つんどくダイアリー

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わりと好き勝手書いてるからネタバレてたらごめんね。旧「怒濤の詰ん読解消日記」。積まれてしまったマンガ、ラノベなどを読んで感想を書いています。結果として面白い本の紹介だったりまとめだったりになってる。/端末の表示によると、あと740冊/※本サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。ページ内のリンクがアフィリエイトリンクの場合があります。

ついに真ヒロイン登場「悪役令嬢は旦那様と離縁がしたい!~好き勝手やっていたのに何故か『王太子妃の鑑』なんて呼ばれているのですが~」2巻【#漫画感想】

悪役令嬢は旦那様と離縁がしたい!~好き勝手やっていたのに何故か『王太子妃の鑑』なんて呼ばれているのですが~(コミック) : 2 (モンスターコミックスf)

 2巻まで読んだ感想ですけど これ離縁する必要ないのでは…? もうこのまま仲良しで暮らしていけばいいんじゃないって気持ちになるくらいの仲良しすれ違いコメディです。あと王太子が意外と庶民感覚。子どもと遊んでやったり砂糖は高価だから使うのやめておけとアナスタシアを止めたり。

 現代日本から乙女ゲーの世界の悪役令嬢アナスタシアに転生…してきたけれど、ゲームでの時間は すでにすっかり終わっていて 悪役令嬢がそのまま王太子妃になっていたところからのスタート。ゲームヒロインが普通に自滅して投獄されてたのは草。

 その真ヒロインであるキャンディが直接動き出すのも今巻から。見ていて面白いのはこっちの娘かもしれないですね。すでに…キャンディさんも途中から性格が変わったようにみえるなど怪しい点がある娘です。ゲームヒロインはどうして悪役になってしまうのか…

 作品自体はコメディタッチで明るい雰囲気ですがキャンディさんはどことなく闇を抱えてるようですから、その面でも主人公サイドより気になっているのかもしれません。果たして平穏な着地できるのか。

「悪役令嬢は旦那様と離縁がしたい!~好き勝手やっていたのに何故か『王太子妃の鑑』なんて呼ばれているのですが~」2巻より

新宿で激突する異世界魔術VS異世界死霊術!「デッドマウント・デスプレイ」9巻【#漫画感想】

!デッドマウント・デスプレイ 9巻 (デジタル版ヤングガンガンコミックス)

 ついに四乃山ポルカ(屍神殿)と「サバラモンドの落とし子」の全面対決が始まる第9巻。このシリーズ最初は現代日本に迷い込んだ超強い異世界人がドタバタするのかと思ってましたけど、もう異世界の超魔術VS異世界の死霊魔術になっています。これにはソリティアおじさんもにっこり(そうか?)

 「サバラモンドの落とし子」や火吹き蟲のルーツ、屍神殿の転生先がどうして時空を超えたポルカだったのかも明らかにされて、点と点が繋がっていく段階に入っています。涼火お姉ちゃん(2巻参照)がちょっと出番あったのうれしい。

 そして屍神殿が相手している彼が戦えば戦うほど完全体に近づく戦闘民族のような性質のようで。今巻はすっかりバトル漫画ですよ。相変わらずのソリティアおじさんが一服の清涼剤。あの人も大概すごいと思うけど。誰が相手でも場に馴染みすぎてるよ。

経営コンサル、悪役王女に転生!「グランドール王国再生録 破滅の悪役王女ですが救国エンドをお望みです」1巻【#漫画感想】

グランドール王国再生録 破滅の悪役王女ですが救国エンドをお望みです 1 (FLOS COMIC)

 乙女ゲーの悪役王女に転生した元コンサルが国を救うため奔走する異世界転生物語第1巻。悪役令嬢もの…ですが立場が王族、王位継承争いに直接参加しているあたりが公爵以下の悪役令嬢ものとちょっと違うところかも。

