Googleさんから新しい広告モジュールのお知らせが来ていたの、気になっていたんですがそのままにしていたので設置してみました。
AdSenseには1ページあたり3つまでという制限があるのですが、このページ広告はそのカウント外ということなので、既存のページ構成に手を入れることなく設置できます。
善し悪しはまだわかりません。設置は超簡単でした。
設置方法
AdSenseの「広告の設定 > ページ単位の広告」より、「アンカー広告」と「モバイル全画面広告」のステータスをオンにします。
配信はここで制御しているようで、嫌になったらこれをオフにすれば全て止まるみたい。
次に、その下の「コードを取得」で表示されたコードを、はてなブログの「設定 > 詳細設定 > 検索エンジン最適化 > headに要素を追加」に貼ります。
これで設置はおしまいです。
確認するには、スマフォ(またはデベロッパーツールなど)でサイトにアクセスして末尾に「#googleads」と付けると、テスト用の画面が上に出ます。
「ANCHORS」のほうで記事下バナー広告が、「VIGNETTES」のほうで全画面広告が確認できます。
VIGNETTESを選ぶと全画面広告の発生するリンクが紫の線で囲われるので、そのリンクをタップすると広告の確認ができます。
これ最初意味わからなかったんですが全画面広告の挙動として後出しなので、リンクで移動するときに発生するということなのですよね。
また、これを確認しているとき、
This page cannot display anchor ads for the following reason(s):
- Page-Level ad format disabled in AdSense Front End.
というエラーが発生していましたが、30分~1時間くらいしたら消えていました。
内容からして、ページ広告を有効にした直後で情報が反映されていなかったのかなと思います。
それからPCのブラウザでそのまま#googleadsを確認しようとすると、
This page cannot display anchor ads for the following reason(s):
- The viewport is not between 320 and 420 pixels wide.
- The device is not in portrait mode.
- The current browser is not supported.
となり動作しませんでした。スマフォかデベロッパーツールなど、画面サイズを合わせてやる必要がやはりある。
この広告タイプについての個人的見解
既存の、ページ全体に出る広告とページ下についてくるバナー広告は僕の中で二大悪逆広告です。
悪逆とは人道に外れたひどい悪事、悪行のことを言います。
全画面広告についてはちょっと言い過ぎかもしれませんけどバナーについては慈悲はない。あのスクロールの邪魔をするようにくっついてきて画面全体をもっさりさせた挙げ句の誤クリックは害悪でしかなく、広告ブロックの導入を加速させるものでしょう。初期のまだスペックも低いスマフォでどれだけあいつらが邪魔だったか。
(ただしバナー広告の中でも、動作の邪魔にならず上や下にいるだけのやつには、特に憎しみを覚えていません。無料アプリなんかに多いやつとかですね)
僕はスタンスとして、ユーザーの邪魔になりすぎなければ広告は良しだと思っている派です。逆にいうとユーザーの邪魔をして誤クリックを狙ってくる奴は滅びてもよい。
ではなぜこのGoogle先生の広告を試してみる気になったのか。最初にこのお知らせを見たときには深い悲しみと失望を覚えました。ですがあのGoogle先生が「ユーザーのニーズに基づいて設計した」と、「ユーザーにとって利便性が高い場合に表示する」と言うのであれば、試してみる価値はあるのではないか…
結論として、以下の点が改善されていたので導入してみようと思いました。
・スクロールの邪魔にならない
これが全てとも言えます。カクつくことも妙なところで追いかけてくることもなく、ページの下におとなしく堂々と鎮座している。Nexus5のChromeで確認した限りではストレスは特に感じませんでした。
・ページを見る前ではなく、見た後で表示される全画面広告
全画面広告はまあ普通に入れてもいいかと思っていたのですがここでも一工夫あり、ページを開いたときではなく、そのページから別のところへリンクで移動したときに出てくるみたい。
つまり見る前に邪魔をしない、ということですね。検索などで飛んできたときに、最初にここでイラッとすることがなくなるのは大きい。
また、確認用ツールでその広告が発生するリンクを見ていて気づいたのですが、どうも内部リンクで発生しているようなのですね。別のサイトへ行く場合には発生していない。
つまり、このサイトの他の記事も見る場合にはちょっと広告も出るよ、ということであり、ユーザーとしてはだいぶ溜飲が下がります。
サイト管理者から見ても、サイトの離脱率を下げるようにコンテンツを揃えていくことが収益に繋がります。
上記二点が改善されていたことにより、これなら導入してみてもよいかなと思って試してみました。
この広告自体がまだβ版であることもあり、様子見しつつという感じでやってみます。