タイトルだけで察しがついてしまうかの文豪センセーがファンタジー異世界に転生し旅をする異色のファンタジー。追い求めていた「さっちゃん」とついに邂逅するも振られてしまったセンセーの明日はどっちだ。
シニカルでひねくれ者のイケメン作家センセーとアネット、タマ、ニアらのコミカルなやりとりが妙に馴染んでる本作、棺に乗って爆走する自殺志願者センセーを追いかけて始まる第6巻。新しい仲間として妖精ソルルも巻き込まれ新たな地へと到着。転移者を取り巻く事件を追うアネットたちとあくまでブレないセンセーとで別行動になるなど、今までと少し違う様相を見せもします。センセーほんとブレないよな…
それにどこまでわかっててやってるのか…いくつか言葉を交わしただけで相手をブチ切れさせて本性を暴くほどになるところはなるほど文豪の言葉遣いなのかもしれないとすら思えてきます。間違いなくセンセーの台詞には力がある。
ただセンセー、身体能力は普通の人間(むしろ弱ってる)だから、その面は心配になりますが。与えられているスキルも転移者特攻みたいなものでもあるから、今回の事件は活躍どころが少し見えなくてどうなるのか楽しみです。