公爵家に仮面夫婦契約で嫁入りした貧乏貴族令嬢ヴィオラのマイペースな日常漫画だったころはとうに過ぎ、今はマイペースにぽやぽやしているヴィオラと 塩対応される旦那様 を眺める状況になってる本作。公爵領地への新婚旅行がひとつのきっかけになるといいですねサーシス旦那様。
サーシスさん、ずっと結構ぐいぐい押してるようには見えるんだけども肝心のヴィオラのほうが鈍マイペースすぎて空振ってるところばかりのコメディでしたが、シチュエーションが変わることで見えてなかった旦那様の一面がヴィオラに伝わって好感触、今巻はターニングポイントになるんじゃないかって感じします。
だいぶ前から旦那様は…たぶんカレンデュラさんとの関係に決着ついたあたりから真面目にヴィオラ一筋の好感度MAXになってたとは思うんだけど信用ゼロ だったから仕方ないね。一方ヴィオラのほうも、物語の始まりが仮面夫婦だったことや持ち前の性格が鈍ぽやぽやしているところとかが重なってか、なんか旦那様への気持ちは恋愛通り越して家族愛になっちゃってるような気もするから、余計噛み合わない感じで。(ただスタートが男の私から見ても旦那様最低だったとは思うから、何言われても信用ないってのもあるでしょうね…)
そういうときに旅行で環境を変えるってのがうまく作用したかもしれないですわね。
今巻読み終わったらもう お幸せに! で締めたい気持ちになってくるんだけど、まだ見てたい気持ちももちろんあります。原作一区切りついているみたいなので、そこまでは続いてくれると嬉しいかな。