断罪されて修道院に追放された悪役令嬢エリザベスがむしろ気ままに生きてるスローライフ第6巻。転生知識でお祭りを盛り上げたり美味しいご飯を作ったり。ゲームではモブだった騎士団長レオニードが追いかけてきてだんだんいい感じになっていったり。田舎の教会スローライフを満喫してますね…
そのレオニードを逆恨みして追いかけてきたフェルディオくんから始まったのですが軽く転がされて終わりました。完璧な噛ませ犬だ…ただ悪役令嬢時代のエリザベスとレオのエピソードのための犬だった。
あとはシスター長の内面を知るエピソードも。親戚のブドウ農園のお手伝いに向かうと、シスター長の過去から子どもを苦手にしているエピソードにも繋がってちょっとしんみりしますが。でもメインは、田舎農園でのぶどう摘みと ぶどう踏みだよ。うーんなるほど。振り返ったら死ぬ。(あとおっさんんも踏むんだ…?) イメージ的にはたぶん中世フランス田舎あたりなんじゃないかなって感じなのだけど、ロングスカートの村娘衣装だから逆にこういったシーンが映えるのでしょうね。とてもいい。レオは死ぬ。いや意外と死ななかったな。突然の愛称呼びも回収されたしもしかして慣れてきているの…?
最後は乙女ゲーヒロインと攻略対象のお披露目よる恩赦が出ていましたが、よく考えると結構最初の方で和解してる気もするんですよねヒロインのロゼッタとは。そのへんどうなんだろう。当事者同士が許してもそれだけじゃ済まないのが政治的なあれこれって感じなのかなあ。公式な話でもありませんし。ただどうしてロゼッタがここに。部屋がこんな有様に…で終わるので面白いってかどうすんだこれ的な続き方でしたよ。どうすんだこれ。