つんどくダイアリー

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わりと好き勝手書いてるからネタバレてたらごめんね。旧「怒濤の詰ん読解消日記」。積まれてしまったマンガ、ラノベなどを読んで感想を書いています。結果として面白い本の紹介だったりまとめだったりになってる。/端末の表示によると、あと740冊/※本サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。ページ内のリンクがアフィリエイトリンクの場合があります。

Fire HD10 2019モデルがでるらしい

 完。

Fire HD 10 タブレット ブラック (10インチHDディスプレイ) 32GB

 というわけで愛用しているFire HD10の2019モデルが出るとのことなので思い切って64GBを注文してしまいました!

 2.0GHzのオクタコアプロセッサと2GBのRAMで前世代機より30%高速化してUSB-Cにもなってやっほう! (USB-Cだと差し込み口の上下関係なく挿せるから楽なんですよ。ちょっと充電して読むときは外してたりしてたからUSBケーブル差し込み口のストレス割とあったの)

 今でもコスパはいいと思いますけどやっぱりちょっともっさりしてきてる感じあるし、本を開くときに待たされないわけでもないから速ければ速いほどいいのはかわらない。

 OSはAndroid PieベースのFire OS7らしく、最新Androidではないけどアップデートされてる感じです。

 ストレージは32GBと64GBの二種類。今使っているのは32GBですが今回は64GBにしてみました。電子書籍(マンガ)って結構容量食いますから。SDカードでカバーしているところあるのですが、うちのHD10だと1~2ヶ月くらいでなんか再起動しないとSDカードに書き込みできなくなってしまって。SDカードが悪いのかなんなのかは検証してないのだけど、普段使いするならやっぱ本体ストレージが安定かなと思います。

 そういうわけで本体とフィルムを買ってしまった。

 よく見るとセットで出てきたフィルムは第7世代向けと共通みたい。本体サイズもよく見ると同じ(262 x 159 x 9.8mm)です。

 なので専用カバーもあるけどもしかしたら今のが使えないかなと思ってまだ買わずにおいてます。(駄目だったら追加で買えばいいかなという)

 あと何かしらないけど20%引きしてくれるらしいので全力で乗っかる感じ。

 キャンペーン対象者を見ると「キャンペーン対象者: Fireタブレットの旧モデル(第7世代以前)をご購入の方、かつ第8世代のFire HD8タブレット、FireHD8タブレットキッズモデル、第9世代のFire7タブレット、Fire7タブレットキッズモデルを未購入のお客様」とのことだったので、Fire 10賀ってそれきりの私は該当するみたいです。

 Amazonで所持端末から対象かどうか判断しているようで、Fire HD10の購入画面を開くとこのクーポンが表示されていました。もうなんかいろいろとらくちん。

ほんわかどたばた日常している異世界マンガまとめ その2

 適当なところで区切っていきます。前回まではこちら。

ほんわかどたばた日常している異世界マンガまとめ - つんどくダイアリー

異世界おもてなしご飯 (1-3巻)

異世界おもてなしご飯 (3) (角川コミックス・エース)

 仲良し姉妹の妹のほうが聖女(救世主)で、家ごと異世界に召喚された茜(姉)とひより(妹)の仲良しな話。大事なことなので二回言いました。

 勇者の帰りを待つ姉のほうにスポットが当たっているところが珍しく、姉の手料理が還ってくる場所になっているひよりもかわいい。世界を救う命をうけたひよりのほうは結構大変な道のりのようで、そちらにスポットが当たっていたらもっと冒険バトルになっていたかもしれません。

 こちらも食事で異世界を開拓…いや酒のつまみで王族とか妖精女王とかを餌付けしていくような流れでなんだかんだと世界が回っていくようで、でも多分この流れがひよりの見えないところでひよりを救ってるんだろうなと思えるところがほっこりしたあたたかみを感じます。

