怒濤の詰ん読解消日記

つんどくダイアリー

わりと好き勝手書いてるからネタバレてたらごめんね。旧「怒濤の詰ん読解消日記」。積まれてしまったマンガ、ラノベなどを読んで感想を書いています。結果として面白い本の紹介だったりまとめだったりになってる。/端末の表示によると、あと740冊

転生先の迷宮国をチームプレイで切り抜ける「世界最強の後衛 ~迷宮国の新人探索者~」5巻まで【マンガ感想】

世界最強の後衛 ~迷宮国の新人探索者~ 1 (MFC)

 バス事故で転生した先は迷宮国ーースキルや職業がある世界で、後部有人(アリヒト)が書いた(選んだ)職業が「後衛(?)」。ファンタジーゲームのような世界に現実で死亡した転生者が二度目の生を受けパーティを組んで攻略していく物語になります。

 主人公が社会人くらいの年齢でそのまま転生してきて、後衛職を選ぶあたりが結構珍しくて。職業のスキルもいささか規格外っぽいのですけど、面白さのキモはそちらではなく有人の立ち回り方かもと思います。

 前に立つより後ろからサポートしつつ指示を出していくリーダー型。スキルは(最初としては)強力なものだけど、自分に対しては効果が発揮されなくて先に進むにはパーティメンバーが絶対必要。

 1巻目はまだ序盤も序盤で、有人や五十嵐さんがバス事故で迷宮国に転生したてで冒険が始まるところから。チュートリアル編みたいな感じですね。

 でも油断したら死ぬくらいに魔物は強力で…それと対峙した有人が迷宮国の現実を知って…いやリーダーとしてパーティメンバーを守っていく覚悟を決めていくようになります。むしろよく気持ちを切り替えられた…って思ったくらい。ザコっぽい魔物でも簡単に大木をへし折ったりするから、それを目の当たりにして対処できるのはなかなか。初見殺しだと思うなアレ。

 また五十嵐さんとの確執も早めに解けてよかったなとも。転生先まで鬼上司がついてまわるのは勘弁って気持ちわかりみしかないですけど…そういうのが抜きになってよかったよ。

 1巻は昔に感想書いてたのでよかったらこちらもどうぞ。

tsundoku-diary.scriptlife.jp

世界最強の後衛 ~迷宮国の新人探索者~ 2 (MFC)

 パーティメンバーが一気に増えますね!

 五十嵐さんとテレジアと一緒に迷宮探索に向かう2日目。と思ったらミサキを助けるためにスズナ、エリーティアと協力してまた「名前付き」の魔物と戦うことに…

 エリーティアは本当はもっと上の区にいるようなレベルで、事情があって8番区まで降りてきているためこの区画としては無敵といえるレベルです。発動する能力も狂戦士化ツインテ金髪美少女が狂気に呑まれて振るう魔剣で魔物を一掃する…これめちゃくちゃカッコいいやつ…!スキル発動からこっちめっちゃ好きです。

 ただ「名前付き」の特性とは相性最悪で、レベルだけではどうしようもないのも迷宮国。厳しい…暴走していてもわずかに正気が残っているようなエリーティアとスズナのやりとりからパーティ加入までがまた良くて、2巻の主人公は間違いなくこの二人ですよ。

 また巻の終わりで傭兵だったテレジアも正式加入し、亜人から戻せる「かもしれない」方法もほのめかされます。これが当面の目標になっていきますが、2日で2巻だからなあ…だいぶ遠いような (貢献度ポイントも異常な速さで獲得してるからそういう意味では遠くないかもしれんが…)

 そして2巻目でギャンブラー・ミサキが加入。この子いるとめっちゃ賑やかになりますね。主人公の有人も含めて、登場人物は結構落ち着いてる感じだから見ていて楽しい。

世界最強の後衛 ~迷宮国の新人探索者~ 3 (MFC)

 大人二人がアリヒトくん取り合ってる横でひたすら食ってるテレジアが草

 4番区の話やエリーティアのスキルに事情、ミサキとスズナも含めて改めて正式にパーティ加入などにぎやかになってく巻。でもまだ転生してから三日目なんだよなあ。時間の感覚がおかしくなる…

