏なときにしか出てこないアインツベルンの子イリヤスフィールもすでにだいぶイメージが違ってしまっているからSN本来のイリヤがでてくるとちょっとびびるよね。あっすごいアホの子じゃないみたいな。銀糸とか使っちゃったりセイバーに問いかけちゃったりバーサーカーでやっちゃったりしてこの子。クール。

2018年公開の第二章も楽しみな最高の劇場映画化

 というわけでいいところで終わってしまった続きの第二章は2018年公開とのことで大変楽しみです。

 桜ルートを待ち望んでいた人も、FGOなどから知った人も(特にBBちゃんやオルタちゃん、ハサン先生)、是非足を運んでみてほしい。あっプリヤの映画が初見だった方とかも是非!

公式サイト

www.fate-sn.com

作品情報

劇場版 Fate/stay night Heaven's Feel I. presage flower : 作品情報 - 映画.com

その他

 昔から待ち望んでいたおっさんは別にいいんですけど、FGOなど最近Fateを知った、って方だともしかしたらちょっとよくわからないところがあるかもしれないですね。共通ルートが大胆にダイジェストになっちゃってるから。いやほんとあの削りかたは肝が据わってるといいますか。

 省略されてる流れをかいつまんで説明すると、ランサーVSアーチャーを士郎が偶然見かける→ランサーに士郎が殺される→なぜか助かってる→士郎亭をランサー強襲→土蔵でセイバー召喚→心配してきた凛と一緒に教会へ って感じでしょうか。特に土蔵での召喚シーンはFateを象徴するような場面なので、ここを省略するような作り方は逆に「これは桜の物語だ」って覚悟の表れに思えました。でも知らなかったらわかんないよね…

 もし他のFateを全く知らない、全く知らなかったからよくわからなかった方は、是非これを機会に「Fate」「UBW」を見ることお勧めします。

Fate/stay nightのアニメ見放題 | dアニメストア

Fate/stay night | Netflix

TVアニメ「Fate/stay night [Unlimited Blade Works]」のアニメ見放題 | dアニメストア

Fate/stay night Unlimited Blade Works | Netflix

 Amazonだとレンタルだけど、dアニメストアやNetflixにもあったのでそちらでも是非。NetflixはApocryphaもあるから大丈夫。

 セイバールートは漫画化もされているので、アニメは時間が…って方は先にこちらを読まれるのもよいかと思います。

 ルート的な話をするとHFは序盤で派手に分岐してしまうからお話としては必読ではないのですが、その派手な分岐具合を知るためにもやはり必読です。つまりマスト。

 また、「10年前の聖杯戦争」「衛宮切嗣」「アインツベルン」などのキーワードが気になった方はこちら。

 元は小説で、コミカライズもされています。

 そして桜の魅力に目覚めたら是非プリヤの映画を…

tsundoku-diary.scriptlife.jp

もう終わってしまっているか、じゃあ漫画のほうを!

tsundoku-diary.scriptlife.jp

 プリヤドライもHFルートを知ってるとよくわかるところがあるから丁度良いね!

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