 しかし一軒家ごと転移だからある程度分かるとしても酒とつまみのストックがどれだけあるねんって思うところはある(電気ガス水道がなぜか使えるのはファンタジーなので許す。てかあれらも中世異世界ではとんでもないことなんだと思うんだけど、魔法があるからあまり気にされないのかな)。自分が酒飲みじゃないしあまり買いだめしないタチなんで(逆に冷蔵庫がほぼカラ)、なんかぽんぽん宴会する量のストックがあるの普通なのかなこわい。(あらかじめ用意してたならまだしも突然の転移だから、日頃からストックしてたわけでしょ) でも梅酒ストックはわかる。

とんでもスキルで異世界放浪メシ (1-3巻)

とんでもスキルで異世界放浪メシ 3 (ガルドコミックス)

 勇者の異世界召喚に巻き込まれたただのサラリーマンがネットスーパー片手に異世界を放浪する話。(フェンリル付き)

 各地を旅していく感じだけど特に目的も無いし日常枠だと思ってます。

 中世くらいの世界で現代のネットスーパー(AE○N)からノータイムで食料その他を取り寄せられるのはチートどころの騒ぎではないっていつものやつですが、それで何をするわけでも無く放浪してるあたりがマイペース。

 中身も、所謂料理ですごい魔物(フェンリル)を手懐けて無双みたいな感じです。でもすごい料理でなくてむしろ肉を焼く。焼肉のタレで焼く。くらいの独身のおっさんには実になじみ深い料理方式。おっさんがすごいのではない。焼肉のたれがすごいのだ…

 途中から現世のスイーツに夢中な女神さまとかも出てきていろいろお約束なのかもしれません。こういう女神がおおむね駄女神様になっているのはきっとアクア様がいけない。

 鑑定眼、アイテムボックス、ネット通販と便利能力チート級なのに全然すごさを感じないところが逆にすごいのかもしれないおっさん放浪記です。だがそれが良い。

どうやら私の身体は完全無敵のようですね (1-2巻)

どうやら私の身体は完全無敵のようですね 2 (ドラゴンコミックスエイジ)

 完全無敵にかわいいといわざるをえない…

 病弱でベッドの上で一生を終えた少女が世界最強完全無敵の身体を持つ美少女に転生してゆるく生きてく話。

 なんだけどどうしてこういちいちかわいいのか。無敵か。

 マンガだから、いやマンガならではのかわいさで読んでいるこっちのIQは完全に低下しています。作中でも男女問わず騒がれる美少女設定なところが遺憾なく発揮されている。

 中世魔法ファンタジーなのでバトルっぽいところもあり、そこもまた魅力的です。

 表紙の一枚絵も素敵ですがマンガのなかでころころ動いてるのがたまらなくかわいいので、試し読みぶんだけでも是非。

 また余談なんですが、マンガ版作者の方のプロフィール見てたら「ぱぱこん」の方だったみたいでなるほどかわいいっておもいました。

 奥付見るともう10年前の作品になりますが、なんとなく雰囲気は共通してる感じがします。絵柄がパワーアップしてるのもわかります。

悪役令嬢の追放後! 教会改革ごはんで悠々シスター暮らし (1巻)

悪役令嬢の追放後! 教会改革ごはんで悠々シスター暮らし 1 (FLOS COMIC)

 名前から分かる隠居生活…過労がたたりお亡くなりになったイベントプランナーのOLが乙女ゲーの悪役令嬢エリザベスに転生して、追放エンド回避無理でしたからの田舎シスターライフ。

 前世の知識をちょっぴり使ったゆるふわ田舎暮らしはもう元の悪役令嬢とか関係なくきっとたぶんこれでいい…

 そんなエリザベスを追いかけてきた騎士団長(ゲームではモブ)の不器用なラブコメでもあるのでがんばれ。

悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました (1巻)

悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました (1) (角川コミックス・エース)

 前世の記憶を思い出した公爵令嬢アイリーンがどうやら自分はゲームとやらの悪役令嬢であることを自覚してバッドエンドを回避するため魔王にアタックする話。

 完全に逆境なんだけどアイリーンがまたいい性格してるし、イケメンクールな魔王様は感情がだだもれ(心が乱れると風が吹いたり花が咲いたり現象として表れる)んで見てて楽しい。

