伯爵令嬢ジュリアンナが演技と変装で教会組織に潜入するスパイ令嬢物語第2巻…スパイ令嬢ってなんだ…いや、服装を変えてお忍びで街へレベルじゃなくてガチ潜入捜査官なんだよな…
子供時代から演技が好きで、いろいろな役に変装し街に出ていたジュリアンナ、そのときの縁でエドワード王太子と協力して教会組織の動向を探ることになり、伯爵令嬢自ら見習い看護師に変装して潜入することに。特殊な魔法やチートはなく、演技力と少しの小道具で組織に溶け込んでいる様はまさにスパイです。
またエドワード王子は王子で腹黒呼ばわりされてるようないい性格をしていて、ある意味似た者同士な二人だから振り回してるのか振り回されてるのかわからないような関係になっていて面白いの。今巻はデート回もあって傍目は砂糖吐きそう な甘さですけれど中身そうでもないようなところがまたいい味ですね。
しかし潜入捜査と悪魔崇拝の組織にしては、ちょっと正体バラし過ぎでは…?ってところもありちょっと心配になります。そこで正体明かしちゃうんだ…って。また前巻でジュリアンナと仲良さそうだった彼女が意外な再登場してどうなるかもわかりませんね。