 いうて生まれたときからではなく、前世の記憶と性格が目覚めたタイミングはゲーム開始あたりの悪役王女ヴィオレッタなので、それまでの悪辣な振る舞いは全部引き継いでのスタート。最初から大きなハンデを背負っています…そこからでも殊勝に国の状況を向き合おうとする姿はたぶん、ちょっとづつ認められるといいなあ。

 また前世の経営コンサル知識はゲームヒロインのアナリーと関わる中で活かされていきます。薬剤師+経営コンサルの組み合わせで治療院の立て直しを図っていくところの行く先も気になり面白いですね。またヒロインに懐かれる系の悪役令嬢なんだなあ…いいぞいいぞ。

 大きく国政に関わってくるのか、それとも市井からボトムアップで改革していくのかまだ先はわからないですけど、ヴィオレッタ自身が選択できる道としてトップダウンも提示されているところをうまく活かせると良いですね。当人は継承権を破棄する心づもりでいますが、その選択肢はおそらく途中で必要なものになってくるんだろうと思います。

次はソシャゲ開発にメディア展開…?「トリリオンゲーム」3巻【#漫画感想】

トリリオンゲーム(3) (ビッグコミックス)

 口がうまくて人たらしなハル & ビビリだけど技術は一流のガクがコンビで成り上がっていくビジネスストーリー第3巻。といってもすでに成功したガクの回想って形で描かれているから、結果は約束されてるようなものですが。営業やってくハルとエンジニアとして実現してくガクのコンビはお互いを補完してて理想的でもある。

 またこの漫画、IT業界を舞台にしていますが技術面よりビジネスの成功がメインになっています。ハルが人の心のスキをついてうまいこと無理を通していくところソーシャルエンジニアリングじみた楽しさがあるかもしれません。ビジネスものだとスマートな手口はありがちですけど、ケレン味が生まれるほどホラの吹き方がでっかくて面白いです。前巻から続いてるAIショップもそうだし、今巻ソシャゲ回で出てくる「世界の堀本」もまるっとすごい。つまり詐欺じみた手口とハッタリで乗り切っていくようなものなんで現実で真似したらえらいことになるでしょうが漫画だから良い。

 ソシャゲはまあ…「でたー」って感じではありますね。IT系のお金儲けだと外せないよなあ。軌道に乗ると継続した売上が見込めますし。「クオリティファーストで資金に糸目はつけません」って会社の買収に来たハルはゲーム開発者からしたら理想の出資者なんですけれど、ただ本当にそれ大丈夫なのかなってのはやっぱりあります。ゲーム開発は時間がかかるし、まだどうなるかわからないのですけど、順風満帆にいくのかいかないのか、漫画的にどう着地するのかは気になりますね…

 その後始まったタレント芸能事務所編は一気に生臭くなった感じがしてこっちもまた「あー」って感じに。でもやっぱり芸能界の人から見たら「でたー」って感じだったりするのかな。悪徳オーナーとか芸能界の悪いイメージまんまだし…漫画だからなあ。またハルが無茶苦茶言っててこっちも無茶するんだろうと思います。ソシャゲ開発と並行で無茶するのかー

【5/8まで全話無料公開中!】アイヌの埋蔵金を巡る旅、ここに完結「ゴールデンカムイ」【#漫画感想】

ゴールデンカムイ 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

 アイヌ埋蔵金を巡る旅を綴った冒険活劇ここに完結。公式に5/8まで期間限定全話無料公開されているようで、この2日で最初から全部読んでしまいました! 噂通りめっちゃ面白いですね!

