つんどくダイアリー

つんどくダイアリー

わりと好き勝手書いてるからネタバレてたらごめんね。旧「怒濤の詰ん読解消日記」。積まれてしまったマンガ、ラノベなどを読んで感想を書いています。結果として面白い本の紹介だったりまとめだったりになってる。/端末の表示によると、あと740冊/※本サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。ページ内のリンクがアフィリエイトリンクの場合があります。

「鬼滅の刃」15巻まで【マンガ感想】

鬼滅の刃 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 家族を殺され妹を人食い鬼にされた炭治郎と、その鬼となった妹である禰󠄀豆子が人食い鬼を討ち滅ぼす旅。

 最近アニメにもなっていたので気になって手に取ってみたところめっさ面白くて15巻まで一気に読んでしまいました。

 最初のうちは炭治郎が鬼に家族を殺されて修行して、って感じでしたが、進むにつれ仲間も増えて鬼側のバックグラウンドも明かされていき面白くなっていきます。

 物語の流れは「鬼が出たから殺す」のひと言で炭治郎や鬼滅隊が各地の鬼退治をするわけですが、ストーリーの主軸にあるのはあくまで炭治郎と禰󠄀豆子になっていて、ストーリーが進むにつれ家にまつわる秘密が明かされてもいきます。

 炭治郎のとぼけた感じと戦闘中のシリアスな感じのギャップも良いですし、鬼と化した禰󠄀豆子が鬼としても規格外に成長していくところもたまらなく熱い。あとかわいい。なんだあの…なんだ、ぼーっとしてるけど戦闘力だけ高いみたいなの。良い。異形とバディを組んで戦うようなものが好きだとなお良いかもしれません。(昔からキョンシー映画とか好きで)

 仲間も微妙にズレてるところがまた良いですね。ズレっぱなしなところが。伊之助とかかぶりものをすぐ脱ぐとおもってたもん俺。物語としてはいろいろシリアスなのに登場キャラクターには不思議なかわいさがある。ここ多分ポイントとしてすごい重要。人が増えるにつれて作品の魅力が増していきます。(そして退場していくと哀しみが増す)

 また鬼側も、最初のうちは化け物としての面が強かったですが、知性と強さをもった個体やそのバックグラウンドも明らかにされていって哀しみを誘います。結構そういう面がシリアスかつエモい。

 舞台設定が大正ってところも良いです。あの文明とオカルトが入り交じっているような時代。刀で戦うイメージが強いから、江戸時代のように錯覚することもあるけど良い。そこに敵側の「鬼」が不老であること、上位の鬼が知性をもって人に紛れていることも加わりさらにオカルト感が増しています。

 1巻…くらいだとまだ面白さが伝わらないかもとか、また続けて読んだ方が面白いかもって思います。じわじわと面白くなっていくタイプです。

 もし昔に少し読んでそれっきりの方とかは、もう一度読み返してみるとよいのではないかとお勧めします。(私も連載開始してたときに知っていましたが、1話2話くらいでよくわからなくて止まってしまってました)

スポンサーリンク

冒険したりバトルしたりしている異世界マンガまとめ

 ゆるいほうは書きましたので今度はバトルだったり冒険だったりがメインだと思うシリーズです。

 学園モノとか割と被っている感じはなくもないのですが…バトルのほうがメインそうだったり成り上がっていくほうが大きい感じだったりするとこっちかなと分類する感じです。

豚公爵に転生したから、今度は君に好きと言いたい (1-2巻)

豚公爵に転生したから、今度は君に好きと言いたい 2 (MFコミックス アライブシリーズ)

 そういうわけで豚公爵。朝起きたらアニメ「シューヤ・マリオネット」の悪役である豚公爵ことスロウ・デニングになっていたところから、悪役を脱してヒロインと幸せになるためのお話です。

 もともとスロウにも主役を張れるだけのポテンシャルがあって、それを正しく発揮することで未来が変わっていくような感じの成り上がり。シューヤが当て馬っぽくなりすぎてるのがちょっとかなしい。

賢者の孫 (1-11巻)