 記憶を思いだしたけど性格なんかはアイリーンのままなので、転生とはちょっと違うかもしれないです。知識として「この後」を知っている感じ。

悪役令嬢は隣国の王太子に溺愛される (1-3巻)

悪役令嬢は隣国の王太子に溺愛される 3 (B's-LOG COMICS)

 この世界が乙女ゲーの世界だと前世の記憶を思い出した悪役令嬢ティアラローズ、今作バッドエンドだと思ったらティアラローズに密かに思いを寄せていた次回作攻略キャラの王太子に求婚されるの巻。

 正ヒロインの性格がアレだったり、悪役と言っても宮廷マナーなどを注意してたりしてただけだったり細かい小言が王子に煙たがられてたりとかだったで「悪役令嬢」と呼ばれるのもちょっと違和感あるくらいですから、手ひどい振られ方をするならと王太子がプロポーズするのも納得の展開でもある。

 正ヒロイン(乙女ゲーでのプレイヤー)とのバトルが続く…みたいな「略奪してないのに略奪愛」みたいになってるところはなんか面白かったです。

私、能力は平均値でって言ったよね! (1-3巻)

私、能力は平均値でって言ったよね!【コミック版】 3 (アース・スターコミックス)

 前世は秀才肌でいろいろやるせなかった主人公が異世界に転生するときに平均的な能力を希望したら全世界全種族平均取られて人類最強になった話。要求バグか。

 そういうわけでチートなマイルちゃんが学院でやらかしに行ったり冒険者でやらかしになったりほんわかどたばたした日常を送っていくマンガです。かわいい。

私、能力は平均値でって言ったよね!【コミック版】 1 (アース・スターコミックス)

 1巻の表紙ほんとかわいいよね。

 現冒険者パーティの女の子4人組が力を付けていくのもかわいいんですが、残してきた学園の小話が巻末に差し込まれていたりしているのでそっちも気になります。

 また多分この原作者FUNAさんの作風だと思うんですけど女の子がたくましくて良い。強かったり気丈だったり健気だったりといろいろ言い方はあると思いますけどなんか一番ぴったりくるのがたくましい。たまに殺伐としてるところがなんかさらに良いです。絵柄荒れてる感じになるのもまた魅力。

魔導具師ダリヤはうつむかない~Dahliya Wilts No More~ (1巻)

魔導具師ダリヤはうつむかない~Dahliya Wilts No More~ 1巻 (ブレイドコミックス)

 異世界に転生して、魔導具を扱う魔導具師として活躍していくダリヤさんのお話です。

 本編はたぶん独立してからなんだと思うけどそこまでの話も書かれてて元婚約者の残念感と情緒酌量のなさが増す。

 「うつむかない」なんてタイトルついてて出だしから災難な感じでもあるんだけど、メインはダリヤさんが暖かく周りに応援されてトントンと活躍していく感じなので安心。

 職人が職人として認められていくのも良いですね。

異世界薬局 (1~4巻)

異世界薬局(4) (MFC)

 働き過ぎで過労死した薬学者が現代の知識と記憶を持ったまま異世界の薬学師の息子に転生(乗り移り?)して、その知識と神ががった神力で薬学無双していく転移もの。

 皇帝に認められてタイトル通り薬局の経営を始めたりして立身出世していくお話ですね。

 また細かい成分の名前とか症例とか作中にもたくさん出てくるのですがちゃんと監修がついているみたいです。

 (そのあたりの苦労譚がマンガの後書きにもありますが)そういったところのこだわりって技術系でしっかりやろうとすると大変なのですごいなと思うし、こだわるほど面白みが増しますし。

ダィテス領攻防記 (1-4巻まで)

ダィテス領攻防記 4 (Regina COMICS)

