アンダーワールド大戦の「その後」になるムーン・クレイドル編。上下巻構成でして19巻の感想書いてなかったので20巻とまとめて書いていきます。
見習い騎士二人もう主役交代しそうな勢いでDEBANあるよね。良い。
※ここから先にはシリーズについてのネタバレがあります。続き物なのでご容赦下さい。
続きを読むアンダーワールド大戦の「その後」になるムーン・クレイドル編。上下巻構成でして19巻の感想書いてなかったので20巻とまとめて書いていきます。
見習い騎士二人もう主役交代しそうな勢いでDEBANあるよね。良い。
※ここから先にはシリーズについてのネタバレがあります。続き物なのでご容赦下さい。
続きを読む(C)2017 ひろやまひろし・TYPE-MOON/KADOKAWA/「劇場版プリズマ☆イリヤ」製作委員会
士郎が強い! 熱い! プリヤの始まりでもある士郎編!
※ここから先にはシリーズについてのネタバレがあります。あとFate/SNについてもあります。SNのスピンオフ作品で劇場版なんでもうなんかいろいろとお察し下さい。いいから観よう。
続きを読む(「Fate / kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!」9巻より
表紙のアンジェリカさんにコロされて購入したみんなー! 元気ー!?
僕は元気です。
※ここから先には前巻までのネタバレがあります。シリーズもののためご容赦下さい。またFateシリーズはその話の展開、構成すべてに驚きと仕掛けが込められているようなもので、どうあっても感想にネタバレが含まれてしまうことがあるかもしれません。ネタバレが気になる方はここで引き返し、迷わず本作を手に取ることおすすめします。
続きを読む良い。
(「姉なるもの」2巻より)
ふとしたことから「お姉ちゃんになってください」とお願いをして、千夜姉と暮らすことになった天涯孤独な少年・夕。
二巻でも引き続き、姉弟二人の田舎暮らしが描かれていて最高です。距離感がさらに「姉弟(だが姉と血は繋がっていない」になっていく。うん。
どの場面を切り取っても、千夜姉のたわわな魅力とにじみ出る情緒があり、それが舞台となっている田舎の日本家屋に見事にマッチ。
日々緩やかに過ごしている二人暮らしの様子はとても良いものですが、でもその日常はものすごく不安定なところで成り立っていることを二人ともが察していて、それでいて自然に過ごしているところがすごく良い。
(「姉なるもの」2巻より)
ずっと千夜姉に甘えていたい人生だった。
(2巻目だし割とプッシュされてるから大丈夫かな)千夜姉は本当の姉ではなく、夕くんが倉の地下室で出会った人ならざるもの、『千の子孕む母なる黒山羊』と呼ばれる〈旧支配者〉の一柱。
神とも悪魔とも呼ばれてきた人外の力をもったものが人として暮らしていくことになるのですが、この作品ではその事がことさら隠そうとされていなくて、千夜姉も夕くんも自然体なんです。
今のところ家にいるのは夕くんと千夜姉だけだし、その夕くんは割と自然にお姉ちゃんのことを受け入れているから隠す必要も何もないんですがそれが良い。人間の暮らしに千夜姉が合わせているところはありますけれど、それはそれで楽しんでいるみたいだし。
(「姉なるもの」2巻より)
「カミさまが、人として生きてみた」みたいなところかもしれません。
(「姉なるもの」2巻より)
夕くんのことになると2ターン目でキレるみたいな勢いでキレるところもあるけど割と平和です。ていうかなんかちょくちょくフォームチェンジしてるし家事とかも髪伸ばした触手でしてるしだいたい自由。
(「姉なるもの」2巻より)
夕くんに「神様っているんですか?」ってストレートに聞かれたとき。いつもの調子でごく自然に答えてくれているんですが、それがなぜか印象深い。「自分たちは人より強い力を持っているが、神とか悪魔とかは人が勝手に呼んでいるだけ」ってスタンスがさらっと出てくる。この答えは逆に「神と呼ばれる概念のものはいない」と言ってるのかもしれない。この場面はまた、前の話とこの後のシーンと合わせてとても、なんとも言えないものかなしい雰囲気にもなったりします。
千夜姉は夕くんに願われて今ここに居て、夕くんからすれば願いを叶えてくれた神様でもあるんだけど、千夜自身がこの暮らしを続けていきたいと願ったときには、それをどこに捧げるんだろうか。
(「姉なるもの」2巻より)
人と人ならざるものが歩む物語はどうしても悲劇的な終わりを想像してしまうけど、二人が幸せな結末を迎えて欲しいと思っています。
それから同人誌ですが5.5は健全だから大丈夫! やったぜ!