賢者の孫 (11) (角川コミックス・エース)

 「俺また何かやっちゃいました?」系でおなじみの「賢者の孫」。アニメよりコミカルな雰囲気になってると思います。現代からファンタジー世界に転生した主人公が賢者の孫として育てられて、ハイレベルの能力と人脈を広げていく感じの物語です。

 チート系なんだけど主人子のシンに特殊な能力があってのことではなく、とんでもない威力を発揮していくのは力の使い方の工夫だったりするのでつまり周囲もどんどん規格外になっていきます。あー。シシリーが癒やし。

(11巻は2019/4/26発売です)

あとBWで 2019/4/25 23:59までセールしていました!

THE NEW GATE (1-6巻)

ザ・ニュー・ゲート 6 (アルファポリスCOMICS)

 囚われたデスゲームVRMMO「THE NEW GATE」をクリアしたと思ったシンは、500年後の世界に転移させられていた…! から始まる冒険の日々。SAOの後みたいな設定に時代を感じます。ティエラかわいいってずっと思ってます。

 システム上はVRMMOだったころのものがいろいろと生きているようですけど、あまりこれみよがしにメニューを開いたりしないせいかVRMMOっぽさよりファンタジー世界色のほうを強く感じます。そういう面でもVRMMOより異世界って感じして良い。

ワールド・カスタマイズ・クリエーター (1-5巻)

ワールド・カスタマイズ・クリエーター5 (アルファポリスCOMICS)

 クソゲーをディスってたら異世界召喚されてしまった田神悠介。召喚された世界はそのクソゲーとは違うんだけど、アイテムをカスタマイズする部分だけは無制限に使えるようになっているので、それを使ってピンチを乗り切っていくファンタジーです。

 タイトルからは、カスタマイズでもしてのんびり暮らす生産系かと思っていたのですが、政治や戦争や陰謀にどんどん巻き込まれていくのでむしろ落ち着いていられない勢い。割と人死にも出る。

邪竜転生 (1-3巻)

邪竜転生 Vol.3 (アルファポリスCOMICS)

 ダメリーマンが邪竜に転生してスライムたちと平和に暮らすお話…にはならなかった。悲しいな。竜の力は最強なのに。

 途中から人型になって(力は抑えられるがそれでも強い)エルフ美少女と冒険の旅に出たりします。なんかまあそういう。

ゲーム オブ ファミリア-家族戦記- (1-2巻)

ゲーム オブ ファミリア-家族戦記- 02 (ドラゴンコミックスエイジ)

 異世界転移の中でも特級でヤバいダークファンタジーたぶんカンの良い方は「原作 山口ミコト 作画 D.Pの時点でいろいろ察することでしょう。

 主人公の初島支衛は父親の再婚で家族になったカナエ、マナコ、ヒナナの美人三姉妹と一緒に異世界に飛ばされて、そこで謎の軍勢と繰り広げられている戦争に巻き込まれていくことになります。救世主異世界ファンタジーのそれと言えばそうなのですが飛ばされた先がガチのハードゴアで容赦のない世界。加えて支衛は自他共に認めるただの凡人。

 この状況でーーこの状況をむしろ、支衛が口八丁手八丁で乗り切っていくところが一番の見所です。口の巧さで成り上がっていくようなものも異世界ファンタジーには多いですがここまで手段を選ばないのも珍しい。作品が作品なら完全に得体の知れない悪の魔術師ってところですよ。

 でもそれ自体を楽しんでいるふうでもなく、「家族を守るための手段」として行っているところが感じられるのが良いところだと思うのですが、そう思うところが俺も騙されてるのかもしれません。

盾の勇者の成り上がり (1-13巻)

盾の勇者の成り上がり 13 (MFコミックス フラッパーシリーズ)

 異世界に「盾の勇者」として召喚されて即座に裏切られ酷い扱いを受けてる尚文のやさぐれた冒険の日々。

 復讐譚ではあるけどそこまであんまりヘビーな感じはしなくて(そもそも復讐を目指してないし、途中からもう関係なくなるし)、やさぐれたナオフミ大活躍みたいな印象が強いのはラフタリアとかフィーロちゃんのおかげなんだろうかと思います。

