つんどくダイアリー

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わりと好き勝手書いてるからネタバレてたらごめんね。旧「怒濤の詰ん読解消日記」。積まれてしまったマンガ、ラノベなどを読んで感想を書いています。結果として面白い本の紹介だったりまとめだったりになってる。/端末の表示によると、あと740冊/※本サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。ページ内のリンクがアフィリエイトリンクの場合があります。

ジャンル-戦争

続いていくシンたちの戦い「86―エイティシックス ラン・スルー・ザ・バトルフロント」上下巻【ラノベ感想】

上下巻です。 上巻では新ヒロインのフレデリカ、下巻では安定のレーナ。 これは明確に1巻の続きなのでまだ未読の方はまず1巻からお読み下さい。 ※ここから先にはシリーズ前巻までについてのネタバレがあります。続き物なのでご容赦下さい。

「86 -エイティシックス-」使い潰されるだけの少年兵たちと、指揮官の少女が辿り着く場所への物語。【ラノベ感想】【第23回電撃小説大賞 大賞受賞作】

第23回電撃小説大賞、大賞受賞作です。 戦争ものですから当然ひどい有様で最悪な状況しかないのに、読んでみると不思議と絶望感はなく、高潔で美しいという印象を全体から感じ、最後の最後、最後の最後の最後まで続きを追うことを止められない作品でした。 …

常敗無勝のクズ博徒が戦争というより大きな賭場に引っ張り出されて全額BETされてる件 「破滅軍師の賭博戦記 幼き女王は賽を投げる」感想

(NOVEL 0)" title="破滅軍師の賭博戦記 幼き女王は賽を投げる (NOVEL 0)" class="asin"> 戦争が博打なのはいい。わかる。だがその男で大丈夫か…? ヴァストファリアのギャンブル狂 士官学校で教鞭を執りつつ酒と博打にのめりこむ日々を平和に過ごしていたク…

お嫁入りしたすずさんの、ありゃーな日常奮闘記 映画「この世界の片隅に」感想

C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会 すずさんのありゃーっぽさが光りつつもじんわりくる、前評判に違わぬいい映画でした。 すずさんと共に見る、広島・呉の記憶 第二次世界大戦中~末期の広島・呉を、一人の女性の視点からすごく丁寧に映…

昭和19年、広島から呉にやってきた天…真爛漫お嫁さんの日常奮闘記! 「この世界の片隅に」感想

広島は呉にお嫁にやってきたすずさんの生活を中心にして愉快に綴っていく漫画。だいたい嫁入り日常系。 もうすぐ(11/12)劇場公開される映画「この世界の片隅に」の原作になる漫画。最近よく名前をみるようになったので、つい読み返してしまいまして。 呉にお…

「ゲート ー自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」コミック版9巻感想 おねえちゃん登場の巻

ついに登場弾けるレレイのお姉ちゃんアルペジオの巻! 表紙のセンター! ダイナマイト! アニメ版で見てからのこのザンネンっぷり…強く生きるんだ…! いざロンデルへ 突然日本に現れた異世界との「ゲート」、その異世界で自衛隊大奮闘の本シリーズ9巻目。レ…

「ドリフターズ」5巻感想 ねこ

(「ドリフターズ」5巻より) ついに動き出す黒王様の軍 戦場で死に瀕したとき、謎の異世界に飛ばされた島津豊久。そこにいたのは織田信長に那須与一。「漂流者」と呼ばれ死の間際に流されてきた偉人達は、その世界で人間に虐げられていたエルフとドワーフを解…

「機動戦士ガンダム0083 星屑の英雄」地球編/宇宙編感想 ガンダムVSガンダム!

GPシリーズは個人的に好きなガンダム上位のガンダムであってそれが活躍するOVAシリーズのコミカライズ。やはりフルバーニアンはいい… ジオンに奪われたガンダム 「ガンダム」が連邦の象徴でスペシャルな機体であることの側面が今よりも強かった時代に、これ…

「機動戦士ガンダム ムーンクライシス」感想 狙われる月、迫るリミット、駆け抜けるハイランダーたち!

