つんどくダイアリー

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わりと好き勝手書いてるからネタバレてたらごめんね。旧「怒濤の詰ん読解消日記」。積まれてしまったマンガ、ラノベなどを読んで感想を書いています。結果として面白い本の紹介だったりまとめだったりになってる。/端末の表示によると、あと740冊

迷宮探索にスロウとシャーロットの出会いの過去も「豚公爵に転生したから、今度は君に好きと言いたい」6巻【#漫画感想】

豚公爵に転生したから、今度は君に好きと言いたい 6 (MFコミックス アライブシリーズ)

 覇権アニメ「シューヤ・マリオネット」の世界へ敵役スロウ・デニングとして転生していた主人公が、従者シャーロットと幸せな未来を勝ち取るための物語。構図としては悪役令嬢ものになるのかな。その体型と振る舞いから「豚公爵」と呼ばれて厄介者扱いされているスロウですが、ポテンシャルとバックグラウンドは主人公級なんですよ。

 さて6巻は学園の迷宮で姫様たちと大トカゲ退治。シャーロットとスロウが出会った過去の回想も開示されます。たしかにこの頃のスロウからちょっと前のスロウを考えるとどうしてこうなってしまったのか…って気持ちになるのもわかる。(理由はあるのだけど) 今ではすっかり主人公で、アニメのシナリオみたいなことになる気配は全くないのだけどな…

 また従者としての無力感がちくりとしているシャーロットが印象的でもありました。デニングの従者には相応の強さが求められていることを、今までより強く感じる展開だったんじゃないかと。スロウが心を入れ替えて力をあまり隠さなくなり、より主人公然とした振る舞いをするようになったから、余計にその気持ちが強くなるのかも。スロウからするとシャーロットは庇護対象でしかないんだよなあ…

 その気持ちと血筋とたまたま手にしていたアイテムが組み合わさってただの願掛けのつもりがまた一荒れしそうな雰囲気で、さらに迷宮の方でも同時にトラブルが発生し…「次巻で一先ずの区切り」らしいのですけれど、どう落ち着くのかは楽しみです。シャーロットの気持ちが救われるといいなと。

導樹売買事件のクライマックスに「任侠転生-異世界のヤクザ姫-」8巻【#漫画感想】

任侠転生-異世界のヤクザ姫-(8) (サンデーGXコミックス)

 異世界の姫君リューに転生した極道がファンタジー世界を転々としながら(結果的に)世直しをしていく異世界任侠譚第8巻。このシリーズ舞台設定はファンタジーなんですけど原作者がその道にお詳しい方のようでどうみてもシノギだったりヤクだったりがしっかりした迫力で登場します。前巻から今巻は臓器売買がモチーフみたい。ファンタジー世界に合わせて、「導樹」の売買に落とし込まれているけれど。    リューに転生しているのは弱気を助け強気をくじく古いタイプの極道。だから今回も子供を犠牲に私服を肥やしている奴らに容赦はなく、そのトップの法王までいきおい殴り込んでいく。「落とし前の話をしてんだよ」って凄むあたりがヤクザだ…静かにブチ切れて殴り飛ばすタイプのヤクザだからリューは。

 しかし法王様は枢機卿らのやらかしを知らなかったふうだけどどうだったんだろうな…よほどうまく隠し通しせていたのか、法王様が全然興味なかったから知らなかったのか。食い物にされた子供、売買を止めようとして犠牲になった男とその家族、事情を知らなそうな元締め組織の親玉とフルコースで出てきてなんともいえない。

 ただ導樹の研究には魔王に対抗するための大義名分があるから、法王様ある程度は知ってて黙認してた気もするんだよな。少年へ問いかけた「世界と妹、どちからしか救えないとしたら」にも現れているような気はする。でも「どうしてその世界の方に、妹を含んでくれないのか」って少年の答えが、勝手に犠牲側へ振り分けられた人から見たすべてなんだろうとは思うよ。子供は素直に核心を突く。