 今アニメもやっててそっちも面白い。微妙に原作から変わってて良い。フィーロの服の糸を取りに行くときとか良かったねラフタリアって気持ちになりました。

盾の勇者

槍の勇者のやり直し (1-4巻)

槍の勇者のやり直し 5 ドラマCD付き特装版 (MFC)

 ※5巻は2019/8/23発売

 「盾の勇者の成り上がり」で登場した槍の勇者・元康が時間遡行してやりなおすスピンオフ作品です。

 視点が変わったからなのか「あれっこいつこんな(キモイ)キャラだっけ…?」って思うところもしばしあります。やさぐれてないほうの尚文とか新鮮。

 スピンオフではあるけど強くてニューゲームのような形なので知ってる人も知らない人も楽しめると思います。逆にラフタリアとかフィーロとか、「盾の勇者」でおなじみのメンツは出てこない(出てきたとしてもそのままではない)だろうから寂しさはあります。

公爵令嬢の嗜み (1-5巻)

公爵令嬢の嗜み(5) (角川コミックス・エース)

 乙女ゲーの異世界の悪役令嬢になぜか転生してしまったOLが領地経営をする話。

 ゲームの世界ではあるのですが悪役令嬢のアイリスが追放される、いわばバッドエンドから始まっているような状況で、ゲーム設定はむしろあまり関係ない感じです。

 アイリスから見た主人公(OL)の扱いも「前世の記憶に目覚めた」みたいな感じで、それまでのアイリスとしての記憶や感情も引き継がれているよう。前面に出ている性格などはOLのほうが強くなっているようですが。

 やっていることは領地改革と政治闘争なので日常ほんわか…って感じはないのでこちらに入れてみました。

 最初から領地送りにされているときはゲームキャラとはあまり接点無くなりますが、話が進んでいくにつれ王都にいる面々とも接点が出てきたり、ゲームのヒロインだったユーリの書かれ方もふわふわした女の子なんだけど国を傾ける毒がように見えてくるような感じになってて別の意味で面白くなってきてます。ここまでくるとゲーム関係なくなってますけど。

 ごちゃっとした人間関係の中で実績を上げて美形に囲まれて力を持っていくアイリスに少女漫画っぽさを感じますが(乙女ゲーの世界だし)そこが面白い感じです。

スポンサーリンク

ほんわかどたばた日常している異世界マンガまとめ

 異世界転生は癒やし。みたいな感じでどんどん読んでる種類が増えていっている異世界転生マンガをちょっとずつまとめていこうかと思ってます。

 ざっくり読んでる感想みたいな感じで。

 異世界系の物語って大別するとほんわかした平和なものと冒険チート無双みたいなものがあると思うのでそんな感じで分けてみてます。分類は完全に個人の主観。

スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました (1-4巻)

スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました 4巻 (デジタル版ガンガンコミックスONLINE)

 社畜ー過労死のコンボからのんびり異世界に転生したアズサ(不老不死)が日課でスライムを300年倒し続けてえらいレベルになってからスタートするほんわか田舎スローライフの毎日。だいたい女の子しかいなくて良い。百合ではなく仲良しっぽいのが良い。あとスライムがかわいい。

異世界のんびり農家 (1-3巻)

異世界のんびり農家(3) (ドラゴンコミックスエイジ)

 現世では病気で命を落とした主人公・火楽が健康な身体を願って異世界に転生して文字通りイチから村おこし。巻が進むごとに人外の嫁がどんどん増えてく。村はどんどん発展していくんですがその割には坦々と進んでるところもあって、なんか村の歴史書を読んでいるような感じになるところもあります。説明多めだからかもしれない。

アラフォー賢者の異世界生活日記~気ままな異世界教師ライフ~ (1巻 )

アラフォー賢者の異世界生活日記~気ままな異世界教師ライフ~ 1巻 (デジタル版ガンガンコミックスUP!)