 日本人だった記憶のある辺境のダィデス領の令嬢ミリアーナがその現代知識で領を発展させつつBL布教活動に精を出すこの話。メインは領地経営なんですけど。たぶん。

 知識だけあっても技術が追いつかないと再現不可能じゃないかって思うところもありますがこの勢いなら問題ないみたいなところがあるのでたぶん問題ないです。

 ミリアーナがやらかすたび旦那が「嫁ェ…」ってなってるのすき。

 あと世界観が完全にBLで、最初は迷惑な妄想かと思ってたんだけどそうでもなかった。この世界は最初から腐っていたのかもしれない。

 また原作者の牧原のどかさんはお亡くなりになられていて、原作は未完のままとなっているようです。愛知の方みたいなのでより悲しい。ご冥福をお祈りいたします。

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「鬼滅の刃」15巻まで【マンガ感想】

鬼滅の刃 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 家族を殺され妹を人食い鬼にされた炭治郎と、その鬼となった妹である禰󠄀豆子が人食い鬼を討ち滅ぼす旅。

 最近アニメにもなっていたので気になって手に取ってみたところめっさ面白くて15巻まで一気に読んでしまいました。

 最初のうちは炭治郎が鬼に家族を殺されて修行して、って感じでしたが、進むにつれ仲間も増えて鬼側のバックグラウンドも明かされていき面白くなっていきます。

 物語の流れは「鬼が出たから殺す」のひと言で炭治郎や鬼滅隊が各地の鬼退治をするわけですが、ストーリーの主軸にあるのはあくまで炭治郎と禰󠄀豆子になっていて、ストーリーが進むにつれ家にまつわる秘密が明かされてもいきます。

 炭治郎のとぼけた感じと戦闘中のシリアスな感じのギャップも良いですし、鬼と化した禰󠄀豆子が鬼としても規格外に成長していくところもたまらなく熱い。あとかわいい。なんだあの…なんだ、ぼーっとしてるけど戦闘力だけ高いみたいなの。良い。異形とバディを組んで戦うようなものが好きだとなお良いかもしれません。(昔からキョンシー映画とか好きで)

 仲間も微妙にズレてるところがまた良いですね。ズレっぱなしなところが。伊之助とかかぶりものをすぐ脱ぐとおもってたもん俺。物語としてはいろいろシリアスなのに登場キャラクターには不思議なかわいさがある。ここ多分ポイントとしてすごい重要。人が増えるにつれて作品の魅力が増していきます。(そして退場していくと哀しみが増す)

 また鬼側も、最初のうちは化け物としての面が強かったですが、知性と強さをもった個体やそのバックグラウンドも明らかにされていって哀しみを誘います。結構そういう面がシリアスかつエモい。

 舞台設定が大正ってところも良いです。あの文明とオカルトが入り交じっているような時代。刀で戦うイメージが強いから、江戸時代のように錯覚することもあるけど良い。そこに敵側の「鬼」が不老であること、上位の鬼が知性をもって人に紛れていることも加わりさらにオカルト感が増しています。

 1巻…くらいだとまだ面白さが伝わらないかもとか、また続けて読んだ方が面白いかもって思います。じわじわと面白くなっていくタイプです。

 もし昔に少し読んでそれっきりの方とかは、もう一度読み返してみるとよいのではないかとお勧めします。(私も連載開始してたときに知っていましたが、1話2話くらいでよくわからなくて止まってしまってました)

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冒険したりバトルしたりしている異世界マンガまとめ

 ゆるいほうは書きましたので今度はバトルだったり冒険だったりがメインだと思うシリーズです。

 学園モノとか割と被っている感じはなくもないのですが…バトルのほうがメインそうだったり成り上がっていくほうが大きい感じだったりするとこっちかなと分類する感じです。

豚公爵に転生したから、今度は君に好きと言いたい (1-2巻)

豚公爵に転生したから、今度は君に好きと言いたい 2 (MFコミックス アライブシリーズ)

 そういうわけで豚公爵。朝起きたらアニメ「シューヤ・マリオネット」の悪役である豚公爵ことスロウ・デニングになっていたところから、悪役を脱してヒロインと幸せになるためのお話です。

 もともとスロウにも主役を張れるだけのポテンシャルがあって、それを正しく発揮することで未来が変わっていくような感じの成り上がり。シューヤが当て馬っぽくなりすぎてるのがちょっとかなしい。

