つんどくダイアリー

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わりと好き勝手書いてるからネタバレてたらごめんね。旧「怒濤の詰ん読解消日記」。積まれてしまったマンガ、ラノベなどを読んで感想を書いています。結果として面白い本の紹介だったりまとめだったりになってる。/端末の表示によると、あと740冊/※本サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。ページ内のリンクがアフィリエイトリンクの場合があります。

誰も彼も自由すぎる。「Fate / strange Fake」3巻感想

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Fate/strange Fake (3) (電撃文庫)

 まだ1日目なんだぜ…これ…

ここから先にはネタバレがあります。Fateシリーズはその話の展開、構成すべてに驚きと仕掛けが込められているようなもので、どうあっても感想というとネタバレになってしまうところがあるかもしれません。(おいしいところはなるべく残しておきたいとは思っていますが) 未読の方、ネタバレが気になる方はここで引き返し、迷わず本作を手に取ることおすすめします。

 

 

  誰を応援するべきなのかもう面白すぎてわからないんですけど、あとがききを読んでると一番応援するべきは著者の成田先生ではないかとすら思えてくる。

 帯にある

二次創作というマットの上で、

ここまで超絶難度のアクロバット

華麗にこなす演者は

成田良悟をおいて他にいるまい 

という虚淵氏の言葉が(FGO進めてると)実に良くわかんだね!

www.fate-go.jp

 Fate月姫などの世界観を踏襲しつつ予想外のところでまとめ上げているそのアクロバット技巧がもともとすさまじいのはもちろんなんですが、そこからさらにFGOという公式をくぐり抜けつつ評価点を獲得する。あのゲームの以前と以後で難度格段に違ってるよな…

 

ロックなセイバーさん

 セイバーさん、バンドセッションで動画配信デビューする。

 

 そっかー英霊って配信できるんだー  というレベルの小学生並の感想しか出てこない。

 自由だ…その自由さこそがロックだ…!

 

 セイバーさんの真名と能力も明かされてまたそのアーサー王大好きが高じた結果みたいな宝具(と呼べるのかあれは)もまたロック。流石の本場イングランド

 

 セイバークラスってアルトちゃんのイメージがあるからオーソドックスで基本に即した能力だと思っていたんだけれど、この宝具といい影といいこれはむしろどうしてセイバーなのか。

 ただこれでも真名からすると申し分ないしセイバーが一番似合ってるというのもそう。

 

 セイバーさんはどこかでアルトちゃんと出会えるといいなあと思います。大変面白いことになりそう。

 

雇われの傭兵が呼び出したもの

 半ば捨て駒として召喚に臨んだ傭兵シグマが呼び出したもの。これが一体どういうものなのか未だよく分からない。

 何がしたいのかもよくわからないし、今のところは便利能力程度の…でもその程度で終わるはずないですよね…

 

 シグマ自身も、これ、そこで冬木のそれに繋がるのかというところは本当になんと言っていいか。一気に「生き残ってほしいランキング」の上位に来ますねこれは。

 英霊のほうのつかみどころがなさ過ぎて、シグマくんがダークホースになるのかこのままひっそりしていることになるのかわかんないんだけど。そもそも彼に願いがない。

 終盤に向かうにつれ、何かを見つけることになるのか、淡々と退場していくことになるのか。目的のない試練の始まりです。

 

自由すぎるパフォーマーたち

 うん。真贋すべてのサーヴァントとマスターが出そろったわけですけど。

 ロックなセイバーさん以外にもしょっぱなから令呪3画消費する町中に呪いを振りまくわ…極めつけはアレ。フランチェスカお前。何を喚んで…っていうか、それ喚べるの…ええー ええー!

 

 これはほんとに、盲点といいますか言われてみれば可能…思えば冬木の彼と彼もこの構図としてはそうといえばそうなんだよな…厄介さが2倍だね!

 真名は誰だってレベルじゃないけどな。

 

 でもフランチェスカの正体とかから思うと、彼女がアルトちゃんのほうに固執してる感じなのはちょっとわからないところがあるんですが、青髯の旦那もアルトちゃん大好きだったしセイバー顔は罪なのかもしれない。

 

 あとあの英雄は何をおいても狂わされる運命なのか。少し不憫になる…

 

 アインツベルンの暗躍やアヤカの正体、積み重なるエルメロイ二世の心労…でもフラットくん、とぼけてるけどやっぱり優秀でむしろ安牌な感じすらしてきますよね。

 でもまだ1日目でこれだ。いや1日目だからこそなのか。誰も彼もが好き放題…いや、真ライダーは真面目っぽい? あとティーネちゃんの安定した幼なかわいさ。ギルは今回本当にマスターに恵まれた。

 カードも出そろい、いよいよサーヴァント同士の激突が本格化していくことになるであろう次巻、この儀式の結末はどこに向かっていくのか…

 

 

 


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