小説「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」のアニメ版コミカライズ。
生徒会選挙の決着と、クリスマスイベントに向けての話が動き出してにっちもさっちもいかなくなっていく巻。
ええ。もともとこの意識高い会議で実際の時間がどんどん削られるというのはほんとにつらいエピソードなのですがマンガになるとより雰囲気が伝わってくるのでよりつらいエピソードになりますね…(震え声
あと一週間ってどう考えても無理でしょ…(震え声 みたいな…(震え声
どうしてこう頭の痛い話をつっこんでくるのか…(震え声
(「やはり俺の青春ラブコメは間違っている。-妄言録-」8巻より)
選挙エピソードも、雪乃が「諦めた」瞬間というのが伝わってきて、それを八幡や結衣が察するのが決着着いた後だったというのがつらい。何も言わなくても内心の期待通りに察して進んでくれる、というのはある種の甘えなのかもしれないけど。いやでもそうはいっても分かってくれる期待をしていたんだろう。
そういう視点で見てみると、「奉仕部」の活動というのはある意味生徒会的なところがなくもなくて、先生も予行演習的なつもりでさせていたのかもしれないなと思うところもあるし、由比ヶ浜結衣はじめ皆が嫌がっていたのはこのメンバーが離れ離れになることだから、もしかしたら違うハッピーエンドがあったのかもしれないというか普通そうなるんじゃないのっていうところを外してくるのが本当にひねくれてる(原作の)意思を感じる…
八幡のやり方も間違え方もつらいものがあるけれど目が離せない…でも選挙のそれはたぶん現実にやったら速攻バレると思うから(現実的な意味で)真似しちゃあかんやつやで。
この巻は選挙戦-その後というところもあり一色いろはの登場が多くてあの唐突に素になるあたりとかイカしてるし戸塚は天使だし 扉絵のゆきのんエプロンだしでそういうところで暖をとっていくしかない。番外編の保育園エピソードがほっこりします。はい。