つんどくダイアリー

つんどくダイアリー

わりと好き勝手書いてるからネタバレてたらごめんね。旧「怒濤の詰ん読解消日記」。積まれてしまったマンガ、ラノベなどを読んで感想を書いています。結果として面白い本の紹介だったりまとめだったりになってる。/端末の表示によると、あと740冊/※本サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。ページ内のリンクがアフィリエイトリンクの場合があります。

ママがパーティメンバーになるんだよ…「通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?」 【ラノベ感想】

通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか? (ファンタジア文庫)

 かつてこれほど故郷で暮らしているカーチャンを思い出すラノベがあっただろうか。いやない。

ママのママによるママのためのRPG

 日本政府の企画した、親子が仲良く冒険するためのMMORPGのテスターとして閉じ込められた大好真人とその母(実母)、真々子。何してるんですか日本政府。

 現実世界に戻るには、母子の絆で冒険を進めなければならない! カーサーン王国で王様にチートクラスの武器をもらって出発だ!!

 ほんと何してんですか日本政府。

 (リアルのほうの)この国の行方が若干心配になりつつも、普通の高校生男子である真人とはりきり系お母さん真々子さんの旅が始まるわけです。CVはきっと井上喜久子

僕たちは知らなかった、母親同伴RPGがこれほどつらいものだとは

 真々子さんは高校生の息子がいるようにはどうみても見えない年齢不詳で肌年齢-20歳ウィンドウショッピングにはしゃぎ息子の言葉に一喜一憂する愛すべきママでありマー君にべったりというエロゲーギャルゲーではよく見かけるタイプでもあり客観的に見て最高なんですがなんでしょうねこのどちらかというと真人に同情すらするこの気持ち。

 完全に保護者同伴なんだよなあ…しかも最強。

 おかんと一緒にパーティメンバー選んだり一緒にモンスター倒したりスライムに出くわしたり旅館 (温泉)に泊まったりとイベント盛りだくさんでほんとこれどうなることやら。

 スライムとのバトルでお約束いいから早く服を着ろよぉぉぉっっっ!!! って思ったのはたぶんこれが初めてです。だから何してんだよ日本政府マジで。

 真々子さん超かわいいんだけどそのかわいさがつらい。どういうことなの。

 救いは他のパーティメンバー、ポータちゃんとかワイズとかが普通の女の子ってことですね。救いか…?

これは母と子の物語

 このRPGは全国を対象として実施されているもので、真人たち以外にも親子プレイヤーはたくさんインしていて、ポータちゃん(12)とかワイズ(JK)とかもリアルに存在しているプレイヤーだったりします。

 でも彼女たちは母親とは別行動していたりもして、全員が全員真人たちのように(?)仲良く冒険できているとはいえないかもしれず。

 また、母子が絆を深めて仲良くなるRPGらしいんだけども、仲良くなるって言うのは正しく親離れ子離れすることなのかなあとも、最後まで読んで少し感じました。

 政府がほんとに何考えてこのRPG作ってるのかわからないですけど、最強ママとマーくんが繰り広げていく旅の中で、みんなハッピーになるといいなと思います。

 というか二巻まで確定しているんですか。次は学園に通うらしい。マーくんの明日はどっちだ。  


余談

 源頼光はママだから仕方ないなーママだからなー (最近FGOのせいで人物名の扱いがおかしい

忍び寄っていた邪悪さが姿を現し牙をむく「落第騎士の英雄譚」11巻 【ラノベ感想】

落第騎士の英雄譚<キャバルリィ>11 (GA文庫)

 ステラさんちでキャッキャウフフしてる間に隣国クレーデルラントを覆っている悪意、まさかこれほどまでとは…

クレーデルラントとの代表戦を控えて

 ステラの故国、ヴァーミリオン皇国でついにステラパパとステラママ、ステラのお姉さんに挨拶した一輝くん。完全に婿入りの構えである。

 ヒロインの親が出てきてなんかこう事実上くっつくんじゃないの応援してるみたいな雰囲気を醸し出しているラノベはありがちですが相手の親を呼ぶ呼称が自然体で「お義父さんおとうさんになっているのはそうそうあるものではない。というかない。

 このさわやかイケメン力。

 がんばれステラパパ。このイケメンに鉄槌を下せるのはパパしかいない!!