 VRMMOゲームのボスに殺されたと思ったらステータス最強のまま異世界にいた。そんな感じで転生した大迫聡(40)。

 それでたまたま助けた貴族のお嬢様セレスティーナの家庭教師に収まって過ごしていく感じの日常です。おっさんのやる気のなさが実にわかる。

 バトルシーンも結構あるのであんまりほんわかだけではないかもしれないけど基本は家庭教師ライフだからって感じです。

メイドから母になりました (1-4巻)

メイドから母になりました 4 (Regina COMICS)

 異世界に転生した元女子高生のリリーが転生先でもメイドとして大活躍してたところ、宮廷魔法使いの引き取った養女の面倒を見て欲しいと頼まれて始まるイケメンに囲まれた子育て生活。少女漫画だ…(レーベル的に女性向けです多分)

 なんとなしに読み始めてたんだけどどたばたした日常(とイケメン)にリリーが振り回されつつ過ごしていくのをなんとなく続きを楽しみにしている自分がいたりします。リリーが結構自立している女性として描かれている感じも好感度高いのかも。

異世界でカフェを開店しました。(1-6巻)

異世界でカフェを開店しました。 6 (Regina COMICS)

 突然異世界にトリップしてしまった主人公の理沙がカフェを開店しました。タイトルがわかりやすくて良いです。

 (現代を基準にしてしまうと)メシマズな異世界でゆるやかにカフェを経営しつつ料理文化を発展させていくような感じです。異世界チートの味付けとして割とよく出てくるマヨネーズとか醤油とか、そういう類いの延長なのかも。カフェでクッキングなのでほんわかして平和です。

就職したら異世界に派遣されました。 (1巻)

就職したら異世界に派遣されました。 (Regina COMICS)

 就職難で連敗中の倉橋深夕がハローワークで紹介された職場に行ったら異世界に派遣されました。分かりやすくて良い。月給50万が高いのか安いのかはわからない…

 あんまりそうすごいチート能力持ちってわけでもなくて、やっていることは異世界に住み込みで調査みたいな感じで、トラブルでどたばたとしたりしてって感じの日常ですがなんとかがんばってやっていくハートフルストーリーです。

今日からCITY HUNTER (1-3巻 )

今日からCITY HUNTER 3 (ゼノンコミックス)

 アラフォーのCITY HUNTERファンだった青山香(西園寺沙織)が転生(?)した先がマンガ「CITY HUNTER」の新宿で、獠や香や海坊主たちとあのマンガのような事件と日常を送っていくある意味究極のドリーム…

 沙織は特別な能力は無いもないんだけどシティーハンターのネタバレを全部知ってるから危険なシーンでも楽しめたり、でも沙織自身の行動でその筋書きから外れそうになったり…とパラドクス的なジレンマが面白かったりします。

 また「CITY HUNTER」読んでた世代からしてあの当時の空気感がすごく上手く出ててリバイバルとしても面白く懐かしいです。絵を似せてるってだけじゃなくて、コマの進み方とか雰囲気とかへの違和感が無い。

 さらに沙織の存在がIFとなってて、巻が進むにつれて原作(?)になかったオリジナル要素(?)も増えていって、だんだん「マンガとして知ってるCITY HUNTER」とは別のストーリーになりつつあるようなところも新鮮で続きが楽しみになります。

 ほんわかドタバタって感じなのか? ってところでは少し迷ったんですがんーひと言でまとめるとほんわかドタバタでもいいかと思ってここに置きました。もともとシティーハンターも冴羽獠のハードボイルド的愉快な日常と言えなくもないしたぶん大丈夫。(シティーハンターファンがすげぇはしゃいでるので)ほっこりはします。

四畳半異世界交流記 (1巻)

四畳半異世界交流記 1 (ドラゴンコミックスエイジ)

 異世界に行くのではなく、異世界からやってくる美少女おもてなし系コメディ。四畳半アパートで一人暮らしを始めたオタクの大学生、和司の部屋に異界からのゲートが開き、やってくる異世界美少女のオーダーをなんとかしていく感じのやつです。一話の途中から明後日の方向に行くのかと思ったけどちゃんと異世界おもてなしでした。

