この巻で表紙が師匠。これがまた。
※ここから先にはネタバレがあります。致命的なところはもちろん無いつもりなのですが先の展開と登場人物の心の動きがポイントになる巻でもあるので、気にされる方はまず本編を読んでからをお勧めしますよ。
二人きりの修学旅行のその後から
フランスはパリの修学旅行で出会った画家の少女ミュリエルにラブコメの神髄なるものを見せるためにラブラブデート(笑)を繰り広げていた政宗くんと愛姫でしたけれど、8年前の「あの日」、政宗くんがリベンジを決意するに至ったあの事件のことに愛姫が触れてからどんどんと話が転がっていきます。
今巻の開始からラストまで一気に進んでいって、どの場面もそれまでの流れとそれからの展開の間にあって印象的なものばかり。そんな場面が連続して、ねじれていた真実にたどり着いていくわけでもう読む方も一気読み。
(だからコマの紹介とか、しようと思ってもできない。どこを取っても説明不足、魅力不足になってしまう)
師匠の立ち振る舞いがせつなすぎる
必然的に、幼少のころから愛姫と一緒にいた吉乃の話にもなるわけで。
感情がほとんど表に出ない、でも内面は普通の女の子って感じの師匠が政宗くんのリベンジ計画を知りつつむしろ協力していくうちに、ここまで抱えて育ってきてしまったものをあふれさせていくところが本当せつなくて師匠…
政宗くんがほんとに愛姫のことしか(正確にはリベンジのことしか)頭になくて、吉乃は「協力してくれるよい友達」って思っちゃっているあたりもホントこの男はって感じでもありますが。
そして一方で愛姫様のこと好きすぎるんですよねこの子。それもよく伝わってくるからまた師匠…
そしてこの後は
正直なところ、「いい最終回でした…」で終わってしまうのかというくらいにクライマックス感満載なんでしたがこの漫画がこじらせた残念系イケメンラブコメディであることを改めて思い出す。なんという平常運転…
愛姫様は愛姫様だな…という、当たり前のことを口に出して確認したくなるような愛姫様で愛姫様。こっちの子はだいぶ素直に顔に出るタイプだからきっと内心も愛姫様なんだと思う。
政宗くんの明日はどっちだ…
(「政宗くんのリベンジ」8巻より)
かねちゃまの妹ちゃまが可愛すぎて癒やしなのでせめて貼っておきますね。
いろんな作家さんのイラストを集めた特装版もあるので是非。
それはそれとして検索してたときにたまたまみつけたんですが政宗くんが完全におもちゃにされてて草。
(「政宗くんのリ○○○」より)
(「政宗くんのリ○○○」より)
だいたいママのせい。