 がんばれ…

戦争を模した試合、のはずが

 まあパパのことはいいんです。

 それよりクレーデルラントとの代表戦、利権を賭けた代理戦争のメンバーとしてエントリーされた一輝くん。

 その試合前の顔合わせにと、向こうの代表でもあるヨハン王子からの招きに応じてクレーデルラントへやってきます。

 そもそも利権だ代理戦争だいうても、その実体は親善試合のようなもので、長年いがみ合ってきた過去はあっても今はその関係を修復していこうという両国の気持ちもあり、実に平和的な催しのようです。

 (余談ですがこの両国の壁をぶちこわしたのがステラパパもといシリウス王であり、さすがというかなんというか。完全に無理を通して道理を蹴っ飛ばす系のお人ですが、それが王の器でもある)

 しかしこう、10巻のことを思い返すと…あれっ? って感じだったのがうわーっていうふうになってほんとこれ絶望しかないのでは。

学生レベルの外に踏み込んだ新章になるのか

 そして傀儡王オル=ゴール一派とのバトルも、今までは七星剣武祭などで学生レベルを超えたバトルを繰り広げていたのがそれでも学生レベルだったか…というところまである。

 バトルもの的にはインフレというやつでもありますけど、そもそもが学生大会の話だったわけで広い世界が見えたというのが正しいかもしれない。剣武祭はどれだけ白熱していても命のやりとりには発展していないし、ましてや人を命を弄ぶようなものたちはあの場にいなかった。

 (剣武祭編とはバトルの質が違うのかもしれないですね。あれはあくまで大会であって、そもそも命のやりとりではなかったところはある)

 
 そしてそんな、力量的にみても恐ろしい相手が、その悪意と歪みがまた全力でヤバい方向に振り切っているうえに完全に容赦なくえぐい。

 この作品の特徴として、突き抜けてまっすぐなところがあって(主人公からして一輝くんにステラさんですから)、勿論それが魅力になっているのですがそれを悪い方に全振りするとこうなるっていうようにも感じました。ある意味、純真でまっすぐなんですよね。吐き気を催す邪悪とはこのことです。

 
 物語として敵キャラとしては振り切れていた方が面白いところはあって、逆に今後の動向が気になるということろまであるので完全に思うつぼなところはありますけど、やはり最後のルナ姉さんのそれとかもあってどういう理由でどうなるのかっていうのが楽しみです。楽しみというより地獄の蓋を開ける気分でもありますけど。傀儡王、日本語は通じるけど話は通じない類だと思うんで絶対ロクなことにならないじゃんね。

 

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電子書籍の蔵書が2500冊を超えたようなので電子書籍のいいところを紹介していきたい2017

 買おう! 電子書籍!

思うところはまるで変わっていない2017

 人理焼却されることもなく無事に2017年にたどり着けました皆様いかがお過ごしでしょうか。僕は年明け早々たけぞうちゃんを引き、今はクロに種火を吸われる毎日です。弓が足りない。

 さて、このところいろいろと電書、出版に絡む話が散見されていて、うーんと思っていたところにその集大成のような記事をみつけたので思うところを少しまとめてみたいと思います。

いつまで紙の本に付き合わなくちゃいけないんですか? -電子書籍に完全に切り替えたユーザーの怒りと愚痴をひとまずぶちまけます- .30CAL CLUBレビュー

 この記事に対する感想としてはちょうわかる。でもたぶん今のままでは無理あと(スマホで見たら)楽天カードマン超うざい。上に追従するスクロール広告は悪い文明。

電子書籍の市場規模は1,584億円、対して紙本は1兆5,220億円!

