今回も不思議で素敵なお話いっぱいでした。タイムパラドクス系の話は「もしや?」と思いながら読むのが楽しい。
お願い神様
地上と天上の境にある此花亭。そこに立ち寄られる神様たちとの一日。
昔はしょっちゅう地上でお祭りがあったのに今じゃすっかり初詣くらい。日本の神様が呼ばれるようなお祭りもなくてみたいな神様のグチ、奉る側の人間としてもうーん、確かに…
舶来の仮装行列とかが流行っているのは製菓会社の…やはり金か…
でも田舎では秋頃にはお祭りしてるみたいよ。今住んでるところでもやってるっぽい感じだし。うちの田舎のほうでも子供会の神輿とかやっているみたい。都会のほうではどうかわからんけど、下町っぽいところとかだと存外やってたりしないのかなあ。昔はもっと頻繁だったんだろうか。
神輿担ぎは子供の人数少なくて無くなっていたと思ったんだけどいつごろからか復活してた。あとお稲荷さんを修繕したりとかも地味にしてる。ええ。
そのへんの話でそういえば、なんか神社の整備をしているときにこう伐った木を雑に扱ってしまったことがあったらしく、その後周辺の村民に怪我が多発というおいおいマジかよみたいなところもあったりしてですね…詳細は知らないですが、うちの母さんとじいちゃんも同じ時期に怪我してた…
は、初詣には毎年行ってますから…(震え
それでその初詣での、お願いを叶えるお狐様の話。
(「このはな綺譚」3巻より)
は、はい…
精進します…
捨てられたお人形の話
此花亭に棲みついてる呪いの人形・お菊ちゃんが拾ってきた西洋人形。この「ともだちみつけた!」感がやっぱかわいいお菊ちゃん。
(「このはな綺譚」3巻より)
それはそれとして、役目を終えて消えていく…というのはやはり切ないものを感じます…子供の頃のおもちゃとかはな…
自分で手放したというより、ずっとそこにあると思っていたらいつのまにか無くなっていたという感じなのですよね。なんか。ほら、超合金のやつとか、ファミコンカセットとか。よく読んでた本とか。
蓮と棗と宿泊客のお孫さんの
百合百合しい三角関係…?
と思ったらなんてことはない百合百合しいだけだった。いいぞ、いいぞ。
日常的な一日の風景という感じでもあるこの勘違いに勘違いが重なったようなすれ違い。
わたわたと振り回されてる蓮を眺めるだけの一日だった。
相撲の話かと思ったら独り相撲だったということですな。はっはっはっ。