 この作品は「目的が最初からはっきりしていて、そこに向かって物語が収束していく」タイプだから進捗具合や筋書きは伝わりやすく、またちゃんとクライマックスまで完結できてよかったとも思います。登場人物が容赦なく脱落していくタイプでもある。

 最初のうちは埋蔵金の噂を聞きつけた戦争帰りの杉元と鍵を握るアイヌの少女アシリパ(リは小文字)が、まず脱獄囚に彫られた入れ墨の地図を探し始めていくのだけど、この地図が彫られた皮を剝ぐこと前提にしたような代物でよく考えるとそこからすでに異常。(もっとよく考えると別に剥がなくても写せばいいんだけど) その地図を半信半疑で集めるうち、顔なし「のっぺら坊」と呼ばれてる入れ墨を彫った囚人の存在、脱獄王と呼ばれるお調子者、幕末人斬り集団の亡霊が率いる脱獄犯を中心とした一味、埋蔵金を奪取するため暗躍する大日本帝国陸軍第七師団、日露戦争やロシアとの因縁などどんどんケレン味が追加されていくのがたまらない。

 そして埋蔵金が用意された目的や過去の背景を知り、アシリパがするべきことを見つけ、クライマックスに向かっていく過程で登場人物それぞれの関わりやエピソードが提示され、過去が繋がってクライマックスに向かっていきます。

 その地図を奪い合う登場人物もキャラの濃い…いや濃いだけでは済まないですね。それぞれのバックグラウンドでどんなふうに歪んできたかが解説されたりもするからまたやばい。第七師団はだいたい鶴見のせいって可能性もある。あるけどその鶴見も過去を辿ると別の登場人物に紐付いてて、なんともいえなくなります。ただ鶴見の人心掌握術は異常でね…「鶴見劇場」なんで呼ばれてもいますけど。あそこまで周到に「望んでる言葉、シチュエーション」を用意されたら、騙されてもいいって気持ちになるんだろうな…

 それとは別に、脱獄した囚人たちも異常者が多いのだけど…こっちは普通のシリアルキラーです。普通のシリアルキラーってなんだ。いろんな逸話を元にしたキャラ作りされてるのかなって思いますね。支遁先生とか名前まんまじゃねえか。いいのかあれ。ポリコレがどうとかってレベルじゃない絵面と最期に本気度を感じる。

 アシリパさんや杉元はそんな中でもだいぶまともな…この漫画の良心かもしれんなって気はしますが。白石とかもギャグ担当みたいな扱いですけど。ただこの漫画すごいところは、敵味方のオンオフスイッチや殺しのオンオフスイッチが簡単に切り替わるところです。そのせいで場面によって敵対している第七師団や土方一味のメンバーにも謎の親近感を感じたり、100%悪いやつともいえない、立ち位置が違っているだけでそれぞれの理由があって仲良くやったり殺し合ったりしてるんだなって感じになります。

 ただ命は軽いですね…どこで誰が死んでもおかしくない。実際引き金引いたら死ぬくらいの勢い。躊躇も余韻もなく死ぬ時は死ぬ。主人公は「不死身の杉元」ってあだ名で予防線を張ってるくらい死なないけれど…登場人物が消えるのは一瞬なので、それこそ一気に読むと「えっあっ死んだ」って気づいたら死んでるくらいのこともありました。偽物とバレた途端に躊躇がないようなやつ。しかしその分、殺陣の迫力がすごい。土方さんとか本職だしな…刀剣あり銃あり殴り合いありでなんでもありです。スナイパー同士の静かな読み合いも熱いですね。

 それに先にも書きましたがいろんなバックグラウンドもあって存在感はあるので、死に際がねっとり忘れられなかったりする者も多いです。あっさりめに逝くことが多いのですけどそれが逆に。その後ほとんど思い返されることもないのがまた。

 また埋蔵金探しの旅にアイヌの文化が大きく関係してくるのも、知らないことが多くて楽しめました。最初のほうは2回に1回くらいの勢いで狩りをしてチタタプ (獲物を細かく叩くアイヌ料理) してるアイヌグルメ漫画かな?って感じに思ってました。シリーズ全般通して獲物を狩って解体したり脳みそ塩で食したりがよくある。獲物が新鮮だからかな…生肉をそのままの描写も結構あって大丈夫なのかなって思ったりもしました。(でも私も刺身とかは普通に食べますし…) 杉元がだんだん餌付けされてて脳みそ食べてるのは何事も慣れだなって思いましたが。あのアシリパ頭部を食わせようとする意志はどこから来るんだ。でも珍しい獲物を狩ってアイヌ料理で食すのはこの作品ではブレないところでしたね。流石に後半…街が舞台になっているときはありませんでしたが…逆に和人の街からは自然が失われているってことですね(そうじゃない)