 単純な話、電子書籍はいまだ戦力として見られていないのではないかと思っています。

 こちらの記事に寄りますと2015年の電子書籍の市場規模は1,584億円、2020年には書籍3,000億の雑誌480億で3,480億円に成長すると予測されています。なかなかの規模ですね。

2015年度の国内電子書籍市場は1584億円規模、前年度から25.1%増加、8割がコミック -INTERNET Watch

 一方で、出版全体のデータを調べてみますと、2015年は書籍7,419億雑誌7,801億で15,220億=1兆5,220億円ですよ。

出版不況は終わった? 最新データを見てわかること - CNET Japan

 文字通り桁が違う。もちろん分野によっての偏りはあるでしょうが…この状態が続く限りは、紙の本買ってくれって話が中心になりますわね…

 僕個人としても、紙と電書は同時に出て欲しいですし、電子書籍で購入したという実績は続刊判定の参考にしてほしい。

 だがこの資本主義社会のなかでそれが成るには、せめて勢力的に半分は取らないといけないのではないか。

 むしろ、紙との差がこれだけ開いているのに紙と電子を同時発売してくれる、ストアで市場を作っていってくれている現状は、かなりがんばってくれているのではないかとすら思います。感謝しかない。

 (2017/01/16追記)

 ラノベを書かれている作家さんのツイート。やはり割合的にそんな感じなんでしょうか。GA文庫もほぼ同時配信でがんばってくれているレーベルですね。

 また本職の方からの興味深いデータが。コミック全盛だと思ったけど全体からすると全然なんですね…

 やはり買うしかない…それでしか電子書籍派は救われない…

電子書籍を買ってうれしい3つのこと

 さてそんな殺伐とした電子書籍市場のなかで、とうとう蔵書が2500冊をオーバーしてしまっている私が電子書籍でよかったポイントを紹介していきたいと思います。

 もちろん紙のほうが扱いやすいところもありますがそこはそれ。電書はいいぞ、ということでひとつ。

無限に買える。

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 こんなに育っちゃった…

 つまりそういうことです。さながら無限書庫。あとは、お金だけだ!

 そりゃ置くところがあれば紙の本でも全然いいんですが………ねえ?

 これは普段でもそうですけど引っ越しをしたときにおもいっきり痛感しましたね。ええ。

 箱詰めするのは古い本がほとんどで、ああ前から電子書籍があれば…となりました。

 (じゃあ自炊(自分で裁断してスキャンすることの意)すりゃいいじゃんって話になりますけど、本を切るのはどうしても抵抗があって…)

 しかしデジタルデータならばそれを気にしなくてもよい。つまり無限に買えるってことです。

すぐに取り出せる、どこでも取り出せる

 電子書籍はデータ管理されているので、タイトルや著者名から本がすぐ取り出せます。

 これはブログで感想を書いていて、前の巻をちょっと見たいみたいなんてときに非常に便利。

 BOOK☆WALKERやKinoppyはPCでも閲覧できるので、シーンを探したり引用したりというのはだいぶ便利ですね。

 本でもちゃんと整頓されていればなんのことはないかもしれませんが。ちゃんと整頓されていれば。あと沈んでなければ。

 しかしインターネット時代は大検索時代。兎に角ため込んで検索してピックアップという時代にマッチしたソリューションとなっています。

 「あの話どうだったっけ」「あの本ちょっと読みたい」というニーズに応える応答力。データならではですね。

 それに、ネット回線と端末があればどこでも取り出せるというのもまた魅力ですね。

 「今日はこの本を読もう」と鞄に入れて出かけるのも素敵ですが、ちょっとした空き時間に思いついたまま本を開くことができるのもまた素晴らしい。

 端末持ち歩くのだるいって方もご安心ください、端末とはスマホのことです。ネット回線もついてます。パーフェクトです。

汚れない、色あせない

 電子データなのでどれだけ読み返しても汚れません。色あせもしません。

 これ、地味にメリットじゃないですか?