 メンバーも増えたことでスキルを連携させていく場面も出てきて、より戦闘の幅が広がっていきます。また士気開放(士気が貯まると使える超必殺技みたいなもの)が出来るようになり8番区の探索がまたひとつ進む。最初に出てくる士気開放が補助や特殊技能みたいなものなところも、この物語に多種多様なスキルと、それを使う人がいることを感じさせます。逆に システム作るの大変だろう とか作る側目線でも思っちゃう… 「ギャンブラー」「巫女」って書いたらそれにふさわしいスキル生やすわけでしょ…? どんだけ用意するの…? みたいな。

 そこからアクシデントなどいろいろあって やっぱり格上と戦うことになる のはもう様式美ですかね… このパーティ毎日格上と戦ってんな… むしろよく生き残れてる…有人の支援スキルが破格であることと、でも 自分は対象にならない って弱点がピンチを呼んでて待て次巻!

世界最強の後衛 ~迷宮国の新人探索者~ 4 (MFC)

 秘神・アリアドネの登場によって迷宮国と探索者の謎がすこし明らかになる4巻。有人らしい神との対話がぐっときますね。

 前巻からのバトルは士気開放とチームプレイで切り抜けて、隠しダンジョンの更にその奥へ。五十嵐さんとテレジアの士気開放も強力な支援型で、戦闘も力押しだけじゃない面白さがありますね。

 そして絶対重要な何かがある感じしかしないこの展開。神と自称しているけれど自信なさげ、いや自己評価の低いアリアドネはあまり(イメージとして)神様らしくないなとも思えてしまう。「創造主に作られた」ものでもあるし、「神」と呼ばれている意思ある存在ってだけかもしれないですね。

 この出会いは戦力としてももちろん、心情的にも重要で。有人の回想を挟んでのコミュニケーションはすごく「らしい」と思うーーもしかしたらアリアドネ自身にとっても救いなんじゃないだろうかとすら。ほんとそういうところが有人らしい。「こういう話はとことんやる」って誰にでもできることじゃないし、人柄がよく現れてると思います。

 彼女(?)の力が示されるのはもう少し先になると思いますが、この出会いと選択がよかったものだと言えるようになっていく予感しかしないですね。

 あと演出として、巫女であるスズナがさりげなく恭しい態度をとっているところも好き。おまけ17.5話がスズナとミサキの過去回だったりもするしいい巻です。

世界最強の後衛 ~迷宮国の新人探索者~ 5 (MFC)

 街に戻ってきた有人たちと8番区序列一位の探索者パーティ「北極星(ポーラスター)」との交流、それから7番区への昇格試験。変にこじれるでもなく、良いライバルパーティであるところがいいと思います。エリーがベテランのサブリーダーみたいに思えたのも良かった。抱えている事情があるけど、今はそれだけじゃなくてパーティとしてどうしていきたいかっていうね。

 しかしそれで昇格試験が始まる直前に街を巻き込む大きなトラブルがきて、パーティの矜持が試されるような展開に。有人たちも北極星も全く退かないから格好いい。熱い展開ですよ。真っ先に攻撃に回る北極星と、守りを固める有人たちとで性格出てるなとも思えますね。

 このトラブルは8番区での総決算みたいなところもあり、魔物解体所のライカートンさんやメリッサ、傭兵斡旋所のレイラさん、箱屋のファルマも参戦してくるなど街を上げての対処に当たります。大きいイッヌつよい…シオンの活躍もここから始まる。

 おそらくこの決着が8番区での最後の冒険になるだろうと思われる展開、それだけの大規模な戦闘と見せ場が楽しいです。「主人公が蹴散らす」だけじゃない、機転を効かせたチームプレイが見どころなのも面白い。

 そしてやっぱり いいところで次巻 となるわけですが、とてもね、今度はどうなるんだろう有人。今までのボス戦もピンチの連続でしたが、支援防御でなんとか乗り切ってきた面があるけれど…あれも無敵防御ではないんだよな。

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