賢者の孫 (1-11巻)

賢者の孫 (11) (角川コミックス・エース)

 「俺また何かやっちゃいました?」系でおなじみの「賢者の孫」。アニメよりコミカルな雰囲気になってると思います。現代からファンタジー世界に転生した主人公が賢者の孫として育てられて、ハイレベルの能力と人脈を広げていく感じの物語です。

 チート系なんだけど主人子のシンに特殊な能力があってのことではなく、とんでもない威力を発揮していくのは力の使い方の工夫だったりするのでつまり周囲もどんどん規格外になっていきます。あー。シシリーが癒やし。

(11巻は2019/4/26発売です)

あとBWで 2019/4/25 23:59までセールしていました!

THE NEW GATE (1-6巻)

ザ・ニュー・ゲート 6 (アルファポリスCOMICS)

 囚われたデスゲームVRMMO「THE NEW GATE」をクリアしたと思ったシンは、500年後の世界に転移させられていた…! から始まる冒険の日々。SAOの後みたいな設定に時代を感じます。ティエラかわいいってずっと思ってます。

 システム上はVRMMOだったころのものがいろいろと生きているようですけど、あまりこれみよがしにメニューを開いたりしないせいかVRMMOっぽさよりファンタジー世界色のほうを強く感じます。そういう面でもVRMMOより異世界って感じして良い。

ワールド・カスタマイズ・クリエーター (1-5巻)

ワールド・カスタマイズ・クリエーター5 (アルファポリスCOMICS)

 クソゲーをディスってたら異世界召喚されてしまった田神悠介。召喚された世界はそのクソゲーとは違うんだけど、アイテムをカスタマイズする部分だけは無制限に使えるようになっているので、それを使ってピンチを乗り切っていくファンタジーです。

 タイトルからは、カスタマイズでもしてのんびり暮らす生産系かと思っていたのですが、政治や戦争や陰謀にどんどん巻き込まれていくのでむしろ落ち着いていられない勢い。割と人死にも出る。

邪竜転生 (1-3巻)

邪竜転生 Vol.3 (アルファポリスCOMICS)

 ダメリーマンが邪竜に転生してスライムたちと平和に暮らすお話…にはならなかった。悲しいな。竜の力は最強なのに。

 途中から人型になって(力は抑えられるがそれでも強い)エルフ美少女と冒険の旅に出たりします。なんかまあそういう。

ゲーム オブ ファミリア-家族戦記- (1-2巻)

ゲーム オブ ファミリア-家族戦記- 02 (ドラゴンコミックスエイジ)

 異世界転移の中でも特級でヤバいダークファンタジーたぶんカンの良い方は「原作 山口ミコト 作画 D.Pの時点でいろいろ察することでしょう。

 主人公の初島支衛は父親の再婚で家族になったカナエ、マナコ、ヒナナの美人三姉妹と一緒に異世界に飛ばされて、そこで謎の軍勢と繰り広げられている戦争に巻き込まれていくことになります。救世主異世界ファンタジーのそれと言えばそうなのですが飛ばされた先がガチのハードゴアで容赦のない世界。加えて支衛は自他共に認めるただの凡人。

 この状況でーーこの状況をむしろ、支衛が口八丁手八丁で乗り切っていくところが一番の見所です。口の巧さで成り上がっていくようなものも異世界ファンタジーには多いですがここまで手段を選ばないのも珍しい。作品が作品なら完全に得体の知れない悪の魔術師ってところですよ。

 でもそれ自体を楽しんでいるふうでもなく、「家族を守るための手段」として行っているところが感じられるのが良いところだと思うのですが、そう思うところが俺も騙されてるのかもしれません。

盾の勇者の成り上がり (1-13巻)

盾の勇者の成り上がり 13 (MFコミックス フラッパーシリーズ)