 ちょっとおやつをつまみながら…みたいなことをしてて、うっかりやってしまったみたいな悲劇が存在しません。

品切れが存在しない

 商売的には一番大きなポイントではないかと思うのはここです。品切れ、入荷待ちが存在しない。

 ちょっと気になった本、マイナーだけど話題になった本、ずいぶん前に出てしまった本、めちゃくちゃ長編で最初のほうが置いてないシリーズなどのニーズをばっちりカバー。

 話題になった本を探しにいってみたけど無かった…なんてことも起こらなくなります。まれにあるんですよ、話題に火が付いて店頭からなくなっちゃってるの。僕の経験上では例えば「魔法使いの嫁」がそうでした。

 あと最近だと「姉なるもの」もその類かも。

 それに連なる悲劇、面白そうだなと思ったものが2巻め、3巻めだったりする場合に1巻がおいてないという悲劇を回避することができます。

 あと僕なんかは作家買いをするタイプなので、この作者さん過去にどういう本を→売ってねぇぇぇぇぇ! という事態も存在しません。

 市場在庫問題や、仕入れの読み違えなどの機会損失もこれで解決、読者としても欲しいものが欲しいときに読めるという最高の利益を得ることが出来ます。

 これに関してはまた、年末あたりに「この売り上げでは年明けに打ち切られるかも…ネットの評判はいいのに…」と著者の方がつぶやかれていたところに、「本屋に売ってません…」という哀しみを見たところでもあり、ほんとなんとか解決してほしいポイントでもありますよね。

 ネットの評判がいい本であればあるほど、その場(ネット)で即座に読めるというのはプラスに働くはず。本は、読みたいと思ったときに読むのが一番おいしいからです。

実はお財布にやさしい

 電子書籍の値段は、新刊であれば紙の本とそこまで違いはありません。せいぜい1割2割安いかなってくらいです。

 でもですね。既刊、古い本であればあるほどセールやポイント還元の対象となっていて、結果として大変お財布にお優しい感じになるわけです。

 僕が愛用しているBOOK☆WALKERは頻繁に旧作30%~40%ポイント還元セールをやっていますし、カドカワ系のマンガやラノベは、そもそもお値段がセール価格になることもしばしば。

 アニメ化されたりよく目立つようになってきたシリーズは、当然いままでの既刊がそこそこあるわけですが、そういった少しあとからまとめて読みはじめたいというニーズをがっつり拾ってくれます。

 「品切れがない」という利点とのコンボで買いのがすこともない。完璧です。

 この「値引き」については、再販制度に縛られている紙の本では出来ない芸当なので、電書独特のメリットと言えるでしょう。

(2017/01/16追記)

電子書籍の蔵書が2500冊を超えたようなので電子書籍のいいところを紹介していきたい2017 - 怒濤の詰ん読解消日記

「実はお財布にやさしい」…これだけは嘘だ(笑)。絶対嘘だ。同じくらい買ってる俺にはよくわかる。(2500冊って100万円だからね)

2017/01/16 13:01
b.hatena.ne.jp

 総額の話はやめよう?

 一例として、1月16日現在、BOOK☆WALKERでは「KADOKAWAラノベコミカライズフェア2017」を開催していたりします。

 ラノベのコミカライズ特集で、「この素晴らしい世界に祝福を!」1巻税込み309円 (紙本は670円)、「Re:ゼロから始める異世界生活」が283円(紙本は566円)などなど大幅セールされております。大変お財布に優しいでしょ?

 少し前までコインバックもやっていたのでますますお得だったんですがそういうのもたまにあります。

 その最終結果として、まあ、その、2500冊がどうかと問われたら…ねぇ?