 異世界もの…よりも、異種族とかモンスター娘みたいな方向のカテゴリかもしれなくて、そういうのが好きな方はさらに楽しめるかも。コメディよりもエロコメと言ったほうが正しいかもしれないところまであるのでそういうのが好きな方はもっと楽しめるかも。

駆除人 (1-3巻)

[asin:B07QKS32MS:image:large]

 異世界転生した清掃員兼害虫駆除業者が異世界で害虫駆除していく話。モンスターが普通に害獣扱いで殺鼠団子とか使ってくから害虫駆除としては普通かもしれないけどファンタジー的には珍しすぎる部類です。

 1巻でもう旅に出ていて世界を回り始めてたり普通にクエスト受けてる感じになってたりするんだけど、ナオキの性格や雰囲気のせいかあんまり冒険って感じがしなくてゆるい感じ。

つづき

 つづきはこちら

tsundoku-diary.scriptlife.jp

冒険したりバトルしたりしている異世界マンガまとめ - つんどくダイアリー

スポンサーリンク

真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました【マンガ感想】

真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました (1) (角川コミックス・エース)

 もうなんかタイトルそのまま。勇者パーティについていけなくなったレッドが辺境の地で薬草屋を開店して過ごしていくまさに隠退生活。

 自ら望んだ引退じゃなかったので一抹の寂しさや未練がありましたけど、辺境で押しかけ女房と同棲しつつ穏やかに暮らしていく方向でなんかこのまま「ワシも昔はすごかったんじゃよ」おじさんになっていく平和な流れを感じて良いです。(レッドの能力的には一般の冒険者を軽く凌駕してるから昔じゃなくてもすごい)。

 ただ話の流れ的にちょっと不穏な感じもあるから、ほんわかしないようになるかもしれない気もしないでもないけどまあたぶん落ち着くところに落ち着く感じになるんじゃないかなあって思います。このままリットとくっついたら次期国王(候補)な気もするけどな…

「はぐれ精霊医の診察記録 ~聖女騎士団と癒やしの神業」1巻 ハズレ精霊と契約してしまった精霊医はこの先生きのこることができるか【ラノベ感想】

はぐれ精霊医の診察記録 ~聖女騎士団と癒やしの神業~ (カドカワBOOKS)

 世間で「ハズレ」扱いを受けている精霊と契約してしまった主人公のグラスが、逆にそれを生かして成り上がっていく感じの医療魔法ストーリー。異世界転生ではない。(むしろそっちのほうが珍しくなってきた感じすらある…)

 「世界最強の後衛」と同じ作者様で電子版4巻に試し読み版がついてきてて、続き気になって購入みたいな流れです。

 タイトルに「はぐれ精霊医」とあったのでブラック・ジャックのようなやさぐれたやつを想像していたのですが違った。むしろ新米軍医が巻き込まれた最前線で医学知識と精霊チートでなんとかしていく…割と泥臭い感じが良いです。

 またチートといっても凄く無茶苦茶やるわけでもなくて、基本的には地に足付いた医療行為であまり突拍子もない印象を受けることもなくて良い感じです。

 たぶんもともと各種精霊にそこまでの優劣は無くて、要は使い処の類いなうえ元素精霊(火・水・風・土のおきまりの奴)の政治的影響力が強すぎて評価されない系なのであんまりチート感はなくてむしろ必死な感じすらするかもしれない。

 そんな状況だからか女騎士団に男一人…な状況でも読み終わった印象としてはあまり浮ついた感じがせず、むしろ堅い感じもしました。いやみんなちょろいんだけど。それは良いんだけど。戦記っぽい感じもあるからかも。

 ComicWalkerですでにコミカライズも始まっており、イラストの方がコミックも書かれているようなのでラノベのイラストの方がコミカライズもしているマンガは名作なる個人的経験則に照らすとかなり熱い感じです。

comic-walker.com

スポンサーリンク

女性主人公アニメを探す2019

anond.hatelabo.jp

 増田が条件まとめてくれたのであとはフィルだするだけだと思いざっくり出してみました。ほんとにあるのかしらん。そう思ってまずは2019年冬アニメ(1月期)をざっくり選別してみました。