 タイトルの「ゴールデンカムイ」回収も良かった。いろいろなものに「カムイ(神)」が宿るアイヌの信仰や、それが「金(Gold)」にかかっている意味、果たしてそれが善か悪かまでの感じ方がアイヌ文化を知っているかどうかで別れるような気もして、その面では漫画の中で紹介してきたことがすべて繋がっていくのかなと。

 アイヌの描かれ方はいろいろ言われていますが、個人的には「この作品はこれでいい」かなあと思ってます。埋蔵金探しがストーリーの主軸にあって、その過程でアイヌの風習や食文化が紹介されているように感じます。もともとの埋蔵金の使われ方やそれに纏わる話、日露戦争に絡んだ因縁など、バックグラウンドを見ていくと政治的、民族的な問題も見え隠れしているのですけれど、結局は「登場人物が自分の目的のために動く」ってところが軸になっているから、変に(現実の)政治的な話に逸れてなくて読みやすかったように思いました。作品内での伝え方が上手かったのかもですが。

 登場人物も多くて話数も多いので読むのしんどいと最初思うのですが、1つのエピソード単位ではわかりやすくあっさりめに進んでいくから逆に読み応えがあって面白いです。ちゃんと終わってから読むとなおさらわかりやすいかもしれなくて、全巻無料公開されている今だと読み始めたら止まらず1日くらいで一気に最期まで読み終えました。人によっては苦手な描写が多いかもしれないので、読んでみて駄目なら駄目で仕方ないと思えるくらいには万人向きではありませんが…ちょっと興味が湧いたら読んでみると面白いと思います。

youngjump.jp

 スマホで読むならヤンジャン!アプリ、ブラウザならとなりのヤングジャンプサイトがいいかもしれないです。量が多いからWi-Fiで読まないとたいへんなことになるから、主には家にあるFire HD10 Plusからブラウザ版を読んでました。読んでてロードとかも気にならなかったのであのビューワー優秀かもしれない。

精霊の力を借りてクライマックスへ「父は英雄、母は精霊、娘の私は転生者。」7巻【#漫画感想】

父は英雄、母は精霊、娘の私は転生者。 7巻 (デジタル版ビッグガンガンコミックス)

 数え役満のようなタイトルどおり、英雄と精霊王の娘エレンが大活躍の第7巻。娘の私(エレン)が精霊の力と前世知識で周りを巻き込みながら事件を解決したりコミュニケーションとったりしていきますけど、周りから見たら「賢い大人びた子ども」って感じでほっこりするギャップもまたかわいいです。といいますか作画が暴力的にかわいい

 さて7巻では薬を求めて来た人たちの解決に向けて最後のひと押し。王家との交渉や精霊の力を借りた領地発展などを取り入れてだいたい丸く収まるようにコミュニケーションをとっていきます。治療を求めて領地に集まる人たちを救おうと考えたり、農作物にうまく作用させるような精霊たちの力の借り方とかは、前世知識の影響もありますが、父が元人間(半精霊)で自分も元人間(前世)って面が大きいのかもって思いますね。文字通り「人間の気持ちがわかる」みたいな。

 また王家との確執はエレンの代で解消されるといいんだろうなとも…「永遠を生きる精霊にとっては昨日のこと」って時間のギャップも、王家が呪われることになった事件の後に生まれたエレンにはそもそもそれがないわけで。あと王子がいい子。あの親からどうしてってくらい。(ただ陛下のほうも腹黒いだけで善人だとは思うから、もしかしたらひねくれる前みたいなのかもしれない)