 でもそういうふうにまとめ買いしたりしてるので、3桁は行ってないと思いますよ…きっと…(震え声

 ちなみに最近のおすすめはノゲラスピンオフ。超かわいい。ケモ。マスト。

 KADOKAWAの割引はKindleなどでも同時にやることが多いので、お気に入りのストアで是非。

引用などが綺麗でラク

 これは主に、紹介、感想ブログなんかのメリットでしょうか…テキストデータだったり画像だったりするので、引用などが大変ラクで綺麗にできます。

 現物をスマホで写メったりスキャンしたりしても、どうしてもつらい感じになる。

私が使っている電子書籍ストア2017

 そういうわけで今年もがっつり電書を買っていくだろうという予感をしており、また電子書籍ユーザーももっともっと増えると嬉しいです。

 そこに需要が集まることでもっと便利になる。きっと。

 なので参考までに、現在私がよく使うストアを簡単に紹介しておきます。(といっても、昨年書いていたものと変わり映えはしませんが。

 電子書籍のストアアプリや販売環境は年々改善されていっていますので、以前に見て微妙だったという方も、紙本がメインという方も、興味を引かれたら是非覗いてみてはいかがでしょうか。

BOOK☆WALKER

 マンガ、ラノベ中心の生活におけるメイン。9割くらいはここです。

 KADOKAWA系ラノベの入荷の速さやポイント還元が魅力。アプリの使い勝手も悪くない。

 なんかいつのまにかちょっとえろーんなマンガとかインディーズとかも扱い始めていたりBLという項目が出来てたり創作同人と積極的に連携していたりと何かと気になる動きがあるところでもあります。

 (まあ、ここだけKADOKAWA系ラノベが先行配信されてるのは他のストアからみてどうなんだ、って話もあり、そこはこの先改められるかもわかりませんね。でも今となってはそうなんですが、むかしむかし他の電書ストアが旧作ばかりで電書なんてそんなものか…っていう期待値だった時代にファンタジア文庫を同時販売開始してくれたのは英断だったと思ってるしそのときからのファンなのであまり悪くは思ってません。個人的にはあれが初めて見た、「紙と電子の同時販売」でした)

紀伊國屋書店WebStore Kinoppy

 こちらは紀伊國屋書店の運営しているストアになります。BOOK☆WALKERにはない、小学館系のコミックスなどをよく買います。

 ストアによって取り扱っている出版社が違ったりするので、そのへんは幾つか程度は使い分けていたりしますね。どのみち読む端末は一つだし。

 また特徴として、Dropbox連携というものがあって、これをすることでPDFファイルを購入した書籍と同じように扱うことが出来ます。

 つまり自炊したデータや購入した同人誌(同人誌の電書版はPDFが多い)も読めるって寸法ですよ!

 
 
 そんな有様なので、棚はあまりお見せできません。

DMM.com

 電子書籍 コミック

 意外でしょうか? そうでもない? 全年齢だから大丈夫だよ!

 かなり手広いDMM。電子書籍についても、一般のコミックスなど多く扱っています。

 またストアアプリも地道に改良されていて、この前の更新からついにページ移動にサムネイルがついていた。

 なんという配慮…

 これで移動したいシーンまでバッチリです!

 また同人とか全年齢じゃないほうとかももちろん扱っていて、それらも一緒にアプリのほうで管理できるので大変助かりますね。

 僕的に、使用率でいったらBOOK☆WALKERと1、2を争うのではないかと思います。何だ使用率て。

Amazon Kindle

 一番有名かもしれない電子書籍ストア。代名詞みたいになってますね。ファミコンみたいな感じの。

 たまに、KDPや単行本などを読んだりします。KDPという個人出版がいっぱい出ていて、ここにしかないものはここにしかない。

 また読み放題サービスKindle Unlimitedが話題になったりもしました。しましたが…

 まあしかし、個人的にKindleになかったら電書出版されてないと判断するくらいの知名度だと思いますので、そういう意味で参考にすること多いです。


 そういうわけで、今年もいい年でありますように。

 電書販売増えてー

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ポン刀持った殺し屋が来たっっっ!!! 「はぐれアイドル地獄変」4巻っっっ!!! 【漫画感想】

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(「はぐれアイドル地獄変」4巻より)

 たまに刃牙を読んでいるのかアイドル業界残酷物語を読んでいるのかわからなくなる。

 どちらにせよひどい二択だ…

はぐれアイドル地獄変 4

続々寄ってくるヤバイやつら

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(「はぐれアイドル地獄変」4巻より)