 異世界に「盾の勇者」として召喚されて即座に裏切られ酷い扱いを受けてる尚文のやさぐれた冒険の日々。

 復讐譚ではあるけどそこまであんまりヘビーな感じはしなくて(そもそも復讐を目指してないし、途中からもう関係なくなるし)、やさぐれたナオフミ大活躍みたいな印象が強いのはラフタリアとかフィーロちゃんのおかげなんだろうかと思います。

 今アニメもやっててそっちも面白い。微妙に原作から変わってて良い。フィーロの服の糸を取りに行くときとか良かったねラフタリアって気持ちになりました。

盾の勇者

槍の勇者のやり直し (1-4巻)

槍の勇者のやり直し 5 ドラマCD付き特装版 (MFC)

 ※5巻は2019/8/23発売

 「盾の勇者の成り上がり」で登場した槍の勇者・元康が時間遡行してやりなおすスピンオフ作品です。

 視点が変わったからなのか「あれっこいつこんな(キモイ)キャラだっけ…?」って思うところもしばしあります。やさぐれてないほうの尚文とか新鮮。

 スピンオフではあるけど強くてニューゲームのような形なので知ってる人も知らない人も楽しめると思います。逆にラフタリアとかフィーロとか、「盾の勇者」でおなじみのメンツは出てこない(出てきたとしてもそのままではない)だろうから寂しさはあります。

公爵令嬢の嗜み (1-5巻)

公爵令嬢の嗜み(5) (角川コミックス・エース)

 乙女ゲーの異世界の悪役令嬢になぜか転生してしまったOLが領地経営をする話。

 ゲームの世界ではあるのですが悪役令嬢のアイリスが追放される、いわばバッドエンドから始まっているような状況で、ゲーム設定はむしろあまり関係ない感じです。

 アイリスから見た主人公(OL)の扱いも「前世の記憶に目覚めた」みたいな感じで、それまでのアイリスとしての記憶や感情も引き継がれているよう。前面に出ている性格などはOLのほうが強くなっているようですが。

 やっていることは領地改革と政治闘争なので日常ほんわか…って感じはないのでこちらに入れてみました。

 最初から領地送りにされているときはゲームキャラとはあまり接点無くなりますが、話が進んでいくにつれ王都にいる面々とも接点が出てきたり、ゲームのヒロインだったユーリの書かれ方もふわふわした女の子なんだけど国を傾ける毒がように見えてくるような感じになってて別の意味で面白くなってきてます。ここまでくるとゲーム関係なくなってますけど。

 ごちゃっとした人間関係の中で実績を上げて美形に囲まれて力を持っていくアイリスに少女漫画っぽさを感じますが(乙女ゲーの世界だし)そこが面白い感じです。

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ほんわかどたばた日常している異世界マンガまとめ

 異世界転生は癒やし。みたいな感じでどんどん読んでる種類が増えていっている異世界転生マンガをちょっとずつまとめていこうかと思ってます。

 ざっくり読んでる感想みたいな感じで。

 異世界系の物語って大別するとほんわかした平和なものと冒険チート無双みたいなものがあると思うのでそんな感じで分けてみてます。分類は完全に個人の主観。

スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました (1-4巻)

スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました 4巻 (デジタル版ガンガンコミックスONLINE)

 社畜ー過労死のコンボからのんびり異世界に転生したアズサ(不老不死)が日課でスライムを300年倒し続けてえらいレベルになってからスタートするほんわか田舎スローライフの毎日。だいたい女の子しかいなくて良い。百合ではなく仲良しっぽいのが良い。あとスライムがかわいい。

異世界のんびり農家 (1-3巻)

異世界のんびり農家(3) (ドラゴンコミックスエイジ)

 現世では病気で命を落とした主人公・火楽が健康な身体を願って異世界に転生して文字通りイチから村おこし。巻が進むごとに人外の嫁がどんどん増えてく。村はどんどん発展していくんですがその割には坦々と進んでるところもあって、なんか村の歴史書を読んでいるような感じになるところもあります。説明多めだからかもしれない。

アラフォー賢者の異世界生活日記~気ままな異世界教師ライフ~ (1巻 )

アラフォー賢者の異世界生活日記~気ままな異世界教師ライフ~ 1巻 (デジタル版ガンガンコミックスUP!)