 ※全部見たわけじゃなくて独断と偏見と雰囲気で判断してます。なので異論は認める。

女性主人公である

 25作品。おっと意外と残ったぞ。ていうかむしろ男性主人公より多いぞ。(25/44)

 中にはカウントに迷うものもありましたが女性主人公ではないことにしておいた。ブギーポップもどうしようかと思ったけどキャストの表記見てカウントしようと思った。

自立して男に頼らない、主体的に動く女性が主人公のアニメ

全19作品。女性主人公で主体的でないほうがあんまりイメージできない気がする。

サポートする男性キャラクターがいない、男の影が無い

 「男に頼り切り~」みたいなのを言ってるんだろうって思うけど見てみないとわからんし文面通りだと攻殻機動隊すら×になるからスルー

女の子が戦って格好良いのが見たい

 10作品。物語は常に何かとの闘い(恋愛ですら闘いだと思うよ)ではあるけど直感的に「バトル!」って感じと解釈。微妙ラインもあるかもしれない。「ブギーポップは笑わない」、小説は昔読んでて割とバトってた気がするんだけどアニメのほうでどう表現されてるかはわからぬ。江古田ちゃんは何かと戦っている。(そうではない)

聖闘士星矢北斗の拳みたいに何かの為や世界の為に戦うというのが望ましい

 4作品。聖闘士星矢とか北斗って言われるとなあ。「約束のネバーランド」は脱出バトルみたいなものだから違うんじゃないかと思う。ブギーポップは世界の敵と戦っている。

戦闘時に技名を喋ったり、気合の掛け声が入るようなのは男性視点が入っているからダメ

 「ペガサス流星拳!!!」とか「アータタタタタタタタタタタタタホワタァ!」とかはだめなのか。きびしいのう。これ見ないとわからんからスルー。セインティア翔はだめそう。ブギーさんはよさそう。プリキュアってどうなんだっけ。

恋愛要素が無い。あっても恋愛至上主義ではない

 このまま4作品スライドできない?

 ところで「恋愛」って難しいね。コテコテの少女漫画みたいなやつほぼないし。女性主人公でそれっぽいのかぐや様と「明治東亰恋伽」くらい? あと萌えキャラが百合百合しくキャッキャウフフしているようなのをカウントしてよいのかどうかマジ悩んだ。

男尊女卑が無い

 判定が難しいのでパス。作品世界としてなのか、作風としてなのか、雰囲気としてなのかでまた違うし。当てはまりそうなのむしろ昔のほうが多そう(聖闘士星矢とか)。あと時代物とか。

大人の女性が見て楽しめる

 主観的過ぎるので判定できないからパス。

プリキュアのような女児向けは「女性向け」ではないのでダメ。ハイターゲット向けのフィギュアや大人向けグッズが出ているアニメは男性ファンが多いからダメ

 3作品。プリキュア名指しで脱落。ブギーさんもフィギュアとかでてそうで男性ファン多そうだけど検索したら昔のばかりで微妙。

メインターゲット層が男性ではない。「女性も楽しめる男性向け」アニメはダメ。

 とうとう1作品。うーん…セインティア翔はRED連載だから脱落かなあ。「魔法少女特殊戦あすか」も男性向けっぽい。

男性原作者、男性制作者といった男性視点が一切入らない「女性が考える女性向けの女性主人公」でなければダメ。男性が考えた女性主人公は名誉男性主人公となるのでダメ

 「ブギーポップは笑わない」(原作:上遠野浩平氏)、退場。無事全滅。

 さすがに性別の壁は厚いですね… (上遠野浩平氏の性別は調べてみてもはっきりわからなかったのですが、逆に「この名前で女性!」みたいな記事もなかったので男性だと思います)

まとめ

 そんなわけで今期アニメを独断と偏見で分けてみたわけですが、ある意味本丸の「萌え絵はだめ」までたどり着くことはできませんでした。増田のこのラインナップにらっきょが入ってるのは絶対俺のブクマのせいだと思うので残念です。(関係ない)