Z系MSが大活躍だ! やったぜ! あのWRに変形して高速で飛んでいくのが最高なMSの系譜ですよ! (「機動戦士ガンダム ムーンクライシス」上巻より) 途中で主人公機が新型に切り替わるのも大変アツイ。 (「機動戦士ガンダム ムーンクライシス」上巻より) うちに…

「Gの影忍 完璧版」感想 時は宇宙世紀0079、無情なるMS忍術合戦

忍びとは、かくも哀しく影に生きるものたちであるのか。 Gの影忍とは モビルスーツ(以下MS)を操り影に生きる忍たちの活躍を描いた宇宙世紀忍術絵巻である。 時代は宇宙世紀0079~0093(おそらく。ネオ・ジオン総帥らしきシャアが出てくる)。謎のガンダムタイ…

「ソードアート・オンライン」17巻感想 ますます苛烈さを増していく最終負荷実験、その行方は

そして戦場に舞い散るリアルワールドのプレイヤー達。 血みどろの総力戦 もうこれなー、VRゲームだというのは前提になってるんだけどほんとにもうバーチャルじゃ済まない。 アンダーワールド寄りの視点で描かれているからというのはあるけど、ああそうか、ゲ…

「Pumpkin Scissors」20巻感想 地獄のような状況が続く続く

本当に一体どこまで続くのか…そろそろ終わりが見えてきた感じでもあるけれど… 対戦車部隊「901ATT」 歩兵で戦車を撃破するという無理を押し通すために非人道的装備を突っ込まれ兵士に仕立て上げられたという超兵士部隊。その生き残りであるオーランド伍長が…

「ミスマルカ興国物語」11巻感想 激化する戦場、獅子奮迅の英雄、策略の一手

表紙のとおり、ある意味パリエル回ではあるんですがいいのかここまで血なまぐさくて。 全体的にシリアス回。そして二部ラストへ向けての布石でもある回。 激化する戦場 ヘリオト家の子息暗殺に端を発するヘリオト公VSヴェロニカ商工同盟の争いは連合VS帝国の…

「ミスマルカ興国物語」9巻感想 おてんば姫の帝国に勝てる気がしなかった件

表紙はシャルロッテ姉様。表紙では見切れてますけど素足という最強さ。どうして靴を両方ともお脱ぎになっているかは本編参照である。 帝国はつよかった マヒロが帝国に移送され、グランマーセナル帝国皇帝ネオシスとの謁見を果たし、物語の中心は帝国中枢へ…

「ミスマルカ興国物語」8巻感想 その後、であり新たな物語の幕開けであり

表紙はでっかくルナス様。 今巻から第二部、帝国編の始まりであり、前巻ラストに続く冒頭の活躍などからルナス回といっても過言ではない。 国の行方 …というわけであのラストからの開始であり、流石に沈痛な開幕となっていますねこは。 終わりが終わりだった…

「ミスマルカ興国物語」6巻、7巻感想 かつてない怒濤の展開で第一部、完。

6巻はちょっと紋章関係ない連作短編的なそれ、7巻は何を言ってもネタバレになりそうな勢いでの第一部完。 話の焦点も、ジェス君のこれまでとこれから、みたいなところがあり。もしかしたらこれまでの話の主人公は勇者ジェスだったのかもしれない。 続々と登…

「ミスマルカ興国物語」4巻感想 その者、一切の衣を纏わず金色の野に降り立つべし

X巻の表紙便利すぎ。 おい。 はい。 そう3巻あとがきでの予告通りに奴が! 奴が帰ってきた! 実のところ今巻、民主主義と平等とは、資本主義VS共産革命、それぞれの理想と現実みたいなところが随所にあって面白く興味深く読んではいたんですがどこかお堅いと…

「ミスマルカ興国物語」3巻感想 かわいいメイド㌠のぶっとび武装キャラバンレースの巻

隙あらばメイドが出てくる。チーム名になる。それがジャスティス。 武装メイドと化したパリエルに最強メイドのエーデルワイスも参戦してますますメイド待ったなし! そういう話ではない。 はい。 聖魔杯を復活させるための紋章集めに諸国漫遊に赴くこととな…

「ミスマルカ興国物語」2巻感想 奴が! 奴が来るZ~~っっっ!

Go! フリィーーーダァーーーームッ!!! 違うそっちの巻じゃない。 そう、この巻から、ついに奴が来てしまうのです。 ゼンラー星からやってきた自由の騎士が! そういう話ではない。 …はい、そうですね。 もうあの登場から退場までの流れが完全にツボって…

「ミスマルカ興国物語」1巻感想 アホでスケベで勢いまかせの王子が口先とハッタリだけで国を救うぶっ飛んだファンタジー!

小気味よいテンポの会話と勢いだらけの展開で読んでる方も一気に最後まで勢いで読み切りふぅ~~という一息をつくような物語。 マヒロ王子は最高にイカしてるしイカれてる。 だいぶ古い作品(2007年)なのですが全部積んでたわけではなくて少し前に出たものを…

「アンゴルモア 元寇合戦記」5巻感想 安徳天皇との邂逅につかの間の休息

九州・対馬に攻め入ったモンゴル軍との合戦を描く本作、今巻では刀伊祓の里に逃げ込み一息というところ。 安徳天皇が壇ノ浦の戦いから落ち延びていて義経の刀の話をするところとかは、おお伝説だ…みたいな感じになるのですが安徳天皇っていうとあんとく様の…