つんどくダイアリー

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わりと好き勝手書いてるからネタバレてたらごめんね。旧「怒濤の詰ん読解消日記」。積まれてしまったマンガ、ラノベなどを読んで感想を書いています。結果として面白い本の紹介だったりまとめだったりになってる。/端末の表示によると、あと740冊/※本サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。ページ内のリンクがアフィリエイトリンクの場合があります。

才能あふれる女子小学生ついに! 羽ばたく! 大会に! 「りゅうおうのおしごと!」4巻感想

りゅうおうのおしごと!4 (GA文庫)

 あふれる女子小学生力才能! やったぜ!

参戦! マイナビ女子オープンチャレンジマッチ!

 今巻は東京で行われる「マイナビ女子オープン」という大会に、桂香さん、あい、天衣の3人が参加するところから始まります。

 この大会は実在する大会で、どうも女流棋士の登竜門のような感じでしょうか。

 大会の流れとしては「チャレンジマッチ」→「一斉予選」→「本戦」となっており、この大会の「チャレンジマッチ」と「一斉予選」を抜けると女流三級所持者は女流二級(プロ)に、「本戦」で1勝できれば研修会へ行かずとも女流三級になることができるとのこと。

 つまり通常は研修会→女流三級→女流二級(プロ)というルートのところを、本戦1勝まで進むことが出来れば女流棋士への最短ルートが成るということのようです。

 あい達が参加するのは「チャレンジマッチ」からですが、この最短ルートを狙って…というよりは、初公式戦の腕試しみたいな感じですね。桂香さんはガチじゃないとまずいですが…

 そう、これがあい&天衣の初公式戦となり、あふれんばかりの女子小学生力才能が世に解き放たれてしまうのです…!

立ちはだかる棋士たち

 しかしそんな簡単にプロになれるのであれば苦労はない。

 大会なのだから当然、将棋に賭けた女子たちが集まりしのぎを削っていきます。

 その中でも注目株なのが、まるで才能だけで相手を叩き伏せるかのような将棋を指す女流帝位、祭神雷。

 雷とあいの、直感と才能ーーある意味、同族同士の殴り合いは本当に熱い。ほんといろんな意味で同族だし。八一も大変だな。爆発しろ。

 同じく参加している天衣も、桂香さんもそれぞれの対戦相手と向き合い、トーナメントという巡り合わせに挑んでいきます。

 大会という場を得て発揮される実力、崖っぷちでの戦い、容赦なく別れる明暗…勝負事はちゃんと決着がつくからこそ感動が生まれる。

 そして勝ったものも負けたものも、それはひとつの結果でしかなく続いていくところまで感じることができるところが本当に良いですね。

神への一手

 また、静かに同時に進行していた、次へ繋がる展開としての神鍋歩夢VS名人戦

 これに勝利したものが竜王への挑戦、つまり八一の対戦相手となる勝負となります。

 圧倒的な実力でこれまでの勝負を制している名人と、それを喰らうかのような気合いを見せるゴッドコルドレン。それに至る準備も含めて、熱い戦いです。

 だが準備編については釈迦堂さんGJと言わざるを得ない姉弟子のかわいさにより別の意味でアツい。挿絵タイミングよくわかってる。うん。

 そんな大会と、次回への伏線で構成されている今巻を読み終えた感想としてははよ次巻! と言わざるを得ないですね。

 八一は出番はあったけど(将棋的な意味で)あまりメインではなかった気がするので、そのぶん期待ですね。

 でも地味なところでその実力を見せたり、あいとのやりとりで師弟そろってずば抜けてるわこいつらみたいなところとかがあったりで、そういうところからも次に来るであろう対決が楽しみです。

 そして特装版のドラマCDがもはや将棋すら出てこず女子小学生と淡路島でお泊まり合宿という現実。

 姉弟子、声が入るとほんとさらにかわいいし八一が姉弟姉弟子言ってるから忘れそうになるけどまだ女子中学生だから大丈夫だよ。

 あと八一はそのうち爆発すると思う。