 イメージとして、女性主人公で恋愛メインじゃなくて男性向けでもないやつって割とあるんじゃないのっていうのはだいたいあってたと思うしそういうのもまた面白い。

 種類としても、「恋愛もの」とか「萌え」とかだけで見てもそのものずばりな数としてはそう多くない気がして、やっぱりそう単純なものでもなくなってきているのかなと思いました。

 なんにせよ今期視聴の参考にでもなれば幸いです。僕個人の収穫としては「どろろ」が今期やってるのを知ったことです。マジか。

参考:

www.animatetimes.com


 ちな、「空の境界」があの増田検定どこまで突破できるかといいますと、

  • 自立して男に頼らない、主体的に動く女性が主人公のアニメ
    生活能力的な意味で自立してるかどうか怪しいが一応働いてるし一人暮らしだし割とアクティブに殺しに行ってる。

  • サポートする男性キャラクターがいない、男の影が無い
    圧倒的黒桐幹也の存在感。退場。

 すでに1手目がだいぶあやしかったが2手目でアウト。

 どのみち中の人同士がご結婚されるくらいの恋愛映画なので遅かれ早かれ退場ではある。

スポンサーリンク

謹賀新年2019

 あけましておめでとうございます!

 なんかすっかりFire HDとFGOローディング時間のブログみたいになっています。デレマスのライブにも行ったよ!

 ローディング時間はFGO晦日スペシャルで2019年の改善点に上がっていたのでDWマジ期待していますから。

 今年最初のFGO開幕5分でご覧の有様でしたががんばってほしい。

 あ、福袋はシャーロックさんと秦良玉さんが来てくれたのでありがとうございます!

 やったぜ!

 それはそれとして、いろいろと本は読んでいるんですがこう書き残すところまでいけないのが残念です。

 書いてるうちに長文になっていくのがクセみたいなものですが、長文になってしまうことがわかってしまい億劫になってしまっている感じなのが悪いところです。

 最近だと豚公爵とかお気に入りでマンガから入って原作読んでる途中だったり。

 なぜか気がつくとアニメのライバル役に途中から転生してしまっていた主人公がアニメと違う結末を迎えるために奮闘する話で、ライバル役の豚公爵にも主人公適性がもともとあったこともありそれをふんだんに使うことでマイナスからの成り上がり(?)のようなチートのような面白さ。アニメ主人公シューヤの存在感はどこまで薄くなるのか。

 ロードエルメロイとかも買ってきているので読みたい。(まだAmazonなどには無いみたい?)

ロード・エルメロイII世の事件簿 9 「case.冠位決議(中)」(BOOK☆WALKER)

 あとゲームは相変わらずスマホなんですが、「UNDERTALE」というコンソールゲームを今更ながらに知ってプレイしていました。クモが倒せない。

 もう完全に根気がなさすぎてつらいです…スマホパチスロに慣らされすぎている(スマホパチスロも、「短期間で決着を付けるルーチンワークを繰り返させる」ように最適化されているのでこれに慣れてしまうとたいへんなんです)。MOTHERとか好きだった私としてはゲームの雰囲気とかバトルのアイデアとかすごく良いと思うんで自分の根気のなさがかなしい。ちゃんと腰を据えてクリアしたい一本です。

 私が買ったのはVitaのDL版ですが、他にも色々なプラットフォームで出ているようなので是非。

 そういえばPSクラシックも開けてないんだ…昔好きだったRPGが豊富ですごく素敵なクラシックなんじゃが…

 いかんな、去年できなかったことに引っ張られすぎてる。

 そういうわけで今年の抱負としては、初心に返って短くてもよいから書き残していきたいですね。

 振り返ると去年は読んだ本に比べて記事数が少ないからさみしい。記録として残していきたいと思っていますので、今年もよろしくお願いいたします。

 皆様にとっても良いお年となりますように。

 でも最初にFGO第二部三章をクリアしなければならないのでクリアします。(イベントに参加できないので…)

スポンサーリンク