 結局大事になって、今後は関係してた魔法大国の貴族たちも巻き込んだ騒動になるのかなと思うが…結構カジュアルに導樹売買されてたようだからなあ。そこは物語の中では語られないかもしれないとは思うけど。

自殺志願者の文豪、マジ切れさせる「異世界失格」6巻【#漫画感想】

異世界失格(6) (ビッグコミックス)

 タイトルだけで察しがついてしまうかの文豪センセーがファンタジー異世界に転生し旅をする異色のファンタジー。追い求めていた「さっちゃん」とついに邂逅するも振られてしまったセンセーの明日はどっちだ。

 シニカルでひねくれ者のイケメン作家センセーとアネット、タマ、ニアらのコミカルなやりとりが妙に馴染んでる本作、棺に乗って爆走する自殺志願者センセーを追いかけて始まる第6巻。新しい仲間として妖精ソルルも巻き込まれ新たな地へと到着。転移者を取り巻く事件を追うアネットたちとあくまでブレないセンセーとで別行動になるなど、今までと少し違う様相を見せもします。センセーほんとブレないよな…

 それにどこまでわかっててやってるのか…いくつか言葉を交わしただけで相手をブチ切れさせて本性を暴くほどになるところはなるほど文豪の言葉遣いなのかもしれないとすら思えてきます。間違いなくセンセーの台詞には力がある。

 ただセンセー、身体能力は普通の人間(むしろ弱ってる)だから、その面は心配になりますが。与えられているスキルも転移者特攻みたいなものでもあるから、今回の事件は活躍どころが少し見えなくてどうなるのか楽しみです。

おっさん普通にすげー強かった「片田舎のおっさん、剣聖になる~ただの田舎の剣術師範だったのに、大成した弟子たちが俺を放ってくれない件~」1巻【#漫画感想】

片田舎のおっさん、剣聖になる~ただの田舎の剣術師範だったのに、大成した弟子たちが俺を放ってくれない件~ 1 (ヤングチャンピオン・コミックス)

 片田舎の剣術道場で指導していたベリルが、かつての教え子アリューシアに請われて王都で騎士団の指南役に就任するところから始まる成り上がり物語第1巻…なのだけどこのおっさん普通にすげー強くて。むしろどうして埋もれていましたか。なんの参考にもならない(何のだ

 弟子たちが小さい時の思い出補正とかで、今は弟子のほうが強さは超えているーーなんてことはなく普通に強い。確かにびっくりするよ。そういう話です。

 しかしアリューシアが表舞台に引っ張り出したい気持ちもわかるくらい明らかにレベルが違うのだけど、当人の自己評価は全然なんですよね…ちょっとでも他と比べたらわかりそうなくらい違うのですけど。なにかの間違いで自己評価が低いのか、それとも片田舎では相対的にベリルが普通くらいの強さなのか。むしろそっちの理由のほうが気になってきます。(ただ鈍感なだけってオチな気もしますけど)

ついにケーナ以外のプレイヤーと遭遇!「リアデイルの大地にて」4巻【#漫画感想】

リアデイルの大地にて 4 (電撃コミックスNEXT)

 宿屋で目覚めたらMMORPG「リアデイル」…から200年後の世界に、自プレイヤーキャラとして転生していたケーナの冒険旅日記シリーズ4巻。守護者の塔らしきものを目標に、北の国ヘルシュペルにたどり着いたケーナ。ここでも(設定上の)孫とひ孫に遭遇したり、圧倒的な盗賊退治無双やったりとかイベントが絶えません。

 しかし当人もチートだけど一族もチート並なんじゃないのかなもしかして…ケーナ一族で国を動かすくらいはできそうな気がしている。(戦力的にはケーナ単体で滅ぼせるかもしれないけれど…) 他のプレイヤーも里親システムでサブ垢をNPC化してるのだろうけど、同様にこの世界に根付いているんだろうか。

