前巻から引き続きのVSヒーロー殺し編に決着。
完全に格上の敵との戦いで、その実力もさることながら震えるのはそのヒーロー殺しの信念…というか、あそこまでいくともう妄執みたいになっていて。
個性自体はあまり強力ではない、というのがさらに凄みをだしている感じ。
ダークヒーロー的なのは言ってることが無茶苦茶でも格好良くみえちゃうのなあ。
最後ぼろぼろになるのがこのマンガだけど。
それに立ち向かう出久、飯田、轟の三人もボロボロで殴り合いなの、一撃が重くてほんとに熱い。
「個性」という特異能力を持った人間が、「ヒーロー」と「敵(ヴィラン)」に分かれて戦っているのがこのマンガだけど最後は気合い。だがそれがいい。
結局「ヒーロー殺し」の言ってることは憧れをこじらせちゃったようなものな気がするし、その答えが通り魔じみているのも破綻してるけど。
でも今回のこれが決着という感じには思えないから、また登場して欲しいという気持ちが残ります。
しかし緑谷少年の成長めざましく、無個性のいじめられっこだったというのだいぶ信じられない感じの主人公になってきています。
爆豪が焦るのも意地張るのも仕方ない。
後半はそんな二人がペアで脅威に立ち向かうことになるのもまた熱い。
やはり王道のバトル成長物語は少年漫画的でいいですね…
僕のヒーローアカデミア 7 (ジャンプコミックス)
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堀越 耕平 集英社 2016-02-04