 VRMMOゲームのボスに殺されたと思ったらステータス最強のまま異世界にいた。そんな感じで転生した大迫聡(40)。

 それでたまたま助けた貴族のお嬢様セレスティーナの家庭教師に収まって過ごしていく感じの日常です。おっさんのやる気のなさが実にわかる。

 バトルシーンも結構あるのであんまりほんわかだけではないかもしれないけど基本は家庭教師ライフだからって感じです。

メイドから母になりました (1-4巻)

メイドから母になりました 4 (Regina COMICS)

 異世界に転生した元女子高生のリリーが転生先でもメイドとして大活躍してたところ、宮廷魔法使いの引き取った養女の面倒を見て欲しいと頼まれて始まるイケメンに囲まれた子育て生活。少女漫画だ…(レーベル的に女性向けです多分)

 なんとなしに読み始めてたんだけどどたばたした日常(とイケメン)にリリーが振り回されつつ過ごしていくのをなんとなく続きを楽しみにしている自分がいたりします。リリーが結構自立している女性として描かれている感じも好感度高いのかも。

異世界でカフェを開店しました。(1-6巻)

異世界でカフェを開店しました。 6 (Regina COMICS)

 突然異世界にトリップしてしまった主人公の理沙がカフェを開店しました。タイトルがわかりやすくて良いです。

 (現代を基準にしてしまうと)メシマズな異世界でゆるやかにカフェを経営しつつ料理文化を発展させていくような感じです。異世界チートの味付けとして割とよく出てくるマヨネーズとか醤油とか、そういう類いの延長なのかも。カフェでクッキングなのでほんわかして平和です。

就職したら異世界に派遣されました。 (1巻)

就職したら異世界に派遣されました。 (Regina COMICS)

 就職難で連敗中の倉橋深夕がハローワークで紹介された職場に行ったら異世界に派遣されました。分かりやすくて良い。月給50万が高いのか安いのかはわからない…

 あんまりそうすごいチート能力持ちってわけでもなくて、やっていることは異世界に住み込みで調査みたいな感じで、トラブルでどたばたとしたりしてって感じの日常ですがなんとかがんばってやっていくハートフルストーリーです。

今日からCITY HUNTER (1-3巻 )

今日からCITY HUNTER 3 (ゼノンコミックス)

 アラフォーのCITY HUNTERファンだった青山香(西園寺沙織)が転生(?)した先がマンガ「CITY HUNTER」の新宿で、獠や香や海坊主たちとあのマンガのような事件と日常を送っていくある意味究極のドリーム…

 沙織は特別な能力は無いもないんだけどシティーハンターのネタバレを全部知ってるから危険なシーンでも楽しめたり、でも沙織自身の行動でその筋書きから外れそうになったり…とパラドクス的なジレンマが面白かったりします。

 また「CITY HUNTER」読んでた世代からしてあの当時の空気感がすごく上手く出ててリバイバルとしても面白く懐かしいです。絵を似せてるってだけじゃなくて、コマの進み方とか雰囲気とかへの違和感が無い。

 さらに沙織の存在がIFとなってて、巻が進むにつれて原作(?)になかったオリジナル要素(?)も増えていって、だんだん「マンガとして知ってるCITY HUNTER」とは別のストーリーになりつつあるようなところも新鮮で続きが楽しみになります。

 ほんわかドタバタって感じなのか? ってところでは少し迷ったんですがんーひと言でまとめるとほんわかドタバタでもいいかと思ってここに置きました。もともとシティーハンターも冴羽獠のハードボイルド的愉快な日常と言えなくもないしたぶん大丈夫。(シティーハンターファンがすげぇはしゃいでるので)ほっこりはします。

四畳半異世界交流記 (1巻)

四畳半異世界交流記 1 (ドラゴンコミックスエイジ)

