女尊男卑乙女ゲーの世界に転生してしまった主人公リオンの成り上がり下剋上物語第8巻。公国の襲撃も単騎駆けのロボットバトルで退けて、メインヒロインのリビアと悪役令嬢のアンジェの好感度もぐんぐん上がってどう見てもモブではない…この世界、乙女ゲーでよかったんだっけ? って思うときもよくある。
攻略対象5人に囲まれたもうひとりの転生者、マリエ側からみると確かに乙女ゲーだと言えるかもしれないですけれどね…リオンも言ってることだけどマリエ、好き勝手やってる割に不憫なんだよな。どうしてこうなっているのか。最初はヒロインの座を横取りするチートポジだったのになあ…どんどん没落してくしお金に困ってくし攻略対象たちに勝手に資金使われるしその結果がご覧の有様だしかわいそう。マリエちゃんかわいそう。
でも努力(?)が実って今巻ではポジション返り咲くことができてよかったね…ってなるのかなあ。そうはならんやろって言葉がどこからか聞こえてくるようだ…中途半端にしかシナリオ知らないことが裏目にでないといいけどね。後々。
そういった点で今巻マリエの存在感がよく出てるかもしれないですね。古代遺跡とエルフの村での冒険は、リオンとの関係がアレなほうに変化するかどうかの瀬戸際かもしれないです。
ただ出番は多いのだけど冒険にはしゃぐリビアとアンジェのかわいさには勝てないんだよなあ。ヘルトルーデ王女のツインテ冒険者スタイルもかわいいし。かわいそう。マリエちゃんかわいそう。