これが二年目のやることかよぉ…
今巻は15巻からの続き、実質的に上下巻のようなものとなっています。
ただの提案勝負から業界全体にインパクトを与えるような大勝負にまで発展していき、それでも最後に待っているのは恩師である室見立華との決着である。
これなんのラノベでしたっけ…ってなるくらいのビジネス小説っぽさが出てきていました。技術より政治ゲーム要素のほうが多めだった感じでしょうか。SEって大変だな…ってか二年目…
いやむしろこのシリーズ振り返ってこの密度で仕事して2年経ってないことがおかしいと思うべきか…
桜坂工兵については実のところ割とマネジメント、経営者向きかなと思うところが多々あって、今巻の活躍も純粋なシステムエンジニア…よりプロジェクトマネージャ的なものだったと思うんですよね。
エンジニアは技術を振るうけど、工兵は人を動かして問題を解決しているから。それはマネジメントだろうかなと。
シリーズ中の彼の働きとしてもマネジメントの才覚を見せてたところがありましたから、前巻での誘いについても割と適切かなとも思ったりもしていました。
まあなので、最後に工兵が選んだ道は意外といえば意外でしたが。それはそれとしてその先もわりと想像できそうな感じもまた。絶対揉めるやつやなみたいな。
ただ、僕個人としてはその選択はよく分かるところはありますね。なんつーか、まあ、個人的なタイミング的な意味でも…
うん…
なんといえばいいのか。なんて哀しい後書きなんだ。
アマルダの社長のお言葉も沁み入るようでしたが(アレはアレでポジショントークでもある、からやっぱり上位層は怖いなって思うところでもある)、シリーズの最後でこの後書きかって思うと…実にこのシリーズらしいとしか言えない。
現実ではこのあたりのツケを支払ってる真っ最中みたいなところある気もするけど、一回滅びろみたいな感想になるのは同感なのでなんとも。
ただでも、全く職能の違うジョブに社内でチェンジさせるのは悪い面が目立つけど良い面もあるとは思っていて。
複数の専門知識を掛け合わせるような習得の仕方は、それはそれで大切です。(事務方がSEのこと何も知らなかったらそれはそれで文句言うでしょ)
まあ物語の最後としてはハッピーな感じだったからよかったのではと思いつつ…クロージングまで目が離せない残酷SE物語、お疲れ様でした!
そういえば中高生の将来の夢第一位が「ITエンジニア・プログラマー」って話ありましたけどまずこのシリーズ読んでから考え直そうな。
プログラムやシステムエンジニアとしての技術はとても楽しいもので、それ自体は体験して欲しいし、覚えておいて損はないと思いますが仕事にするとどういう目に遭うのか。このシリーズのファンタジー要素は2点。上司や同僚、仕事相手はだいたいおっさんであることと、こんなにうまく解決できないこと。無残。
ママの自重しなささが加速していく3巻。
今度はギルド経営…といっても本格的にギルド活動するでもなく、パーティを組むための箱組みたいな程度の感じでしたけど。
真々子さんが息子の出番全部奪っていってる感じがますます加速してて自重してないのが息子視点でつらい。あと今回はメイド服です。かわいいんだけどかわいいってなる前に待てーーー!!! 母上ーーー!!! って思うあたり、やはり僕は割と主人公視点に共感して物語を読むタイプだったのかもしれないと認識を改めていっているところです。このシリーズを読むごとにその気持ちが強くなる。
バトルも通常戦闘だいたいママ無双になっちゃってて真人とかワイズとかメディとかが手持ち無沙汰だし、いつのまにかお母さんギルド爆誕してるし真人よ…
(前々から分かってたことだけど)真々子さん割とパッションだから流されるままだと立ち向かえない。冒険モノの成長パターンである「父親超え」ならぬ「母親超え」を目指す物語なのかもしれない。
お母さんギルドも文字通りお母さんギルドとなってしまって何を言ってるかわからねーと思うが真人くんには強く生きて欲しい。しかしあの世界のNPCどうなってるんだろう…カーチャンがカーチャンしてるAIとか…
また今回から明確に「反抗組織リベーレ四天王」とかいう方が出てきました。わかりやすい馬鹿とかひどい言われようのアマンダさん(強い)だけど確かに分かりやすい。悲しみの強キャラでその願いも無茶苦茶ですけどしかし、お母さんの影響強すぎるこの話だと気持ち割とわかるって感じになるところはあるよなあっていうところはあります。
ラノベのご都合主義とかいろいろでみんな気にしなくなってたからあんまり気にならなくなってたけど普通に考えたら混浴会議っておかしいよね。メンバーも結構慣れててもうそれ家族の距離感なのではみたいなところも。
今回、新キャラは出てきたけれどもライトな敵側で、1巻や2巻と違ってそちらの事情にフィーチャーしてなかったところもあり、パーティーの日常的な雰囲気が多めだったからかもしれませんけど、読んでて「あれだけ仲よさそうな大好親子がゲームクリア判定されてない理由」がなんとなく分かるような感じを受けました。
クリア条件は「親子が仲良くなること」で、親子仲は悪くないはずですが、「奔放な真々子に真人が合わせてる」感も否めなくて、多分そこをクリアすることになるのかなみたいな。
状況だけはハーレムなんだ。真人くん頑張れ。
またBWでは9/1までに購入すると、書き下ろしの特典ショートストーリーがついてきます。といっても割といつものママ無双で一掃して終わる。
【期間限定購入特典】通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか? 3 BOOK☆WALKER限定書き下ろしショートストーリー
(購入特典付与期限 2017/09/01 23:59まで)
アッドおまえーーー
※ここから先にはネタバレがあります。Fateシリーズはその話の展開、構成すべてに驚きと仕掛けが込められているようなもので、どうあっても感想というとネタバレになってしまうところがあるかもしれません。(おいしいところはなるべく残しておきたいとは思っていますが) 未読の方、ネタバレが気になる方はここで引き返し、迷わず本作を手に取ることおすすめします。
(2017/08/18追記)
「FGO Fes. 2017 ~2nd Anniversary~」で無料配布されていた冊子「ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 First Material」のPDFデータが配布中だそうです。各作品とキャラクターの紹介などがありますので是非!
「ロード・エルメロイⅡ世の事件簿」小冊子のPDFデータを公開いたします - TYPE-MOON Official Web Site
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