アーノルド魔術学院に入学した戦闘力は最強、だが世間知らずで天然タラシな魔術師レイ=ホワイトが活躍するシリーズ第8巻。原作の挿絵と比べるとすごい少年漫画の絵柄でびっくりしたくらい。熱いバトルと友情のストーリーに合ってて漫画版もすごく良し。
今巻ではその熱さ極まる魔術剣士競技大会新人戦決勝、アメリアとアリアーヌの頂上決戦クライマックス。拳で語り合う二人の淑女の友情が見開きで炸裂しており魔術学院とは…戦闘力が力こそパワー。正しく友情・努力・勝利でした。魔術… (相当高度な魔術を繰り出しての決戦だったので、魔術師対決としてもたぶん上位のものだと思います) エピソード通してレイとアメリアの中も接近するなど大団円といった終わり方でよかったです。最終回ではない。タイトル回収して新章へ。
しかし新章では、楽しい文化祭と並行してレベッカ先輩に不穏な様子が。ただのマリッジブルー…なんてものではない、何かまずいことに巻き込まれているようで。この巻だけではほんとに話の入りだけだから全くわからないのだけど。
暗い影を落としているレベッカ先輩の事情の解決も、妹マリアと一緒に関わっていくのかな。メイド喫茶で賑わう(予定)の文化祭でどう立ち回るのか、むしろそれまでに決着するのか…決着するといいなあ。
余談ですがアメリアとエリサが試着したメイド姿で高速掌返しのクラスメイト、慧眼だと思います。でも実際にメイドが貴族の従者として身近な存在の世界だと、メイド喫茶もただかわいいってだけではない受け止められ方をして大変なんだなあ…とも思いました。(むしろどうして思いつけたアメリア…天才か…?)