 (架空の)アイドル業界の闇がもりもり出てくるこの漫画、それだけにヤバい奴もいっぱい出てくるのであって今回はVS殺し屋VS統一王者ボクサー

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(「はぐれアイドル地獄変」4巻より)

 沖縄の古流空手で立ち向かう南風原海空は果たして、この窮地を乗り切ることができるのか…

 お色気アイドル漫画を読んでたはずなのにいつのまにか刃牙になっているという恐ろしい漫画ですが、このやりあってる格闘シーンもまた面白くてずるい。

 海空自身はあくまで「アイドルの女の子」というスタンスで、それがたまたまカラテマスターだったというような感じのテンションなところがバトルの刃牙さとのミスマッチを起こしていてさらに面白くしているところがあります。

 殺し屋との決着なんか普通のバトル漫画じゃ絶対許されないと思うけど納得してしまうとろはそういうところ。

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(「はぐれアイドル地獄変」4巻より)

 それはそれとしてAVレズ女王でカポエイラマスターの豪島セーラさんでした。なんでみんなそんなつよいの…

tsundoku-diary.scriptlife.jp

セーラさん大活躍の外伝はこちら。例に漏れずひどい。ほんと有害図書規制は害悪。

基本はアイドル!

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(「はぐれアイドル地獄変」4巻より)

 とはいえアイドル活動がそっちのけになっているわけでもなく、むしろ順調に露出を増やしている海空たち。

 最初の頃(AVに売られたところから始まる)から思うとずいぶんとステップアップしていますね…だからといって闇が薄れてるわけではないあたりはまた…

 キャッキャウフフなアイドル活動の裏側で起こるきな臭い話に、文字通り身体一つで挑んでいく海空の…アイドルにできる解決の仕方じゃなかったな…

 だいぶアイドルの皮をかぶった武術家みたいになってる気がすごいしてきている。明日はどっちだ。

 アイドル的な日常としてはアキラちゃんとの絡みやりとりだけで一話入ってたのはたまげたなあ。というかなあ。ガチだなあ。

 あの完全論破されつつ丸め込まれてる感がすごいすき。流石東大法学部。弁護士を経て議員へ。ワンスアゲン! (きっと時空は違うでしょうけど…)

 ゴッドハンド先生とか闇でしかないですからな…

 でも今までのと違って後引きそうな悪役だったのは作品傾向的にちょっと意外でもあり。海空の父親についても何かありそうな感じになってきてて、話の方向がどこに向かっているのか楽しみですね。最後は最大トーナメントなんだろうかやはり…    でも周りの子は結構ふつうの業界の人って感じでもあるんで、置いてきぼりにはならないとは思いますし何らかの形で巻き込まれる関わってくるだろうなって感じはするんでそこだけは安心できる。基本路線はお色気イロモノアイドル物語なんですよ。きっとひどいことになる…

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(「はぐれアイドル地獄変」4巻より)

 そしてアキラちゃんが弁護士から議員になって活躍する話がこちら。といっても時空が違うだろうしスターシステムみたいなものですね。そういうところ結構あるので他の作品も読んでると楽しい。

 でもこっちの子は今となってはスターシステムなのか伏線なのかわからなくなってきている…

クソッタレなスクールカーストへハードボイルドな反逆を 「ドリームハッカーズ コミュ障たちの現実チートピア」 【ラノベ感想】

ドリームハッカーズ コミュ障たちの現実チートピア (電撃文庫)