 構図としては、親の都合や政治的な確執で仲良くできない子どもたちのように感じます。だからこれ早く解決できると良いなとは。って思ってたら次回学院編。。学院。最近「なぜ必要ないのに学園に通うことになってしまうのか」みたいなまとめ見てた私にタイムリー。一応「いらないけど行く理由がある」みたいな立て付けはありましたね。王家の者も通っている学院らしいから、がディエル殿下との交流も増えたりするのかな。(勉学以外にそういうところが舞台としての学園に求められてるのかもしれないですね)

 先に学院へ旅立っているラフィリア嬢 がメインに絡んできたりするのかな…あの子ちょっと不憫なんですよ。平民から貴族になるシンデレラストーリーの主役みたいな立ち位置にいますけれど、従姉妹のエレンがずば抜けて特異だから比較されてしまうし、偶然ガディエル殿下と仲良くなったけど、殿下もエレンに夢中ぽくてラフィリア嬢はお友達って感じな気もするし…そもそも父サウヴェルに望まれてやってきたはずなのに父は多忙、母は酒浸りで性格がねじれてしまっていて、せっかくサウヴェルの望まれない結婚を解消したのに市井にいた頃のほうが幸せだったんじゃないかって気すらしてきてしまう…どうしてこうなってるんだよ。ラフィリアが攫われたとき親父ガチギレして頭目ブッ倒してたから愛されてないとかではないんだけどな…多分…

 もし登場するならよい具合にスポット当たるといいなと思います。こういうポジションだとだいたい変な事件の原因になってしまわないかと心配もしてます。

このファンタジー世界にはあの調味料が有る! 「追放者食堂へようこそ!  ~最強パーティーを追放された料理人は、冒険者食堂を開きます!~」5巻【#漫画感想】

追放者食堂へようこそ! 5 ~最強パーティーを追放された料理人は、冒険者食堂を開きます!~ (ガルドコミックス)

 ファンタジー世界には2つの種類がある。卵が生で食える世界と食えない世界だ。そうこのシリーズはもちろん食える! (それ以前に生卵の話題はそうそう見かけません) 生卵といえばアレですけど、このファンタジー世界は米も醤油も完備してるから完璧だね!

 いや卵が生でいけるかどうかよりですね、俺はファンタジー世界で昆布だしから抽出したうま味調味料は初めて見ましたよ流石に。ここでうま味調味料。マジか。料理のお兄さんが言ってたやつじゃん! どの回かは忘れたけど。あと彼のレシピにあったのではなく、この料理に使う人も多いってちらりと話題に出しててへーって思った覚えがあって。この人躊躇なくうま味調味料を使うんだよね。俺、料理人のレシピはなるべくうま味調味料使わないもんだと勝手に思ってたんだけどむしろ進んで使ってくスタイルに感銘をうけてうちの台所にもパンダちゃんがあります。そして作中でも邪道扱いされてて追放者食堂にピッタリだよ。

 うま味調味料の話で終わりそうになりましたが冒険者パーティを追放された料理人デニスが開いた食堂を舞台に、いろんな事情であぶれたものたちが集まってくる追放者食堂第5巻。とうとう王女様がきちゃったんじゃが‥王女様別にあぶれてないよね…?  (4巻からの新章は、実は原作から違ったルートになっているようです)

 王女様に連れられてイザベラ大臣に料理を披露してみたり妹弟子が押しかけてきたりバチェルがまーたブラック職場につかまってたりしたのを知って大忙しの巻です。ブラック職場に縁のあるものは逃れられないのか…これは4巻のほうが詳しいシーンがあったんですが、職場がってよりなんですよね。そういうのにつかまりやすい性質みたいなのがやっぱりあるのかしら。あるんだろうなぁ…当人は全然悪くないんだけど…

 妹弟子ヘズモッチもなかなか真面目で難物な一流料理人で、この章は彼女が何かをみつけて変わっていく物語になりそうかなって思います。それに懐いてるアトリエが可愛すぎてもうだめ。思考が飛んでる。ほだされていくヘズモッちが見えるわ。でも父親のトラウマは深刻そうでもあり、バチェルのブラック職場訪問がどう絡んでくるのかも心配ですね。