 ただ今巻一番のイベントはPvPになるかな…ケーナの他にも同じ時代にプレイヤーが存在していたことで、この異世界に転移しているのはケーナだけではないわけで。今後もプレイヤーが出てくるのかな。登場を匂わされているプレイヤーもいそうですし。

総力戦に突入の運命法廷編!「アサシンズプライド」9巻【#漫画感想】

 家庭教師 兼 暗殺者と無能力だった公爵令嬢のバトルロマンスシリーズ、総力戦が始まりいよいよ大詰めな「運命法廷編」第9巻。学院と迷宮に分断されたクーファたちに三体のランカンスロープが襲いかかり、また別の場所でメリダお嬢様は弾劾裁判にかけられる。けれどこれまで登場してきた味方の援軍もあり戦況を打開できるのか、となるところが見どころですね。ロゼッティが自分の壁を乗り越えたり、ウィリアム・ジンやブラック=マディアの登場だったり。前巻までの敵対者が揃っていくのはやはり良いものです。

 一方メリダエリーゼと一緒に隔離された空間で、自身のクラスを暴かれたうえ戦闘を余儀なくされ…しかしこちらも相手方の思惑から大きく外れて、侍クラスを使いこなしつつあるなといった感じに。師匠が師匠だけにってのはあるけど、やっぱりメリダ自身も何かしらの才能を秘めてるんじゃないかって気がしてきます。戦力でいえば間違いなく上位だと思いますし。ただ、メリダが抱えてる血統の問題は戦闘能力だけでは解決されない事情だから厄介なのですが。でもアレだよ周りのモブも「本当に公爵令嬢だったらどうしよう」じゃねーよ実際公爵令嬢だろ。やらかし度合いでいったら不義の子かどうかなんかより、革命グループの真似事したり噂のもみ消しのため学院生徒皆殺しを画策したりするほうがよっぽどな気もするんだけどな…

 運命法廷編も次巻クライマックスとのことで、弾劾裁判の決着と、前巻まで仲睦まじく迷宮攻略していたミュールとサラシャとの仲がどうなるかも気になりますね。サラシャは特に、メリダを陥れることを望んではいなかったろうし。ミュールは得体がしれないのだけど、どうなるのかな。

妹ちゃん、動きます「真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました」8巻【#漫画感想】

真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました (8) (角川コミックス・エース)

 能力値の不足を理由に勇者パーティを追い出されたレッドと、冒険者として過ごしていたリットの辺境スローライフ第8巻。デーモンも絡んだ大きな事件も一区切りして、また元のスローライフに戻っていく平和な二人暮らしの巻。最初から読み返すと‥偶然の再開→恋人→新婚さん気分(今ここ)って順調なステップアップだよなあ。完全に薬屋の若夫婦なのでそのうち式が挙がると思います。

 さて一方で追放した方の勇者パーティ…うまくいかなくなってる描写はところどころありましたけどついに妹ちゃん(勇者)が動くゾルタンに向かっているのは偶然でもあり、レッドがゾルタンにいたから発生した因果のようでもあり。ただあの悪魔の薬が、勇者ルーティにとって希望の薬となるのも切実な話だなとは思いました。この世界の「加護」って、力を得る代わりに衝動に縛られる呪いのような側面もあるんだよな。多くの人はそこそこの加護と衝動でそれなりに暮らしているようなのだけど、強力な加護と衝動に振り回される人にとっては呪いの武器みたいなものなんじゃないかって感じるときもあります。

 加護に振り回されるその一人でもある勇者ルーティが、レッドとリットの暮らすゾルタンで何を得るのか。個人的にはそのまま住み着いてしまえって感じなんだけどそうはならんやろかな。まず兄に遭遇するのかからだもんな(兄目当てで来たわけではないから)

 それに完全に巻き込まれた格好のアサシン、ティセの耐えない気苦労のほうが不憫なのかもしれんと個人的には思いつつも応援しています。がんばれ。