 俺の名は、業良犬介。世界一のブレインハッカーだ。

このシビれる出だしからお察しの通り

 最高にKOOLで取り返しのつかないサイバーでパンクなやつだ。

 業良大介の物語はクソッタレな吾妻中学校二年の教室から始まる。

 スクールカーストが支配する世界で、上位グループ「吾妻ホワイツ」に(パシリ要因として)所属を許されている大介と、同クラスながら完全最下層の小澤。

 大介も吾妻ホワイツのグループメンバーではあるもののマインドは小澤のほうが近いやつで、学校以外ではよくつるんでいる悪友というやつだ。

 その悪友である小澤が、スクールカースト上位の奴らにひどい目に遭わされ。もう黙っちゃいられないと全力でこじらせた結果学校のいじめどうこうというレベルではない足の踏み外し方をする羽目になるところまでめちゃくちゃハードボイルド。固ゆで卵ってやつ。

ガチのハッカーはマジでヤバイ

 そもそもこの世界の話をしよう。脳に埋め込まれた生体チップで全てが管理されている管理社会で、大介だちも当然ながら常に監視されながら生きている。

 そんな世界でも所謂いじめは発生する。そうなってしまうのは人の業なのか、それとも上辺だけの監視がさらなる歪みを作ってしまったのか…そしてこの年代が後先考えないのも全人類共通で、追い詰められていじめっ子の脳をハッキングするというガチでヤバイやつに手を出していくのもまた定め。

 ヤケと勢いだけの行動にでた大介たちが接触してしまったのは、一億の懸賞金が掛かっている本物のハッカー、キャプテン・スカンチ。

 大介たちも、ガキが喧嘩で「ぶっ殺したらぁ!」と刃物を抜くような危なさを秘めてたけれどスカンチはマジで関わってはいけない大人の狂気と冷酷さを兼ねていて、この中二が足を踏み入れてしまったら最後感がまたパンクなんだ。

 いや、どっとも大概っていうか冷静に考えるとだいぶヤバイし実際ヤバイんだけど。大介や小澤はまだ可愛げというかガキの戯言感があるんだがスカンチはヤバイ。

 またこうしてみると、「復讐」という時点でナード的というか、その方法も相手の不意を突くようなやり方だとか、勢いはあるんだけど遠隔攻撃オンリーみたいなところ、それでもってその方法が飛び抜けて高度でヤバイというところ微妙に情けないのかすごいのかよくわからなくて嫌いじゃない

 大介も結局、ツールを使っていくのがメインのスクリプトキディ的な感じもあって実に中二力高い。だから大人にいいようにやられる。

唐突に現れる不思議ちゃん

 本作の癒やしです。ピンク髪ショートの不思議ねこ、加納蓮。あ"あ"~

 殺伐としたハードボイルド()な世界で輝く一輪の猫…だがしかしカラテマスターでもある!

 大介のハードボイルド()な一人称で殺伐としている中で、彼女が出てくると不思議と和みます。

 扱っている内容が近未来ハッキングなので、その手の用語、造語も割と出てくる、加えて大介がやさぐれ中二男子なものだからこう大変なことになっている本文なんです。救いといっていいかもしれない。

 でも、いろいろと分かって協力してるんだろうかって心配になるところもあるんだけど、恋は盲目というやつなのかね…

 あと女子キャラ的には無口クールな王子君。中華系の美人さんでちょっとズレたところもあっていろいろ謎めいているところもまた良い。

 スクールカースト上位のあこがれ美月ちゃんは、まあ…なんていうか…やはりカースト上位は滅ぼされなければならない。

 
 脳へのハッキングがゲームをイメージしていたりするところが逆にラノベっぽい(逆にってなんだ みたいなところもあったりした、あふれる中二魂がまぶしい勢いのある一冊でした。カースト上位滅ぶべし。

   

KAWAIIん、です! 「ノーゲーム・ノーライフ、です!」1巻 【漫画感想】

ノーゲーム・ノーライフ、です! (1) (MFコミックス アライブシリーズ)

 YES!

いづなっ子のかわいさ輝くスピンオフシリーズ!

(「ノーゲーム・ノーライフ、です!」1巻より)

 大正義ってやつ。

 うん…もう何も言葉はいらないんじゃないかなって思うんですが、この漫画は異世界拉致られたご招待された最強ゲーマー空と白、通り名「  」(空白)があらゆる種族をゲームで打ち倒していくノーゲーム・ノーライフ」のスピンオフ漫画です。

 いづなたんも最初は獣人種のプレイヤーとして戦う相手だったんですが今ではすっかり

(「ノーゲーム・ノーライフ、です!」1巻より)

Year!!!

