ひたすら食してるだけではなかった…いや食すけど。
とうとうやってくるその時
毎回毎回あの手この手でモンスターをひたすら食している漫画みたいな扱いに(俺の中で)なってきていたんだけど、今巻の雰囲気の異様さはこの目次からでも察することができると思う。

(「ダンジョン飯」4巻より)
そう、ついに宿敵レッドドラゴンと遭遇します。
その前の1話が、地上に戻ったタンス老人の話であることもまた、いつもと違うぞ? っていう感じを煽ってきてくれます。
そんな異質な雰囲気のなか、地下5階の城下町。オーク達の根城だった場所にライオスたちはたどり着きます。
かの炎竜との対峙
ドラゴンの気配を感じつつ、街を探索する一行…そして姿を現すレッドドラゴン!!

(「ダンジョン飯」4巻より)
圧倒的である。
ドラゴンというものはどの物語でも強く、強大な存在として描かれているものだけれど、この漫画、なまじ今までモンスターを食すくらいにリアリティのある生き物として書いてきているからか、すごく強大な生き物という感じが妙に生々しい。
きっと現実でも、熊や猪などを狩ることになったなら、こういう気持ちになるのでしょうか。比べものにならないくらい恐ろしい生き物だけど。火を噴くし。

(「ダンジョン飯」4巻より)
ここでも一貫して食を語るセンシ。これがまた、この世界で生きているものたちの戦いであることを強調しています。
そして
この強大な生き物を、ライオスたちは狩ることができるのか。呑み込まれていたファリンは無事助けることができたのか…
ドラゴンとの戦い、その後もまた目が離せない展開で、最後まで黙々と読みふけっておりました。
こういう場合って大抵、知らずのうちに何かえらいことになっちゃってると思うんだけど、どうなるんでしょうな…

(「ダンジョン飯」4巻より)