 異世界に行くのではなく、異世界からやってくる美少女おもてなし系コメディ。四畳半アパートで一人暮らしを始めたオタクの大学生、和司の部屋に異界からのゲートが開き、やってくる異世界美少女のオーダーをなんとかしていく感じのやつです。一話の途中から明後日の方向に行くのかと思ったけどちゃんと異世界おもてなしでした。

 異世界もの…よりも、異種族とかモンスター娘みたいな方向のカテゴリかもしれなくて、そういうのが好きな方はさらに楽しめるかも。コメディよりもエロコメと言ったほうが正しいかもしれないところまであるのでそういうのが好きな方はもっと楽しめるかも。

駆除人 (1-3巻)

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 異世界転生した清掃員兼害虫駆除業者が異世界で害虫駆除していく話。モンスターが普通に害獣扱いで殺鼠団子とか使ってくから害虫駆除としては普通かもしれないけどファンタジー的には珍しすぎる部類です。

 1巻でもう旅に出ていて世界を回り始めてたり普通にクエスト受けてる感じになってたりするんだけど、ナオキの性格や雰囲気のせいかあんまり冒険って感じがしなくてゆるい感じ。

つづき

 つづきはこちら

tsundoku-diary.scriptlife.jp

冒険したりバトルしたりしている異世界マンガまとめ - つんどくダイアリー

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真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました【マンガ感想】

真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました (1) (角川コミックス・エース)

 もうなんかタイトルそのまま。勇者パーティについていけなくなったレッドが辺境の地で薬草屋を開店して過ごしていくまさに隠退生活。

 自ら望んだ引退じゃなかったので一抹の寂しさや未練がありましたけど、辺境で押しかけ女房と同棲しつつ穏やかに暮らしていく方向でなんかこのまま「ワシも昔はすごかったんじゃよ」おじさんになっていく平和な流れを感じて良いです。(レッドの能力的には一般の冒険者を軽く凌駕してるから昔じゃなくてもすごい)。

 ただ話の流れ的にちょっと不穏な感じもあるから、ほんわかしないようになるかもしれない気もしないでもないけどまあたぶん落ち着くところに落ち着く感じになるんじゃないかなあって思います。このままリットとくっついたら次期国王(候補)な気もするけどな…

「はぐれ精霊医の診察記録 ~聖女騎士団と癒やしの神業」1巻 ハズレ精霊と契約してしまった精霊医はこの先生きのこることができるか【ラノベ感想】

はぐれ精霊医の診察記録 ~聖女騎士団と癒やしの神業~ (カドカワBOOKS)

 世間で「ハズレ」扱いを受けている精霊と契約してしまった主人公のグラスが、逆にそれを生かして成り上がっていく感じの医療魔法ストーリー。異世界転生ではない。(むしろそっちのほうが珍しくなってきた感じすらある…)

 「世界最強の後衛」と同じ作者様で電子版4巻に試し読み版がついてきてて、続き気になって購入みたいな流れです。

 タイトルに「はぐれ精霊医」とあったのでブラック・ジャックのようなやさぐれたやつを想像していたのですが違った。むしろ新米軍医が巻き込まれた最前線で医学知識と精霊チートでなんとかしていく…割と泥臭い感じが良いです。

 またチートといっても凄く無茶苦茶やるわけでもなくて、基本的には地に足付いた医療行為であまり突拍子もない印象を受けることもなくて良い感じです。

 たぶんもともと各種精霊にそこまでの優劣は無くて、要は使い処の類いなうえ元素精霊(火・水・風・土のおきまりの奴)の政治的影響力が強すぎて評価されない系なのであんまりチート感はなくてむしろ必死な感じすらするかもしれない。

 そんな状況だからか女騎士団に男一人…な状況でも読み終わった印象としてはあまり浮ついた感じがせず、むしろ堅い感じもしました。いやみんなちょろいんだけど。それは良いんだけど。戦記っぽい感じもあるからかも。

 ComicWalkerですでにコミカライズも始まっており、イラストの方がコミックも書かれているようなのでラノベのイラストの方がコミカライズもしているマンガは名作なる個人的経験則に照らすとかなり熱い感じです。

comic-walker.com

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