ガールズ満載のかわいさ満載

 本編では空と白が話の中心になっているのですがこちらはいづなたんがメインででも女性メンバー(と初瀨いの)もバンバン出てくる楽しかわいいガールズスピンオフになってます。

 や、もともとも登場人物だいたい女の子っていうラノベ的偏りですけど。ともすれば殺伐とする勝負のやりとりがキモになっている本編と比較して、ゆるやかわいいのだ特徴ですね。だがそれがいい

ステフの不憫かわいさは一流

 

(「ノーゲーム・ノーライフ、です!」1巻より)

強く生きようなステフ。

 本編でもいろいろ不毛で不憫なステファニー・ドーラさんも変わらず不憫で安心できる。

 あ”あ”~

 ステ公はステ公だからステ公なんだよ。ずっとそのままの君でいて

 …最初会ったときはもうちょっと女の子扱いだった気がするのにどうしてこうなってしまったのか…いやまあ最初からステフはステフか…

 
 
 ええと、ともかくかわいさ満載のスピンオフ漫画なのでノゲラを知ってて未読の方は是非!

 原作は5巻まで読み終えていればオッケーかと思います!

 原作未読でも伝わるかわいさと垣間見える博打感でエッセンスは伝わりますのでケモ気になる方はまずは読んでみるとどうでしょうか!

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最強の上司が最強の敵で昨日の敵が今日の友!? な「なれる! SE」15巻! 【ラノベ感想】

なれる!SE15 疾風怒濤?社内競合 (電撃文庫)

 またえらいことになってる地獄のSE残酷物語15巻…

 岐路に立たされた工兵と、味方にすると頼もしいが向こうに回すと恐ろしい室見立華&藤崎コンビの実力が炸裂です。

工兵の進路?

 冒頭から思いがけず、「総務に移動して株式上場を手伝わないか」と採用担当から持ちかけられる桜坂工兵。即時断るかと思いきや、意外と悩み始めてしまうわけで。

 これが室見さんとかだったら間違いなく即断して蹴る(そもそも話が行かないけど)ようなものですが、振り返ってみると工兵は、エンジニアというよりマネジメントのほうの修練を積んできてる気がするので、技術からの役員、というセンはあながち的外れでもない気はするのですよね。

 室見さんも藤崎さんも現場の人って感じだから。パッションより金勘定ができないと難しいし。

 逆に工兵がこのまま、エキスパートとしてやっていくところまでいけるかというとどうかなというのもあって、たまに見せる考え方は明らかにマネージャ、経営寄りのそれだから。

 そういう意味でも、悪い話ではないけど…けど、っていうのもまた。向き不向きと、気持ちの問題はなかなか一致しないですよね。

 そんな悩める工兵の次なる試練が幕を開ける。

VS 室見立華

 まさかのこれだよ…

 そしてパートナーは次郎丸縁。なんてタッグだ。

 あいかわらず適当に社長が持ってきた案件の提案が見事にバッティングして、室見さん&藤崎さんが作成する提案と真っ向から勝負する羽目になった工兵&次郎丸という構図。

 次郎丸は相変わらずぐう有能つうかいつ寝てんだあいつ…無理でしょ…

 室見さんと同じタイプだからタッグのバランスとしては悪くないんだけどここで発揮される向こうに回したときの室見スペックのやばさ。

 ほんとなんで弱小ベンチャーでSEやってんですかねこのひと…(震え声

 それに対抗する工兵たちの戦法…も、やり方としてはやっぱりエンジニアと言うよりも…って感じではあり、やっぱり工兵の適性はこっちじゃないんだよなって気持ちになります。室見さんが聞いたらキレそう。

というか工兵おまえ

 いい加減梢さんに養われて幸せな家庭築いてこい

 はぁ…養われたい…